日本の住まいにも合うテイストとして紹介したモロッコインテリアの中に登場した“プフ”。
近頃この可愛さに心奪われ、4畳半のリビング空間にどうやって取り込もうかと思案中です。
プフは、簡単に言えば、和室に置く座布団のようなもの。
ですが、座布団と比較すると高さがあり、円筒形、長方形、楕円形など様々な形があります。
また、表面のカバーも、ツルンとした素材・ニット・布など何通りもの組み合わせがあるので、お部屋のアクセントになるのはもちろんのこと「想定外の人数が集まった時の予備のチェアとして」や「ソファに座ってる時の足置き台」としても活用できます。
このようにコーディネート幅が広いプフ。
- どこに置くか?
- 何個置くか?
- 色はどうするか?
- 素材はどんなのがいいか?
考えだしたらキリがない!!
という訳で、ここ数日の悩みを解消すべく、プフの活用の仕方や置く場所に注目しながらインテリア例を見て行くことにします。
プフのキュートなインテリア実例-目次
1.ソファの対面orサイドにチェアの代用品としてプフをコーディネートしたリビングインテリア例
6畳以上の広いリビングでは、リビングテーブルの両サイドやソファと反対側の空いたスペースにチェアを1~2脚置くレイアウト法があります。
そのチェアの代わりにプフを置いたのがこのパターンです。
コーナーソファ+プフ
茶色のファブリック製コーナーソファの横にダークレッドのニットプフを2個並べて置いた例。
暖かくて、くつろぎやすそうなリビング!!
プフの反対側には、スチール脚の格好良いチェアが2個並んでいるのですが、プフ側もこのチェアだったら、緊張感がUPしてしまって心からホッと出来ないかも。
プフはリビングに適度な抜け感を作るのにもってこい!!
黄色が混じったグリーンのファブリック製コーナーソファの対面に、黄土色とグレーのニットラグをコーディネートした例。
和みを感じるカラーコーディネートが素敵!!
1個前の事例と同じプフの2個使いですが、こちらは同じ素材で大きさと色を変えたパターン。
高さ違いの3つのリビングテーブルに合わせてあるのかな?
ダークグレーのコーナーソファの隣に、ブルーのニットプフを置いた例。
ソファ用クッション&ラグに使われているのと同じブルーをチョイスすることで、統一感ばっちり!!
「プフは平べったい形をしているもの」と思ってましたが、この事例のような球体に近いデザインのものもあるんですね。
ダークグレーのコーナーソファの隣に、ピンクとホワイトのモロッコプフを置いた例。
ピンクの使い方が素敵!!
1個前の事例は寒色コーディネートでしたが、こちらは暖色。
暖色を取り入れた部屋は、暑苦しい印象がしがちですが、プフの素材がレザー製なので夏でも心地良さそうです。
I字ソファとプフをL型
黒のファブリック製I字ソファとホワイトのファー素材のプフ×2をL字にレイアウトした例。
何コレ!こんなふわっふわのプフがあるんですね…。
「カバーが洗濯できるのか?」と心配になってしまいますが、思わず頬ずりしそう!
茶色のファブリック製3Pソファと茶色のモロッコプフをL字にレイアウトした例。
ちょっぴり民族っぽいインテリアがおしゃれ♪
「プフを置くときは、クッションやラグにエスニック柄を取り入れても良いのか。」と勉強になります。
プフは、LEATHER MOROCCAN POUF by Jonathan Adler。海外サイトですが、サイズを参考に。
I字ソファとプフを対面
ホワイトのファブリック製3Pソファとホワイトのファー製のプフ×をリビングテーブルを挟んで対面にレイアウトした例。
リビングテーブルの両サイドにはシルバーのプフをプラス。
白だけでコーディネートした部屋って、どこか冷たい印象がしてしまいがちですが、可愛いプフがあることで温かみをプラス。
ちなみにシルバーのプフは、John Derian Company。海外のサイトですが、モロッコプフばかりが載ってるので、色選びの参考にすると良いですよ。
グレーの2Pソファと茶系のレザー製プフ×2を透明なリビングテーブルを挟んで対面にレイアウトした例。
ベージュ×グレーの無難なカラーコーディネートに、プフで茶色のアクセントを加えた落ち着きのあるリビング!!
