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ベッドレイアウトー覚えておきたい3つのスペースと具体的35実例

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住まいの中で最も床面積を取る家具と言えばベッドですよね。

ベッドは寝るだけに使うものなので、“シングル”“セミダブル”“ダブル”といった具合にベッド自体の大きさから選んでしまうという方も多いのでは?

でも、これらサイズ以外も考慮してベッドのレイアウトを決めると、より快適な睡眠環境を作ることができます。

このページでは、寝室にベッドを置く場合、

  • どんなスペースを考慮する必要があるのか?
  • 6畳、8畳、10畳の寝室にベッドをレイアウトした例

の2点を中心に具体的な実例とともに紹介しています。

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1.ベッドをレイアウトする時に必要なスペースを知っておこう

1-1.クローゼットの開閉スペース

寝室やベッド周りは、あまり動き回ることが無いため、通路に必要なスペースは最低限でOKです。

しかし、キチンと確保する必要があるのが、収納(クローゼット)の前のスペース。収納のある寝室では、下記のスペースを考慮してベッドをレイアウトするようにしましょう。

スムーズに収納を開閉するためのスペース

  • 開き扉タイプ:クローゼットと扉の間のスペース90cm程度
  • 引き戸・折戸タイプ:クローゼットと扉の間のスペース50~60cm程度
  • チェスト:クローゼットと扉の間のスペース75cm程度

1-2.ベッド周りに必要なスペース

壁際

ベッドを壁にぴったりとくっつけてレイアウトすると掛け布団が収まらず、ずり落ちてしまう原因になります。
布団の厚み分として壁から10cm程度離れた場所にベッドをレイアウトするようにしましょう。

壁際(写真右)を10cm程度離した例。

ダブルベッド

ダブルベッドは4.5畳以上あれば置けるので狭い寝室向きです。
ただし、ドアの位置によっては開閉時にベッドにぶつかることもあるので注意が必要です。

ダブルベッドの左右に75cm程度のスペースを確保した例。

シングルベッド2セットを離してレイアウトする

シングルベッドを2セット置くには、約6畳のスペースが必要になります。
クローゼットやドレッサーを置くなら、8畳以上ないと窮屈になります。

壁際から65cm、ベッド間は50~60cm程度のスペースを確保して、シングルベッド2セットを離してレイアウトした例。

シングルベッド2セットをくっつけてレイアウトする

シングルベッド2セットなら、お互いの体の動きが伝わらず、ゆっくりと眠ることができます。
どちらかを壁付けにするとベッドメイキングが困難になってしまうので、ベッドの左右にスペースを取るようにレイアウトしましょう。

シングルベッド2セットをくっつけてレイアウトした例。

2.【部屋の大きさ別】ベッドのレイアウト例

2-1.6畳の寝室

ダブルベッド

ダブルベッドを窓側に寄せて、反対側にサイドテーブルを置いた例。

写真の手前にクローゼットがあり、その前のスペースにたっぷりの余裕を持たせたレイアウト例です。

部屋の中央にベッドを置いて、両サイドのスペースを確保したレイアウト例。

ベッドの左サイドにミニチェスト、右サイドにチェアを置いたインテリアがセンス抜群!!
ヘッドボードにコードを這わせた照明器具の使い方にも注目です。

ベッドを部屋の中央にレイアウトし、両サイドにバスケットっぽいデザインのサイドテーブルを置いてコーディネートした例。

壁紙をグリーンにして、壁に観葉植物を飾るアイデアが素敵です。
緑は、癒しの色とも言われているので、寝室にぴったりなカラーチョイスです。

ベッドを部屋の中央にレイアウトし、両サイドに円形のサイドテーブルをコーディネートした例。

ベッドの左側にはミニチェアを置けるスペースを確保し、椅子に座って本を読めるような工夫もしてあります。
本棚に入っている本の数からすると、よほど読書が好きな人の寝室に見えますね。

