新しい住まいに移り住む時、家具は後にして、外からの視線を下げぎるため、真っ先にカーテンから揃えるというという人も多いでしょうね。
そんな時、あなたならどこで買いますか?
「カーテンってただの布なのに、意外と高い。」過去4回の引っ越しの度に感じたのが、この感想です。
特に今のマンションは横長リビングで掃き出し窓のサイズが2×5.5m。
リビングダイニングの1面が全部窓なので、明るくて開放感があるのですが、全部にカーテンを取り付けるとなると、財布が…。
しかも、既製品では見つからないサイズだったので、オーダーにしなければならず、予想外の出費でした。
そして、インテリアについて勉強している今、「あの頃知ってたらもっと安くカーテンを揃えることが出来たかも。」と思うのがIKEAのカーテンです。
IKEAのカーテンは既製サイズなのですが、ハトメスタイルが魅力♪
装飾レールと組み合わせることで、おしゃれな窓周りを演出することが出来ます。
という訳で、今回の特集は、IKEAのカーテンを使ったコーディネートを紹介します。
カーテンの取り付け方やカラーコーディネートを参考にしながら、魅力的なIKEAカーテンの世界を見て行きましょう。
IKEAカーテンコーディネート-目次
1.ハトメスタイルって何?
ハトメスタイルは、カーテンの上部に金属製の輪っかがついていて、その輪っかを装飾レールに通すスタイルのことです。
IKEAのカーテンは長さが2m50cmなので、天井高が2m50cm以上あるお部屋なら、窓よりも高い位置に装飾レールを取り付けて、窓を大きく見せ、部屋を広く見せることができます。
掃き出し窓の上端よりも高い位置に装飾レールを取り付けて、ハトメスタイルのカーテンを取り付けたリビングの例。
窓の上端ギリギリのカーテンレールに窓サイズぴったりのカーテンを取り付けるより、天井が高く見える気がしませんか?
※IKEAのカーテンは全シリーズがこのスタイルという訳ではありません。
カーテンの吊元スタイルの基礎知識に関しては下記のトピックを参考にして下さいね。
2.IKEAの柄カーテンを使ったインテリアコーディネート例
黄色の壁紙の子供部屋にホワイト地に赤・黄・オレンジ・青で三角形を描いたカラフルなカーテンをコーディネートした例。
子どものはしゃぎ声が聞こえてきそうな明るいインテリア!!
このカーテンはもう廃盤なのですが、米版アマゾンでは購入可能です。
グリーンの壁紙にホワイトにグレーの模様入りのIKEAのファブリックで作ったカーテンを組み合わせた例。
現在このデザインのファブリックは取扱いがない様子です。
デスクの上にある収納家具もIKEA製品。
このカーテンの吊元は最初に紹介したハト目ではなく、カーテンの上部に輪っかがあるタイプです。
ブラウン&紫でまとめたエレガントな寝室インテリアに、草木模様の優しいイメージのカーテンをコーディネートした例。
ベッドの上部の壁にあるアートもIKEA製品。
植物というテーマで揃えたアートとカーテンのコーディネートが素敵ですね。
残念ながら、このカーテンは廃番の様子です。
同じカーテンを子供部屋に取り付け、ブラインドとコーディネートした例。
同じカーテンなのに、部屋の雰囲気が全く違う!!
1個前の事例は、モダンな印象でしたが、こちらは可愛い感じです。
濃紺のアクセントクロスにオレンジの収納家具をコーディネートし、ダークブルー&オレンジの模様入りのカーテンを組み合わせたリビングの例。
部屋全体のカラーコーディネートの仕方がセンス抜群!!
柄入りのカーテンを使う場合は、家具に使ってある色と同じ色を使ったものを選ぶと、ゴチャゴチャした印象を回避できそうですね。
白地にブルー&紫の葉っぱの柄のカーテンをコーディネートしたダイニングの例。
ダイニングの壁は、全周ブルー。正面の壁はグリーン系のファブリックと言った具合で、白い壁が全く無い!!
海外ならではのカラーセンスをしたインテリア例ですね。
白地に淡い色で花柄を描いたシャワーカーテンを取り付けたバス&トイレの例。
このカーテンも廃番品ですが、柔らかい印象がとっても素敵!!
シャワーカーテンは今まで単色のものしか使ったことがなかったので、「こんな柄カーテンにしたらもっとおしゃれなバスルームを演出できたんだ…。」と出会いの遅さに後悔です。
ピンクの壁紙に白地にピンク&オレンジ&黒の大きなドッド柄のカーテンをコーディネートした例。
子供部屋かな?
黒、ピンク、白をベースにしたポップなインテリアですね。
ホワイトでまとめたインテリアに花柄のキュートなカーテンのコーディネート。
これも子供部屋かな?