花びらのような見た目は、モロッコプフの典型的なデザイン。
日本でも通販で簡単に入手できるので、気になる方は“モロッコ プフ”で検索してみて下さいね。
北欧テイストのライトグレーのファブリック製ソファと黒×ホワイトの細かいギザギザ模様のドラム型プフを円形リビングテーブルを挟んで対面にレイアウトした例。
柄の使い方がおしゃれ♪
「プフと言えばモロッコインテリア」と思ってましたが、北欧テイストにも合うんですね。
ホワイトのリビング収納家具の前にピンクのモロッコプフをレイアウトした例。
ソファが映ってないのですが、エレガントな蝶々の壁紙とプフのコーディネートの仕方が可愛すぎるので掲載。
この壁紙は、BIRDS & BUTTERFLIES by Schumaker。
日本で入手するのは難しそうですが「プフと壁紙をコーディネートする」というアイデアは、他の柄にも応用できそうです。
2.シェルフやリビングテーブルの下にプフをinした例
続いては「我が家のリビングはそんなに広くないので、たまにしか使わないプフを床にドーンと置いておくのは邪魔だ!!」という場合に使えそうなアイデアを3つ。
長細い大理石調のリビングテーブルの下に茶色のプフを半分入れた例。
このプフ、ゴム製?浮き輪っぽく見えなくもない??
プフは、ESEDRA by Poltrona Frau。
Poltrona Frau(ポルトローナ・フラウ)はイタリアの家具ブランドで日本でも取り扱ってるところもあるのですが、このプフはどうだろう?
黒の木製リビングテーブルの下にベージュ×ホワイトのクシャっとしたプフ×2を入れた例。
これまで見てきたプフとちょっぴり見た目が違いますが、乱暴に扱っても良さそうなデザインなので、テーブルの下にギュギューっと押し込むのも気兼ねなくできそう。
IKEAのホワイトのウォールシェルフをリビングの壁に取り付け、下にグレーのニットプフを2個並べて置いた例。
シェルフの幅は110cmくらいかな?
ディスプレイスペースの下を上手く活用するアイデアに目から鱗です。
ちなみにシェルフはLACKシリーズ、プフは、MARINA POUF CHARCOAL by Urban Barn(海外サイト/日本発送不可)です。
3.ソファやチェアの足置き(オットマン)代わりにプフを活用した例
「背もたれに体をグイーっと体重を掛けてソファに長時間座ってると、足がだるくなってしまう…。」
そんな時におすすめなのがオットマンですが、オットマンは大きい上に重いので移動させるのも大変。
…という訳で足置きとしてプフを活用するのもアリです。
チェア+プフ
リビングにある一人掛けチェアの前に赤のニットプフを置いた例。
ダークグレーのソファ、ベージュの一人掛けチェア、ソファ&ラグの色を使ったラグの統一感あるコーディネートにプフでアクセントカラーを入れたセンスあるインテリア。
チェアは、高級家具ブランドB&B ItariaのMetropolitan High Back Chairで日本でも入手可能。
ニットプフは日本からでも購入可能なCB2のknitted graphite poufです。
ライトグレーの可愛いチェアを2つハの字にレイアウトし、ホワイトのニットプフを置いた例。
このチェア可愛い♪
Erickson Chair by Parliamentという海外の製品ですが、北欧デザインですね。
このコーディネートをヒントに、IKEAのSTRANDMONとニットプフを組み合わせるのもありかも。
グレーの北欧デザインのチェアをハの字にレイアウトし、チェアの前にオレンジ色のニットプフを置いた例。
濃いめのグレーとオレンジの組み合わせが超おしゃれ♪
1個前の事例とチェアとプフの雰囲気は同じなのに、色だけでこんなに印象が変わってくるんですね。
「ソファを置かないリビングもありかも。」とこの事例を見て、ふと思いました。
ホワイトのイームズのロッキングチェアとグレーのニットプフをコーディネートした例。
優しくて可愛い雰囲気がたまりません!!
