フローリングの部屋が多くなってきた昨今の日本の住宅事情。
私が困ると思うシチュエーションは、住人以外の人が室内に侵入(?)してきた時なのですが、みなさんはどうですか?
我が家の場合、主人が自営業なので、仕事の打ち合わせを自宅(兼事務所)で行うことが多いのですが、最初、相手は一人だけだと聞いていたのに次から次へと人が増え、最終的に大人数になってしまうということが年に2~3回ありました。
畳の部屋なら、5枚でも10枚でも座布団さえあれば、机の周りに置いて適当に座ってもらうことができるのですが、我が家はフローリングのおうちなので、人が増えるたびに、ダイニングから椅子を移動して対応する必要がある。
でも、我が家のダイニングは、2年前にソファダイニングにしたので、動かせる椅子が1脚しかない。
元々住人が2人しかおらず、狭い家なので、予備の椅子をしまっておく場所がある訳ではなく、こういうことが起こるたび「移動が楽な椅子を準備しておこう。」と思っていました。
そんな時に目についたのが、フランスのTOLIX(トリックス)社(公式サイト)のカラフルな椅子たちです。
TOLIX(トリックス)の椅子は、一見プラスチックに見えますが、スチール+亜鉛メッキ製で、しかも、5kg前後という軽さも魅力。
我が家の場合、対面式キッチンのカウンターの下にスペースがあるので、そこにスツールタイプのHチェアを並べておく(実用はしない)という方法で、「予想外の人が増えた時の緊急椅子(?)をレイアウトしておくことができるのでは?」と思っています。
もちろん、TOLIX(トリックス)社のチェアは、ダイニングチェアやカウンターチェアとして活用するのもOK。
軽やかなデザインのチェアたちは、圧迫感を与えることなく、室内に程よい彩りを添えてくれるので、狭い日本のフローリングの住まいにピッタリ!!
TOLIX(トリックス)の椅子を知らないという方も、実例を見て、この椅子の魅力に憑りつかれてみてくださいね。
※TOLIX(トリックス)の椅子は、日本の通販ショップで手に入ります。
トリックスの椅子のコーディネート実例-目次
1.トリックスの椅子の種類を知っておこう
トリックス社には、大きさやデザインが異なる21種類の椅子があり(参照:公式ページ)、それぞれにカラーバリエーションがあるので、どれを使おうか悩んでしまいますが、海外でよく使われているのは、AチェアとHチェアです。
Aチェア
Aチェアは背もたれ付きの椅子で、ダイニングチェア、デスクチェアなどに最適。
カラフルなので、壁際に置いてディスプレイとしても活用できます。
Hチェア
Hチェアはスツールタイプの椅子で、カウンターチェアやリビングや寝室に間借したデスクスペースや補助椅子に最適。
天板の下にピタリと隠せる背もたれがないデザインです。
この事例のように対面キッチンのすぐ横にソファを置くレイアウトの場合でも、コンパクトにチェアをカウンター下に収納できるので、「通路スペースを確保しつつ、キッチンカウンターで食事。」という憧れのシチュエーションも実現可能。
2.トリックスの椅子を椅子としてコーディネートした例
2-1.トリックスの椅子inキッチン
ホワイトのL型対面キッチンのカウンターにホワイトのHスツールを2脚レイアウトした例。
キッチンの奥の窓際にもホワイトの長方形テーブル+ブルーのAチェアで2人掛けダイニングが作ってあります。
真っ白なキッチンに真っ白なチェアの組み合わせなので、空間が広々と見えますね。
ホワイトの扉柄+ステンレスカウンターのアイランドキッチンの対面側に水色、ピンク、黒、緑のHスツールをコーディネートした例。
キッチンの奥にあるダイニングスペースには、赤、黒、水色のAチェアをダイニングチェアとして活用。
カラフルなチェアでポップに演出したダイニングキッチンがたまりません!!
グリーングレーの扉柄+グレー系マーブルの対面キッチンのカウンター下に真っ赤なHスツールを3脚コーディネートした例。
真っ赤な椅子がアクセントになってとってもおしゃれに見えます!!
LDK全体をベージュやホワイト、ライトグレーでカラーコーディネートして、チェアでアクセントを入れるインテリアの作り方は、インテリア初心者でも簡単に真似できそう!