部屋の中央にダブルベッドをレイアウトし、ベッドサイドに同じデザインのチェストをシンメトリーにレイアウトした例。

寝室のドアを開けるとベッドぎりぎりですが、物を運んだりすることが少ない寝室なら、この状態でも「使い勝手が悪い。」ということにはなりにくそう。

シングルベッド×2セット

ベッドを2セット置く場合とダブルベッド1セットでは、必要なスペースがかなり違います。
オープンスペースをゆったりとりたいのか、ベッドの広さを優先させたいのかをよく考えてどちらにするか選びましょう。

6畳の寝室にシングルベッドを離してレイアウトし、真ん中にコンパクトなサイドテーブルを置いた例。

少し窮屈な感じはしますが、このレイアウトは、お互いの眠りを妨げないのが最大のメリットです。

1個前の事例と同じレイアウトで、ベッド&ベッドリネンをホワイトでコーディネートした例。

部屋の広さは同じくらいなのに、全体的に白が多いインテリアなので、「狭苦しい」という印象が和らいでいます。

6畳の寝室に、壁から50cm程度離れた場所にシングルベッドを2セットレイアウトし、真ん中にサイドテーブルを置いた例。
ベッドの両サイドに通路スペースがあると見た目の窮屈さが少し減ります。
しかしながら、このレイアウトは、ベッドサイドにクローゼット(収納)がないことが前提です。

ダブルベッド+家具

ダブルベッドを寝室の片側に寄せて、テーブル(デスク)をレイアウトした例。

クローゼット(収納)は、ベッドの足元にあります。

同じく、ダブルベッドを寝室の片側に寄せて、テーブル(デスク)をレイアウトした例。

ベッドの横に、ちょっと座れるテーブルがあると写真のように読書をしたり、お茶を飲んだりすることができますね。

ダブルベッドを寝室の片側に寄せて、チェアがギリギリ入るミニデスクをレイアウトした例。

これまで紹介した2例と比較すると、デスクのサイズは70cm程度と小さめですが、このような場所があれば、パソコンを使うのにも便利そう。

ダブルベッドを寝室の片側に寄せて、3段引き出し付のデスクをレイアウトした例。

このインテリア格好良い!!
まるでビジネスホテルの1室のような雰囲気です。

ダブルベッドを寝室の片側に寄せて、3段引き出しのチェスト+ミラーをレイアウトした例。

これも素敵♪
鏡は身なりのチェックだけでなく、部屋を広く見せる効果もあります。
事例の場合は、窓際にチェスト+ミラーをレイアウトすることで、自然光がミラーに映り込み、部屋を明るく見せるような工夫がしてあります。

6畳の一人暮らしの部屋のレイアウトは下記のトピックを参考に。

2-2.8畳の寝室

8畳の寝室なら、ダブルベッド+書斎コーナーやチェストを置いたレイアウトも可能です。

ダブルベッド+家具

ダブルベッドの足元の空いたスペースを利用してデスクをレイアウトした例。

トランクテーブルやヴィンテージっぽいテーブルなど家具のデザインがとっても素敵♪
思春期を過ぎた子供部屋の参考にもなりそうなインテリアです。

寝室の中央にダブルベッドをレイアウトし、片側の壁に沿って奥行40cm程度の細長いカウンターを配置し、デスクスペースにした例。

大きな柱型を活用したアイデアレイアウトは、マンションの寝室作りの参考になりそう。

ダブルベッドを壁際にレイアウトし、窓際の壁を端から端まで活用してデスクスペースを作った例。

窓のある部屋の場合、ベッドを窓下にレイアウトしそうですが、この例は、自然光をたっぷりデスクに活用。
このレイアウトの方が、太陽の明るさで目が覚めてしまうということもないかも。

ダブルベッドを寝室の中央にレイアウトし、両サイドに幅の広いサイドテーブルを置いた例。

6畳の例でも同じようなパターンがありましたが、8畳の方が両サイドにたっぷりのスペースを確保することができますね。

ダブルベッドを壁際にレイアウトし、ベッドサイドにテーブル、足元に一人掛けチェア、反対側にデスクをレイアウトした例。

シングルベッドを2セット置くよりもダブルベッドの方が空きスペースに様々な家具をレイアウトできます。

シングルベッド×2セット

寝室の両端から10cm程度離れた場所にシングルベッドを2セット離してレイアウトし、真ん中にチェスト、足元に一人掛けチェアを置いた例。

このインテリア可愛い♪
ベッド意外に、一人掛けチェア+テーブルのスペースを作ると、よりリラックスできる寝室インテリアを演出できそう!

