「リビングが6畳だ!!」という方、どこにソファを置くか頭を悩ませていませんか?
6畳の部屋は、下図の通り、畳(90×180cm)が6枚の部屋で一辺の長さが270cm、もう一辺が360cmの長方形の部屋です。
(数字は目安です。建物の構造により前後します。)
狭すぎず広すぎずのちょうど良い大きさで、リビング6畳と言えば一般的な広さ。
お部屋を広く見せる家具配置の基本に
- 家具は壁面に並べる
- 床面をたっぷり見せる
というのがあるのですが、これを忠実に守った場合、ソファは短い方の壁に沿って並べた方が床が多く見える気がしないでもないですが、長手方向の壁を背にレイアウトしても何ら問題はありません。
ソファのある6畳リビングの事例を紹介していきますので参考にしてみて下さいね。
6畳リビングレイアウト実例-目次
1.短い方の壁にI字ソファを配置
6畳の短い方の壁と平行にI字ソファを置くとまとまった縦長の床面ができ、開放的な印象に。
ソファとテーブル、テーブルとTVボードの間隔を均等にしてしまいがちですが、ソファとテーブルを寄せ、テーブルとTVボードの間隔を広く空けた方が広く見えます。
掃き出し窓に向かってグリーンの3人掛けソファを置き、ガラス製のリビングテーブルをコーディネートした例。
開放感たっぷり!!
ラグを部屋の中心ではなく、ソファ+テーブルの下に敷くことで、フローリングとの境界線を作り、広く見せるレイアウトにも注目。
壁とソファの隙間に可愛いフロア照明を置くアイデアも参考にしてみて下さいね。
グレー(ブルー?)の2人掛けソファを壁を背にコンパクトにレイアウトした例。
ソファの前に置いてあるテーブルは、ネルソンプラットフォームベンチで、最長でも180cm程度なので、このソファはそれよりも小さい!
「6畳だから大きめのソファが置ける」とついつい幅の広いソファを選びがちですが、最低限の幅にして、残りのスペースをたっぷり残すというレイアウトの仕方もあるんですね。
入口ドアの開閉スペースを確保して、ライトグレーの2人掛けソファをレイアウトした例。
ドアと反対側の壁にソファを寄せることで向かって右側にまとまったスペースを確保。
ドアを開けた瞬間、ソファが目に入らないので凄く広く見えそうです。
腰窓を背にベージュの2人掛けソファを置き、余ったスペースにサイドテーブル+フロア照明をコーディネートした例。
「サイドテーブルとフロア照明の組み合わせに何の意味が?」と思われるかもですが、主照明(天井についてる照明)以外に明かりをプラスするとお部屋がグンとおしゃれになります。
例えば、天井の電気を消して、ソファサイドの電気だけにすると、ラグジュアリーな雰囲気がアップし、くつろぎ度もUP。
同じ部屋を照明器具の使い方で違ったように見せる手法は、インテリアに興味がある方に是非使って欲しい!!
2.長い方の壁にI字ソファを配置
6畳の長い方の壁と平行にI字ソファを置くと、横長が強調され開放的な印象に。
また、よほど幅の広いソファを使わない限り、ソファ横にスペースが余るので、その部分を生かしたワンランク上のコーディネートも可能になります。
長手の壁を背に茶色レザーの2人掛けソファを窓に寄せてレイアウトし、残りのスペースにサイドテーブルとサーフボードを置いた例。
壁の中心ではなく、片側に寄せたレイアウト。
ヴィンテージなカラーコーディネートと小物類の使い方がとても参考になります。
長手の壁の窓を背に黄緑色のレトロな2人掛けソファをレイアウトし、オレンジの木箱みたいなリビングテーブルとコーディネートした例。
古臭い感じがたまらない!!
絵本に出てくるようなデコラティブなミラーをソファと壁の間の床にさり気なく置くアイデアも参考になります。
長手の壁の腰窓を背に薄いグレーの3人掛けソファをレイアウトし、部屋の中心に白の正方形リビングテーブルを置いた例。
団らんのリビングというよりは、冷たく生活感の無いリビングといった感じ。
部屋を白・グレー・黒の無彩色でまとめると、この事例のように無機質な雰囲気になるので、すっきりと見せたい方におすすめです。
余ったスペースに+チェア
長手の壁の腰窓の下にホワイトレザーの2人掛けソファをレイアウトし、隣にイームズのラウンジチェア&オットマンを1脚置いた例。
リビングと隣の部屋の開口部を上手く活用したレイアウト。
リビングダイニングがひとつながりになった横長リビングで真似できそうなインテリア例です。
長手の壁を背に赤のレザー製3人掛けソファをレイアウトし、掃き出し窓の前にソファとお揃いの1人掛けソファを置いた例。
ソファ&テーブルは壁の方に寄せて、TV前のスペースを広めに確保。
掃き出し窓に向かって真っすぐに広く空間を空けるレイアウトの仕方は、マンションの縦長リビングで真似ると良さそう。
長手方向にある腰窓を背に3人掛けソファをレイアウトし、L型に一人掛けチェアを置いた例①。
部屋の角にある照明器具がムード満点!!