黒×ホワイトのアイランドキッチンの対面側に真っ赤なHスツールを2脚レイアウトした例。
キッチンの隣にあるダイニングスペースにも真っ赤なAチェアを置いたキッチンと同じカラーコーディネートがしてあるので統一感があります。
黒っぽい家具と真っ赤なチェアの組み合わせは、スタイリッシュな印象を受けますね。
木製カウンターの下にグリーンとグレーのHスツールを収納した例。
カフェっぽいキッチン空間を作りたい時に参考になりそう!
黒板塗料と組み合わせると、さらにそれっぽいインテリアが作れそうですね。
大理石のキッチンカウンターにロースチールのAチェアを4脚コーディネートした例。
これまで紹介してきたチェアよりも脚が長いバースツールです。
背もたれ付きなので、存在感が出ますが、リッチなキッチンを演出したい時におすすめです。
木製のアイランドに水色のAチェアをコーディネートした例。
木と水色を組み合わせるという発想が頭になかったので、このカラーコーディネートにはビックリ!
カジュアルなキッチン空間を演出したい時におすすめです。
2-2.トリックスの椅子inダイニング
長方形の木製ダイニングテーブルにロースチールのAチェアを8脚コーディネートした例。
インダストリアルなダイニングを演出したい時に参考にすると良さそう!
木製のテーブルに木製の椅子を組み合わせたダイニング空間にはない冷たさを感じるので、生活感を出したくない場合にも使えそうな気がします。
窓際にソファを置き、反対側に黒のAチェアを2脚レイストしたカフェダイニングの例。
ダイニングテーブルと椅子がまるでセット品のように馴染んでますね。
オレンジや赤のファブリックを使った温かみのあるカラーコーディネートも参考にしたいポイントです。
木製のダイニングテーブルに赤とロースチールのAチェアを交互にレイアウトした例。
カラー使いがとっても素敵♪
ヴィンテージ風味のテーブルとロースチールを組み合わせると、アウトドアっぽい雰囲気も出ますね。
木製のダイニングテーブルに赤、青、白、黒のAチェアを合計5脚コーディネートした例。
椅子の色が全部違う!
ダイニングの椅子って、全部同じにするのが正しいと思ってたら大間違い!!
カラーバリエーッションが豊富な椅子は、この事例のように好きな色をどんどん取り入れて遊び心のある空間を演出しないともったいないです。
ホワイトの円形テーブルに黒のAチェアを3脚とナチュラルブラウンの木製チェアを1脚コーディネートした例。
1個前の事例とは異なり、椅子のデザインを3:1で組み合わせたバージョンですが、室内にカフェがあるみたい♪
この白いテーブルは、DOCKSTAテーブル by IKEA
2-3.トリックスの椅子inリビング
ライトグレーの2Pソファと黒のレザー製1Pソファを対面式にレイアウトし、壁際にピンクのAチェアを置いてクッションを乗せた例。
この黒×ホワイトのクッションは、LAPPLJUNG RUTA by IKEA。
人が通らない壁際に椅子を置いてセンスアップするインテリアの作り方は、狭い部屋でも真似できそうですね。
オレンジの2Pソファの対面にロースチールのA56 アームチェアを2セットレイアウトし、民族っぽい柄のクッションを乗せた例。
リビングテーブルに使われているのはベンチかしら?
ちょっぴりアウトドアな変わったリビングインテリアです。
2-4.トリックスの椅子in寝室
ブルーのスチールフレームのベッドの足元に真っ赤なHスツールをレイアウトした例。
窓辺にポツンと置いてあるだけなのに、インテリアがグンとおしゃれに見えてしまうのはなぜ?
椅子の上に観葉植物を置いても良さそう!
黒の木製ベッドの横にロースチールのAチェアをレイアウトした例。
ベッドリネンとチェアを同じグレー系でコーディネートした事例です。
もっとパッと明るい印象にしたい時は、枕カバーの色とチェアの色を黄色同士、赤同士、オレンジ同士のいずれかにすると良さそう。
ホワイトのベッド&ホワイトのベッドリネンをコーディネートそた寝室にホワイトのAチェアをレイアウトした例。
黄緑色をアクセントカラーに使ったインテリアの作り方が素敵!!