2-3.10畳の寝室

ダブルベッド+家具

壁際にダブルベッドをレイアウトし、ラウンジチェア(エッグチェア)とコンソールテーブルを置いた例。

必要最低限の家具だけを置いて、通路スペースをたっぷりと確保した事例です。
まだまだ色んな家具が置けそうですが、敢えて、スカスカな印象を持たせることで、広い寝室をより広く!
掃き出し窓に向かって、視線を遮る物がないので、奥行を感じますね。

ダブルベッドを壁際にレイアウトし、サイドにチェスト、足元にバルセロナチェアをレイアウトした例。

部屋全体の写真ではないのですが、カラーコーディネートが素敵だったので掲載。
白をメインに使った寝室インテリアは生活感があり、広々とした印象を受けますね。

クローゼットの前90cmほどの位置にダブルベッドをレイアウトし、足元に背の低いチェスト、部屋のコーナーに一人掛けチェアをレイアウトした例。

開閉壁でリビングと仕切った変わった間取りの寝室ですが、寝室内の家具のレイアウトの仕方がとても参考になります。
壁のようにそびえ立つ白のクローゼットはIKEA製です。

部屋の中央にキングサイズのベッドをレイアウトし、足元に3人掛けソファを置いた例。

寝室にソファ??
海外では、ベッドの足元にテーブルなどを置く習慣があり、広い寝室の場合だとソファもごく普通に使ってあります。
見慣れていない日本人からすれば「?」ですが…。

シングルベッド×2セット

10畳の寝室にシングルベッドを2セット離してレイアウトし、足元のスペースにデスクを斜めに置いた例。

何という個性的なインテリア!!
デスクを斜めに置くことで、部屋がより広く見えているような気がします。

シングルベッドを2セット離してレイアウトし、ホテルの一室のようなくつろげるインテリアを演出した寝室の例。

壁や家具の色の選び方がおしゃれ過ぎ!!
アジアンっぽいインテリアが、リゾートホテルのような雰囲気を作り出しています。

この他、ベッドレイアウトはベッドのサイズと【4畳半・6畳・8畳】寝室の大きさ別レイアウト例で部屋のサイズを図解して紹介しています。

3.寝室にベッド以外の家具もレイアウトする時のアイデア

3-1.寝転んで見やすいTVの配置例

寝室にTVをレイアウトする時は、ベッドに寝転んだ時見やすい高さにするのがベスト。

上の事例のように、ベッドの片側にレイアウトしてしまうと、一人しか見ることが出来ないので、ベッドと同じ高さのチェストを活用するか、壁づけにしましょう。

ベッドの正面の壁にTVを壁付けにした例。

ベッドと同じ高さのチェストの上にTVを置いた例。

ベッドと同じ高さのチェストを足元にレイアウトし、TVを壁づけにした例。

3-2.スペースを狭く見せないシェルフの置き方

寝室は、床面積のほとんどをベッドに取られてしまうため、クローゼット以外の収納スペースを作るのは困難です。
しかし、壁空間を活用すれば、ベッドと重なるスペースを活用することができる為、狭い寝室でも、収納スペースを確保することができます。

ベッドの頭部分の壁にウォールキャビネットを取り付けた例。

奥行45cm程度の観音開きのキャビネットが2つ。
家具を壁づけにするには、補強や専用家具が必要になってきますが、この方法なら、部屋を狭くすることなく、収納量をアップさせることが可能です。

ベッドを壁際にレイアウトし、ウォールシェルフをL型に取り付けた例。

地震でバサバサと本が落ちてきそうですが、本やDVD、blu-rayを多く持っている場合は、床置きの家具に収納するよりも、この方法の方が広々とした空間を保ったまま収納量をアップすることができます。
[参照元:Houzz Inc]

Remodeling and Home Design
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