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インテリアディスプレイの達人に!!プロが教える飾り方6つのコツ

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玄関やチェストの上などにお気に入りのグッズや小物を置く。
好きなものに囲まれた暮らしは、それだけで心地よく癒されますよね。

でも、スタイリッシュな家具に、シルバーやゴールド素材を使った小物を置いて「完璧!」と思ったけれど、よくよく眺めていると
「何だか変。」
「小物を飾っている一角が気に入らない!!」
なんて経験はありませんか?

部屋に物を飾る時、どんなことに注意すれば良いのでしょうか?

今回は、インテリアスタイリストに教えてもらった素敵なディスプレイの方法を6つのポイントに分け、事例と共に紹介します。

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テーマを決めて飾る

「海」や「旅行でいった好きな場所」、また「春はピンク」と言ったような季節感が出るものや「アンティーク」など好みのスタイルを一つ決め、それに合った小物をコーディネートしていきましょう。

明らかにテーマから外れるアイテムは、潔く外すことが大事です。

和も好き、洋食器も好き。
だからと言って、その両方を飾ると、統一感が無くなり、ごちゃごちゃした印象になってしまいます。

お気に入りの物を全部飾りたい場合は、3月は和、4月は洋と言った具合に、一定の期間ごとにディスプレイを変えるような工夫をする習慣をつけてみましょう。

テーマが揃っている例

海をテーマにしたディスプレイ。
青の食器やヨットに癒されますね。

こんな具合に、全く知らない人が見たときに「これは○○だ。」とわかるような飾り方をするとセンス良く見えます。

凸凹した綺麗な透明の瓶を3つ並べたディスプレイ。
家具とミラーの色合いが同じなので、すっきりとした印象です。

和っぽい雰囲気でまとめたニッチ。
素材感が似たものを集めた上品な印象のディスプレイです。
壁にアートを飾る場合も、こんな風にチェストに置く小物とテイストを合わせると、素敵な空間を演出することができます。

時計をテーマにしたディスプレイ。
こんなアナログ時計、最近見なくなりましたね。

これは上級者すぎるコーディネートですが、帽子を使ってクリスマスツリーを作ったディスプレイ。
こんな個性的な飾り方ができたら素敵ですよね。

シャネルをテーマにしたディスプレイ。
チェストの上に置かずに、こんな風にディプレイラックを利用する裏技も。
黒とゴールドのコントラストが素敵ですね。

【NG例】テーマが揃っていない例

アンティーク素材のディスプレイにぬいぐるみ。
真ん中に置いてある猫(?)が浮いて見えますね。

バランスを取る

ディスプレイをする時は、背景の壁やまわりの家具も意識して飾りましょう。
家具の上に小物をディスプレイする場合、色や形とのバランスを取り、壁面全体が1枚の絵としてまとまりがあるように心がけましょう。
複数のものを飾るときは、色や形に強弱をつけて、並べた後で全体を見て美しく見えるようにバランスを取ります。

壁面のアートを含め合計9点の小物が飾られていますが、この数を聞いて「そんなに物があるの?」とびっくりした方も多いのでは?
バランスの取れたディスプレイは、このようにアイテムの点数が多くてもまとまり感があるのが特徴です。

三角形かシンメトリーにする

先ほどの階段下ディスプレイのようなバランスの取れた飾り方には、基本的に2つのパターンが存在します。

三角形

ひとつは飾るものに高低差をつけて、頂点のある三角形に構成する方法です。

正三角形でも二等辺三角形でも構いません。
頂点となる高さのあるものを1つ決めて、そこから底辺に下りる2辺に合わせて、高低差をなだらかにつけながらディスプレイしていきます。そうすることで、高さにメリハリがつき、飾られているもの一つ一つが生きてきます。
その際、高低差が急に開くのではなく、なだらかにラインができるようにすると、間が抜けた感じにならずにまとまります。

三角形スタイルは多少崩れても、飾った時のバランスが良く、失敗が少ないので、初めての方は、まず、三角形を作ることから初めてみましょう。

丸テーブルの上を見るとランプを中心に三角形にバランス良くディスプレイされているのがわかります。

左の植物を頂点に右側に背の低いアイテムを並べた例。

シンメトリー

同じものを左右対称に配置する飾り方をシンメトリーと言い、海外の住宅では、ディスプレイ以外にも子供部屋やダイニングなどで、結構目にする手法です。
同じものを2個ずつ準備する必要が出てきますが、対になっているものを四角形に飾り、平面的で端正な美しさを強調できる飾り方ですので、奥行があまりないけど、幅がある場所に向いています。

実際にシンメトリーディスプレイを4つ見てみましょう。

花を中心に左右対称に陶器を飾ったディスプレイ。
端正な印象です。

小さなテーブルを中心に真っ赤なチェアを飾ったディスプレイ。
壁面の模型が可愛いです。

チェストを中心に左右にアンティークなアイテムを飾ったディスプレイ。
この角、本物かしら?