この場所に椅子があるのと無いのとでは、おしゃれ度が全く違う気がしませんか?
モノトーンカラーでコーディネートした寝室のベッドの両サイドにロースチールのHスツールをレイアウトした例。
左右対称のシンメトリーなレイアウトがとっても美しい♪
シンメトリーは、インテリアをセンス良く見せる基本中の基本なので、コーディネートに興味がある方は是非覚えておきましょう。
ベッドの足元に黒のAチェアをレイアウトした例。
こんな狭いスペースにさえ椅子を置くという、海外のインテリアへのこだわりが垣間見られる事例です。
直線的なパターン柄のラグとベッドニネンの組み合わせ方も参考になりますね。
2-5.トリックスの椅子inオフィス
ホワイトのシンプルな引き出し付きのデスクに黄色のHスツールをコーディネートした例。
真っ白な空間に黄色が映えた素敵なインテリアです!
リビングの一角や寝室にデスクスペースを作る時の参考にも。
ホワイトのデスクに黄色のAチェアをコーディネートした例。
1個前の事例といろの組み合わせ方は同じですが、椅子とデスクのデザインが違うので、また違った印象です。
このデスク周りは、どちらかというと北欧っぽいかな?
ロフト手すりにデスクを突き刺し(?)、チェアにロースチールのHスツールを活用した例。
このデスクの作り方、凄いイアイデア!
奥行き40cm程なので、通行の邪魔にもなりませんね。
黒のデスクにロースチールのAチェアを組み合わせた寝室にあるデスクスペースの例。
デスクと椅子の色の熊岩瀬方は、1個前の事例と同じです。
背もたれの有無で受ける印象が全く変わってきますね。
ナチュラルブラウンの木製のデスクにグレーのAチェアをコーディネートした例。
さっきから、グレーのチェアを3パターン紹介しましたが、トリックス社の椅子って、どんな机とでも相性抜群なところも魅力の一つだと思います。
3.トリックスの椅子をテーブルとしてコーディネートした例
Hスツールを3Pソファの横に置いてサイドテーブルとして活用した例。
Hスツールを3Pソファの横に置いてサイドテーブルとして活用した例②。
どちらの事例もテーブルが実は椅子だなんて全く感じないほど空間に馴染んでします。
リビングの窓辺に一人掛け椅子を2脚ハの字にレイアウトし、間にHスツールを置いて、上に花を飾った例。
ソファの後ろにある絵は、PREMIÄRアート by IKEAです。
この事例は広いリビングですが、狭いリビングにこの絵を飾ると、奥行き感を演出できるので実際よりも広く見せることができます。
茶色のレザーソファをコの字にレイアウトし、黒のHスツールをテーブル代わりに部屋の中央にコーディネートしたリビングの例。
この事例も、テーブルが実は椅子だなんて、一瞬ではわかりません!
2Pソファ×2に一人掛けソファを置いたリビングなので、テーブルにはコンパクトなものを選んで、空間を少しでも広く見せるように工夫がしてあります。
ベッドの横に真っ赤なHスツールをレイアウトして、上にシルバーのスタンドランプを置いた例。
スツールをナイトテーブル代わりにツカウアイデアが素敵!
これなら、狭い寝室でもすぐにまねできそうですね。
ベッドの横にホワイトのHスツールをレイアウトして、上にホワイトのスタンドランプを置いた例。
1個前の事例とレイアウトは同じですが、スツールの後ろにアートを置いてインテリアがセンスアップしてあります。
ベッドの横に黒のHスツールをレイアウトして、上に可愛いシェードののスタンドランプを置いた例。
北欧っぽいインテリアが素敵♪
Hスツールは、これまで紹介した3つの事例のものより脚が長いタイプなので、格好良く見えますね。
ベッドの両サイドにホワイトのHスツールをレイアウトし、上に和っぽいランプを置いた例。
これも素敵♪
同じデザインの椅子や照明をわざわざ2個ずつ揃えるのって無駄なような気がしますが、シンメトリーでコーディネートすると、部屋全体が一気に格上げされる気がします。
[参照元:Houzz Inc]