シンプルな家具で部屋をまとめてカーテンをアクセントにしたい場合に参考になりそうな事例です。
薄いグレーの壁に暖色系&暖色系をミックスした花柄カーテンをコーディネートした例。
1個前の事例と似てますが、こちらは、ブルー系の色味が入っているので、爽やかな印象もしますね。
南向きの窓にカーテンを付ける場合は、こんな色合いをチョイスした方が、夏に涼しく過ごせるかもしません。
3.IKEAの単色カーテンを使ったインテリアコーディネート例
ダイニングスペースの腰窓に長さ2.5mのグリーンのカーテンを取り付けた例。
腰窓には腰窓サイズのカーテンをコーディネートしがちですが、「そこに大きな窓があると。」と錯覚させるワンランク上の技です。
装飾レールは、窓枠やペンダント照明(シャンデリア)のブラックと合わせてあるので、見た目にも統一感がありますね。
ホワイトの壁に木のイラストのウォールステッカーを張り、ホワイトのカーテンをコーディネートした寝室の例。
このカーテン、窓だけでなく、部屋の周囲を囲むように取り付けてあります。
しかも、カーテンレールの位置は、窓よりも高い天井との境目。
色だけでなく、取り付け方も工夫すると素敵なインテリアになりそうですね。
陽射しがたっぷり注ぎ込むリビングの掃き出し窓にホワイトのカーテンをコーディネートした例。
背もたれと座クッションにイラストが入ったソファが素敵♪
ソファや家具に柄物を使う時は、カーテンはシンプルな方が似合います。
窓辺にダイニングスペースを作り、屋外のカフェテラスのようなダイニングテーブルセットを置き、ベージュのカーテンをコーディネートした例。
この事例も腰窓に対して2.5mの長いカーテンが組み合わせてあります。
こんな事例を見ていると「カーテンの長さは窓のサイズに合わせなければいけない。」という考え方が変わってきますね。
ダークグレーのソファを置いたリビングにピンクのカーテンをコーディネートした例。
2005.8現在、IKEAにはピンクのカーテンが無いので、昔のシリーズかな?
薄いグレーの壁色との組み合わせが可愛いですね。
ちなみにラグもIKEA製品です。
縦長リビングにある2つの腰窓にグレーのカーテンをコーディネートした例。
窓と窓の間に壁があるのですが、カーテンレールは2つの窓の端から端まで。
しかも、カーテンレールを天井ギリギリに取り付けてあるので、ここに大きな掃き出し窓があるように見えますね。
レンガ+グレーの壁紙の寝室にダークグレーのカーテンをコーディネートした例。
海外のインテリアは、眠るだけの部屋でも徹底的におしゃれにコーディネートした事例がいっぱい!!
ヘッドボードの代わりに、ガラス付のドアを横に向けてレイアウトするアイデアも参考にしたいですね。
さきほどの事例を同じカーテンをホワイトの壁の寝室にコーディネートした例。
こちらの事例の家具はダークブラウンをベースにしてあるので、ほんのり暖かい雰囲気も感じますね。
ホワイトの家具、グレーのベッドリネンでまとめた寝室にグレーのカーテンを取り付けた例。
このカーテンの取り付け方、変わってる!!
窓のある壁ではなく、天井にカーテンレールが取り付けてあります。
窓下に出っ張りがあり、更に窓を大きく見せたい場合の参考になりそうな事例ですね。
最後に、発色が美しいSanelaのライトターコイズをコーディネートした事例を4つ。
SANELA
Sanelaは、少し厚手のカーテンシリーズ。
ボリューム感があるカーテンなので、カーテンの存在感を出したい時に活用すると良さそうです。
うぐいす色の壁紙のダイニングにSANELAをコーディネートした例。
この壁色にこのカーテンの色を組み合わせるのは、海外らしい発想かも。
壁にターコイズ色があることで、インテリアのアクセントにもなっていますね。
真っ白な壁にSANELAをコーディネートした寝室の例。
薄いカラーのインテリアの中にパッと目を引くブルーがあると、それだけで“うぉ!!”と思えますね。
この色のカーテンを取り付ける時は、カラーコーディネートをホワイトメインにするか、後から紹介する黄色をプラスすると、魅力がアップしそうです。
黄色のチェア+ホワイトの円形テーブルにターコイズのカーテンをコーディネートした子供部屋の例。
黄色とのコンビネーションが素敵過ぎ!!
この色の組み合わせ、子供っぽく感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、リビングに使っても素敵ですよ。(下の事例)
グレーのソファに、黄色&グレー&ブラックのストライプラグをコーディネートし、ターコイズブルーの家具とカーテンを組み合わせた例。
正面に見える水色のTVボードは、Nittorp TV台。
ソファの上にある黄色のカバーがアクセントになって、インテリア全体をググーンとスタイリッシュにしていますね。
IKEAのカーテンは長さ2.5mですが、腰窓にコーディネートして、窓を大きく見せるアイデアはとても参考になりましたよね。
これまで“カーテンサイズは窓+10cm”と呪文のように覚えこんでいましたが、「窓サイズを気にすることはないのかも…。」と事例を見ていて感じました。
我が家も、天井ギリギリにカーテンレールを付け替えて、巨大な窓があるように錯覚させてみようかしら?
[参照元:Houzz Inc]