住む家のすべての部屋が正方形で、スペースにゆとりがあれば、家具のレイアウトに迷うことはないですよね。
でも世の中には、
- ソファを置いてセンターテーブルを置くとTVボードが置けない個室
- ベッドとソファを置くと、少しスペースは余るけど、4人掛けのダイニングセットまでは置けないワンルーム
- ベッドと作業用デスクを置くとクローゼットが開閉できそうもない寝室
などなど。
「どうも使い勝手が悪い細長い部屋」というのがあります。
これは、特に、マンションや賃貸アパートに見られ、そこに住まう人は頭を悩ませているのではないでしょうか?
細長い部屋は、必要最低限の家具をレイアウトすると、スペースが余ってしまって、「ここに家具が置けない。でも、何か置きたい」という衝動に駆られてしまうんですね。
そんな細長い、暮らしにくい部屋を快適にするインテリアアイデアを紹介します。
細長い部屋を快適に。インテリアの参考になるアイデアコーディネート-目次
リビングに+α。細長い部屋だからこそ出来る海外のようなインテリア
この写真ではわかりにくいですが、このリビング少し横長なんです。
そこで…。
ソファを置いたくつろぎスペースの対角線上の壁を使って、書き物ができるミニデスクを設置。
デスクスペースは畳一枚のスペースがあればできます。
デスク用ソファを後ろに引くスペースも考慮して、センターテーブルは小さいサイズをチョイスしてあります。
これも同じようにデスクスペースを作った例。
無駄な装飾のないシンプルな家具なので、部屋の広さを邪魔していませんね。
カラーコディネートの仕方も素敵です。
これもデスクスペースを作った例。
日本でも良く見かける間取りのワンルームなので、一人住まいなら、ダイニングセットを置かずにリビングと同じデザインのデスクを置くのもありだなぁ~と思った1枚です。
メインのくつろぎソファとは別に窓際に1Pソファを置いて、読書スペースを設置。
自然光が差し込む場所での読書。憧れます♪
好みの本がすぐに取れるように本棚が近くにあるところもポイントです。
同じくソファとは別に1Pソファを窓際に配置した例。
こちらは、本棚や収納家具が一切なく、すっきり広々とした印象です。
窓際にティースペースを作った例。
明るく日が差す場所でのお茶。
リビングで飲むのとは違った味がしそうです。
2人掛けの簡易的なカフェスペースを作った例。
カウンターチェアを置いて格好良い雰囲気です。
寝るだけじゃもったいない!ホテルのようなラグジュアリー感のある寝室
寝室は寝て過ごす部屋なので、「スペースが余っていても、そのままにしている。」という人がほとんどだと思いますが、家具をプラスすると快適さが変わります。
デスクを置く
寝る前に1日の出来事を書き留めたり、思い出したことをメモしたり。
ビジネスホテルのようなコーディネートです。
ドレッサーを置く
ベッドを置いても横にスペースが余ってしまう。
そんな時は、身だしなみを整えるドレッサーを置いて、有効活用。
ドレッサーなら、デスク代わりにもなって一石二鳥ですね。
チェアを置く
こんな狭い寝室でも、チェアが1脚あるだけで快適さがぐぐ~んとアップ。
特に靴下を履くとき便利だと思いませんか?
くつろぎスペースを設ける
眠る前にハーブティーを飲んだり、休日のブランチを取ったり。
ソファを置けるスペースがあるなら、こんなくつろぎ席もおすすめです。
洋服の収納場所を設ける
細長い壁がある場合は、こんな風に洋服をかけるのも一つのアイデア。
クローゼット式の収納よりも圧迫感が出にくく、どこに何があるか一発でわかります。
効率的に動いてテキパキこなす!本格オフィス
細長い部屋は、物置や納戸になってしまいがちですが、パソコン作業が好きな方は、デスクスペースや書類、本を収納する専用の場所にするのも一つの方法です。
デスクの背面に大容量の収納棚を設置した例。
狭い方の壁が2mあればこのようなスペースが作れます。
広さを生かして導線も考慮!!快適リビングダイニング
キッチン、リビング、ダイニング、どのスペースも同じ位置に通路があるので、すっきりとした印象です。
豪邸でもない限り、こんなに広いリビングダイニングのあるお家は少ないかもしれませんが、ダイニングに丸テーブルを置いて、少しでもスペースを広く見せる技です。
キッチン、ダイニング、リビングを一つのまとまりとして家具を設置した例。
細長いダイニングテーブルが印象的ですね。
キッチン、ダイニング、リビングを一つのまとまりとして家具を設置した例2。
これもコンパクトなダイニングセットを置いて、通路を確保してあります。
これも、同じ壁の側に、ソファとダイニングを配置して、通路を大きく取った事例。
こんな風に床が多く見えてると、実際よりも広く感じる視覚効果があるので、参考にしてみて下さいね。
水平ラインを強調したデザインの家具を置いて、狭苦しさを回避した例。
ダイニングに座ったら、後ろの収納に背中があたりそうなほど狭い部屋ですが、見た目にそう感じないのは、家具のデザインによるものです。
リビングにはテーブルを置かず、床面をできる限り見せてあります。
TV番組のお宅訪問に登場しそうな狭小住宅。
幅4mくらいしかないのでは?という細いスペースにキッチン、ダイニング、リビングを素敵にレイアウトした事例。
家具の選び方が素敵です。
寝る・食べる・くつろぐをキチンと分離!!メリハリの効いたワンルームor一人暮らしの部屋
一人暮らしのLDK
ダイニングスペースを2人用チェアを置くだけのコンパクトサイズにして、リビングにゆったりとしたソファを設置。
くつろぎ重視の一人暮らしの部屋です。
一人暮らしのDK
食器棚を上手に間仕切りにした事例。
手前にあるダイニングセットも非常にコンパクトです。
一人暮らしのLD
2人掛けのダイニングセットはテーブルが折りたたみ式になっていて4人掛けにも対応できます。
一人暮らしのLD&ベッドルーム
ベッドルームからキッチン、ベッドルームからリビング、ダイニングからリビングへの移動がスムーズにできるワンルーム。
壁を上手に使った家具の配置も参考にしたいポイントです。
リビングスペースはコンパクトにベッドを重視したワンルーム。
一人住まいなので、ソファは1P。
友達が来た時用の椅子がTVの下のオープン棚に隠れています。
一人暮らしのリビング&ベッドルーム
寝る場所とくつろぐ場所をオープン棚で区切った例。
背面化粧のない棚なので、明かりがリビング側にも差し込み圧迫感もありませんね。
一人暮らしのワンルーム
色使いがカラフルなワンルーム。
余計な家具を置かず、すっきりとした印象です。
ここからは同じ部屋の写真を3枚。
ダークな印象ですが、鏡を活用して、部屋の狭さを感じさせないように工夫してあります。
[参照元:Houzz Inc]