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ダイニング収納のデザイン8種類とレイアウト・インテリア実例

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部屋の中央に家具をレイアウトし、周囲にスペースが残りやすいダイニング。

ダイニングの目的は「食事をする場所」なので、食器やカトラリー、お箸、醤油やソース、お塩などはキッチンに収納することも多く、ダイニングに収納家具は不要という考えから、空いたスペースをそのままに使ってる方も多いでしょう。

しかしながら、リビングとダイニングに間仕切り壁やドアが無い間取りが増えた昨今

  • 使う頻度は少ないけど生活には欠かせないもの
  • 書類

など、ダイニングに収納スペースを作ることは、動線の面から考えても、使い勝手が非常に悪いということにはなりません。

空いてるスペースがあるなら、収納場所として活用すべき。

という訳で、ダイニングに収納家具を置く場合のデザインやレイアウト例を考えてみましょう。

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1.ダイニングに収納家具を置くのに必要なスペース

一般的に収納家具の奥行きは、30~45cm程度です。
家具を置く場合は、家具そのものの奥行きだけでなく

  • 引出が引けるか?(引出を全開にした場合、家具の前面よりも何cm手前に出てくるか?)
  • 扉が開くか?(扉の幅が大きければ大きいほど、前のスペースが必要になります)
  • 人が通れるか?(必要最低限の通路スペースは下図参照)

を確認するようにしましょう。

ダイニングチェアの真後ろに家具を置く場合は、椅子を引くスペースも考慮する必要があります。

ダイニングに必要なスペース

「ダイニングチェアに人が座ってる時に家具を使うことがあるのか?」によっても必要なスペースは変わってきますので、使用場面を想像しながら、生活に合った収納家具を選ぶようにしましょう。

2.ダイニング収納のデザイン&レイアウト案

2-1.食器棚

ダイニングに置く家具の定番と言えば食器棚です。
上段がガラス扉、下段が引き出し収納や観音開き収納になったデザインが多く、ガラス扉収納におしゃれな食器をディスプレイして見せる収納として活用する方法もあります。

壁面に、ガラス扉+引出2杯+観音開きのヴィンテージな黒の食器棚を2つレイアウトした例。

ガラス扉部は、1個は本棚、もう1個はディスプレイ棚として活用。

コーナー部に、ガラス扉+引出1杯+観音開きのホワイトのアンティークな食器棚をレイアウトした例。

ガラス扉部のユニットは、内装を赤にして、ホワイトの食器をディスプレイ。

壁の端から端、床から天井まで、オープン棚+引出8杯+観音開きのホワイトの食器棚をレイアウトした例。

壁面に、ガラス扉+観音開きのグレーがかった薄いグリーンの食器棚をレイアウトした例。

ガラス部には、水差しやシュガーポットなど、大きめの食器を見せるようにディスプレイ。

壁面に、ガラス扉+引出5杯の木目の食器棚をレイアウトした例。

チェストのようなデザイン。
「食器をしまう収納と言えば観音開き収納」と思いがちですが、この事例のように引き出しタイプの収納に食器を入れた方が、上から取り出せるので使い勝手が良い場合も。
ただし、食器は点数が増えると重くなるので、引き出し(レール)の耐荷重を考慮する必要があります。

2-2.オープン棚

オープン棚収納は「扉や引き出しがついた家具と比較すると安価」という特徴があります。
「収納物が丸見えになる」「埃がたまりやすい」というデメリットもありますが、手っ取り早く収納を作りたい時におすすめです。

壁面にホワイトの高さ150cmほどのホワイトのオープン棚をズラズラと並べ、本棚と食器収納にした例。

壁の端から端、床から天井まで薄いグレーのオープン棚をレイアウトし、食器棚&ディスプレイ棚として活用した例。

2-3.半オープン収納

1個前の項目で紹介したオープン棚に対し「見せる」「隠す」のバランスが取れた収納ができるのが半オープン収納。
上部が可動棚板式の収納、下部が観音開きになってるデザインが多く、ガラス扉を使った食器棚と比較すると安価で手に入れることができます。

壁面に、ホワイトの半オープン収納家具をレイアウトし、棚板部におしゃれに食器をディスプレイした例。

壁の端から端、床から天井まで半オープン収納家具をレイアウトし、オープン部に本を並べた例。

2-4.キャビネット+ウォールシェルフ

1個前の半オープンタイプの収納と似てますが、腰までの高さの収納家具をレイアウトし、壁面に棚板を取り付けるのがこのタイプ。
半オープンタイプの家具と比較すると背板や側板が無い分、安価になりますが、棚板(ウォールシェルフ)は固定なので「何をどう置くか?」を考えてから設置するようにしましょう。

ダークブラウンのフロア収納とダークブラウンのウォールシェルフを組み合わせた例①。

フロア収納の幅に比べて、ウォールシェルフは短めにしてあるのがポイントです。

ダークブラウンのフロア収納とダークブラウンのウォールシェルフを組み合わせた例②。

ウォールシェルフは、壁の端から端までではなく、真ん中にスペースを空けて大きなアートをディスプレイ。
一体型の半オープン収納家具とは異なり、棚板をどんな幅にでも調整できるのが、ウォールシェルフのメリットでもあります。

ホワイトの観音開きタイプのフロア収納とホワイトのウォールシェルフを組み合わせた例。

2-5.ベンチ収納

ダイニングテーブルにベンチを組み合わせる場合、座面の下が収納になっているタイプを選ぶと、ダイニング空間の収納量がUPします。

ベンチ下を引き出し収納にした例。

ベンチ下を観音開き収納にした例。

2-6.フロア収納

フロア収納は、腰くらいまでの高さの収納家具。
家具の上をディスプレイスペースとして活用することもできます。

壁面に、ホワイトの引き出し5杯+片開き2つのフロア収納をレイアウトした例。

チェストやドレッサーのようなデザインです。

高さ1mほどの黒のガラス扉観音開きタイプのフロア収納をレイアウトした例。

調味料や食材のストックを規則正しく並べた収納例です。

2-7.フロート収納

フロート収納は、収納家具を床から数cm離して、壁面に固定するタイプの家具です。
通常、家具を床に置くと床面が狭くなり、部屋が狭くなったように感じてしまいますが、フロート家具は、床面を見せることで、部屋の広さはそのまま。

ただし、床に近すぎると掃除がしにくくなるので注意が必要です。

2-8.カウンター下収納

対面式キッチンの腰壁カウンターのダイニング側に収納家具を置くのがこの方法です。

カウンター下に収納家具

カウンター下に収納家具

カウンター下のダイニング側を棚板+観音開き収納にして、本棚&食器棚にした例。

カウンター下のダイニング側をフルオープンにして食器棚にした例。

カウンター下のダイニング側をオープン+観音開き+引出収納にして、食器棚&本のディスプレイにした例。

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