植物を中心に3つの鉢植えとキャンドルスタンドを左右対称にコーディネートしたディスプレイ。

【NG例】三角形でもシンメトリーでもないディスプレイ

アイテムの高さが凸凹で、ただ横に並べてるという印象が強くなってしまっています。

色は3色までにする

思い思いの色で飾るだけでは、全体の色彩がバラバラになり、調和のないディスプレイになってしまいます。

ディスプレイの色は、ベースカラー、メインカラーにアクセント1色を心掛けます。
部屋では、すでに床・壁のベースカラーと、家具やカーテンなどのメインカラーが使われているので、飾る小物の色は、そのどちらかとトーンを合わせます。そこにアクセントでもう1色加えるようにすれば、お互いが引き立ち、まとまりのあるディスプレイができます。

濃い色や鮮やかな色を使う場合は、1点だけでなく、何点か同じ色のものを揃えると上手くいきます。

ベースカラーの白、メインカラーのクリーム色(木の色)に黄色のアクセントカラーを使ったディスプレイ。

また、この1点豪華主義とは別に、色の特性を上手に組み合わせた2つの方法を紹介します。

寒色系、暖色系ごとにまとめる場合は、いろんな色のトーンを選ぶ

暖色は赤や黄色など暖かく、寒色は青などの冷たく感じる色です。
簡単な色合わせには、まず暖色系か寒色系のどちらかに決め、同じ色でもトーンを変えたり、色を変えたりして楽しい雰囲気を作ります。

ブルー、ターコイズブルーと寒色系でまとめたディスプレイ。
色味が違う青を使った素敵な飾り方ですね。

寒色系と暖色系のミックスは主軸のグループと反対のグループの分量を7:3に

暖色系と寒色系をミックスする場合は、まず、主軸になる色のグループを決めます。
そのグループの色を多く使い、反対色のグループからは、さし色となる1~2色を少なめに使います。
その比率は主軸の色グループを7、反対色グループを3にするとバランスよく、まとまります。

分量が均等だと色同士がぶつかり合い、うるさい印象になってしまうので、色のトーンもできるだけ揃えて、色数を抑えるようにしましょう。

黄色、オレンジなど、トーンが異なる瓶を並べたディスプレ。
5本のうち、暖色が4本、残り1本が違う色味になっています。

茶系とブルーのバランスが絶妙なディスプレイ。
どちらの色にも目が行く、まとまりのあるコーディネートです。

白やベージュなどナチュラルな色でまとめる時は素材感を変えてメリハリを

白や生成り、ベージュと言ったニュートラルなカラーでまとめる時に気をつけたいのが、素材感です。
例えば、ツルンとした真っ白な陶器をいつくも並べたディスプレイは、一見すると統一感があって、整然とした印象ですが、逆に言えば、単調で訴えるような美しさが伝わりません。

同系色でまとめる時は、素材感が違うものをミックスするのがポイントです。

生成りの物でも、麻、籠、陶器など素材が違えば、色味に微妙なグラデーションが生まれ、個性豊かなディスプレイになります。

木製のベージュの箱を台に、白の陶器、ガラスの瓶のコーディネート。
それぞれのアイテムが目立っていて素敵ですね。

素材感を合わせる

ディスプレイに慣れていない場合は、まず、飾るものの素材感を統一するとまとまりのあるディスプレイになります。
木と陶器、金属では、同じ茶色でも与える印象が異なります。

また、同じガラス素材でも、暖かみのあるものと冷たく硬質な質感のものがあります。

様々な素材が混在する場合、上手に並べないと、ディスプレイが雑然とした印象になってしまいます。逆に1つの素材で統一すれば、いろんな物を置いてもまとまり感が出ます。

もちろん、これらを選ぶ時は、部屋のインテリアテイストとの素材感を合わせることを忘れないようにしましょう。

テイストが合ってる例

銀製のアイテムを並べた例。
味のある使い込んだ感が素敵!

木というテイストをメインにしたディスプレイ。
全てがアンティーク感のある木なので、まとまりがありますね。

木と紙をメインにしたディスプレイ。
懐かしい雰囲気が漂う素敵なインテリアです。

ツルンとした陶器を7つ並べたディスプレイ。
同じ素材なので、並べる点数が多くてもまとまっています。

紫とシルバーでまとめたディスプレイ。
合計10点のアイテムが並んでしるのですが、部屋のカラーコーディネートともマッチしているので、ゴチャゴチャした印象を受けませんね。

【NG例】テイストが合っていない例

丸みを帯びたアイテム&アンティーク感というデザイン面での統一感はあるのですが、ガラス、木、植物などいろんな素材があり過ぎて雑然とした印象です。

光で演出する

ディスプレイは光を当てることでより綺麗に見せることができます。
せっかくのディスプレイも暗いところでは、飾ったものの色や質感が生かされません。

スポットライトや間接照明などを用いて、アイテムの形や素材に合った光を当てましょう。
光を当てる方向を飾るものの形や素材に応じて工夫すれば、ディスプレイをより効果的に見せることができます。

ミラーの両サイドにガラス素材のブラケット。
チェストの上にもガラス素材のアイテムが置いてあり、繊細な印象です。

キャンドルとディスプレイに使った素敵な飾り方。
これなら、スポットライトなどの新たなディスプレイ用照明を準備する必要はありませんね。

[参照元:Houzz Inc]

Remodeling and Home Design
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