「この窓、腰窓ではなく掃き出し窓では?」と思った方、これはカーテンの長さをわざと床までにして窓を大きく見せる手法です。
長手方向にある腰窓を背に3人掛けソファをレイアウトし、L型に一人掛けチェアを置いた例②。
「窓に向かってソファを置いた方が景色が見えるだろうに…」と思ったのですが、ドアの開閉スペースと大きなソファを吟味した結果、この置き方になったに違いない!!
現在のソファとは反対の壁にソファを置いた場合、ドアが開かなくなってしまい、ソファサイズを1つ下げる結果になってしまいますものね。
大きな窓に向かって茶色レザーの2人掛けソファをレイアウトし、ソファの横にサイドテーブル、反対側に可愛いファブリックチェアを置いた例。
1個前の事例とは異なり、ソファをコンパクトサイズにして空いたスペースにデザイン性の高い家具を置いたセンス抜群のリビング!!
リビングに欠かせないソファを買う時って「できるだけ大きなサイズを。」と考えがちですが、この事例のようにソファの周りに置く家具を吟味してからソファサイズを決めた方が、おしゃれな部屋が作れそうな気がします。
長手方向の壁をレンガ柄にして、グレーの3人掛けソファをレイアウトし、格好良いレザー製のパーソナルチェアとコーディネートした例。
この項目の一番最初でも紹介しましたが、広めの6畳ならお一人様専用のゆったりくつろげるチェアやソファをプラスできる!!
イームズのラウンジチェアやル・コルビュジエのLC4など、インテリア界で有名なデザイナーズチェアを置いてインテリアをセンスUPしたい時に参考にすると良さそうな事例です。
3.角にコーナーソファを配置く
座面が2方向に伸びたコーナーソファ。
「こんな大きなソファを置いたら、部屋が狭く見えてしまうのでは?」と思いがちですが、2面の壁に沿うようにレイアウトすると、部屋の中心に四角いまとまったスペースができるので、思ったより狭く感じません。
収納家具や本棚など、リビングに他の家具を置かないという場合は、コーナーソファを検討してみるのもありですよ。
薄いグレーのコーナーソファを部屋の角にレイアウトした例。
すっきりしてて、可愛い♪
このソファのサイズは、232×212×86cmなので、6畳リビングの短い方の壁にレイアウトしてあるイメージです。
掃き出し窓に被らないように、ライトグレーのコーナーソファをレイアウトした例。
ソファの手前と階段の横に壁があると想定すると、部屋の広さは6畳ほど。
「ボリュームのあるコーナーソファを置くと部屋が狭くなりそう…」と思った方も、この事例の開放感に驚いたのではないでしょうか。
短い方の壁に、床から天井、壁から壁まであるオープン棚を設け、長手方向の壁とオープン棚を背にコーナーソファを置いた例。
「リビングがソファと家具で埋め尽くされてる!!」といった感じですが、白やベージュ、薄いグレーを使ったカラーコーディネートなので、くつろぎ感があります。
ごろ寝でTVを見るのに最適なレイアウトかも。
リビングの長手方向と短手方向の壁に沿ってダークグレーのフロアソファをレイアウトした例。
リビングというより、ソファの部屋と呼ぶのが相応しい?
もしかすると、3人掛けソファとひじ掛けのないフラットなソファをくっつけてL型に置いてあるのかな?
4.短い方の壁にコーナーソファを配置
ホワイトのコンパクトなコーナーソファを短い法の壁を背にレイアウトした例。
このソファの幅は140cmなので左右に残るスペースは65cmほど。
1人or2人暮らしなら、ソファサイズはこのくらいでも良いかもしれませんね。
5.長い方の壁にコーナーソファを配置
長手方向の壁の中心に茶色のコーナーソファをレイアウトした例。
ソファの後ろに押し花のようなアートを4列2段飾るアイデアがおしゃれ♪
めちゃくちゃ大きさソファが置いてあるように見えますが、ソファのサイズは約242×94cm。
長手方向の壁の中心に置いても左右に60cmほどのスペースが余る計算です。