プフだけ置くつもりで、インテリア例を探していましたが、こんなにおしゃれな事例を見てしまうと「TVボードを壁際に寄せたら、チェアを置くスペースを確保できるかも」と我が家のリビングのレイアウト自体も変えたくなってしまいます。
茶色レザーのチェアの前に、クリーム色のプフを置いた例。
この組み合わせも素敵!!
これまで見てきたプフはゴツゴツしてて重そうなデザインが多かったですが、これはお餅のようにふんわりした印象。
チェアとプフの素材を揃えると、こんなにハイセンスになるんですね。
味のある茶色のレザーチェアの前に、茶色のレザー製モロッコプフを置いた例。
チェア、TVボード、プフの雰囲気が合ってる!!
1個前のレザーチェア+レザープフの組み合わせとは異なり、こちらはヴィンテージな印象です。
グレーの一人掛けアームソファの前に、ピンクとホワイトのプフを置いてオットマンにした例。
プフの2段重ね!!
「一体何冊の本に囲まれてるの?」と突っ込みたくなりますが、読書好きさんなら憧れる部屋かも。
ドラム型のプフなら安定感ばっちりなので積み重ねにも対応できますね。
チェア+プフ
ベージュの2Pソファの前に、ライムグリーンのレザープフを2個置いた例。
新緑のような活気ある色が素敵!
「くつろぎのリビングにプフを置くなら、無難なグレーorベージュあたりか、アクセントカラーの黄色か…」などと考えながら、事例を眺めてましたが、この色を見た途端「これもあり!!」となってしまった。
このプフ、アマゾンUS版に売ってる模様です。
(Stuffed Moroccan Lime Green Leather Pouf, Handmade Ottoman/ Pouffe)
4.プフをリビングテーブル代わりにレイアウトしたインテリア例
「ソファの前にはテーブルがあるもの」
こんな固定概念を覆すような、ソファの真ん前にプフを数個置いた例を4つ。
グレーの2Pソファとライトグレーの1Pソファを対面式にレイアウトし、間に黒のプフを2個置いた例。
このプフ、ゴム製?
ちょっと変わってますが、まるでリビングの床にアート作品が置いてあるかのようですね。
ダークグレーのフロアソファと黒のエッグチェアを対面式にレイアウトし、間に黒、ベージュ、グレーのニットフプを置いた例。
視線が低くなるせいか、とっても広々見える!!
リビングテーブルでご飯を食べたり、書き物をする習慣が無い場合は、思い切ってテーブルを無しにするのもありかも。
ちなみに、この変わったフォルムのソファは、フランスのリーン・ロゼのPLOUMで、日本からでも購入可能です。
シンプルなホワイトのレザーソファの前に、大きさの違う白とグレーのニットプフを置いた例。
これまで紹介してきた事例は、全てラグの上にプフを乗せたものでしたが、これはフローリングに直置きパターン。
この置き方の方が開放感があって、プフの可愛さもUPして見えるような気がします。
ちなみにオレンジ色のチェアは、The Dharma Lounge Chair by Palette Industriesで、アルファベットが繋げて作ってある個性的なデザインです。
水色のソファの前に、グレー&ライトグレーのニットプフを置いた例。
1個前の事例とカラーコーディネートが似てますが、目立つ色のソファにニットプフでも違和感ゼロ。
こんな事例を見てしまうと「我が家の年に数回しか活用しないリビングテーブルを取っ払って、プフを3個くらい置いた方が実用的なのでは?」と思えてきます。
5.プフを飛び石のようにさり気なくコーディネートした遊び心満載のインテリア例
飛び石は、お庭や門から玄関までの間など、通路に飛び飛びに置かれた石です。
上を歩くという訳ではありませんが、プフをフローリングにゴロンと置いた事例を5つ紹介します。
壁掛けTVのあるリビングにラグを敷き、大小さまざまな形のプフを7個置いた例。
大きい方のプフの上に腰かけて、小さいプフに足を乗せるのでしょうか…。
プフのデザインが、山間の川辺で見かける石みたい。
間仕切りのない寝室のベッドの横に正方形のラグを敷き、グレーと赤のニットプフを置いた例。
子どもの遊び場かな?それとも眠る前のストレッチスペース??
ベッドの高さが靴下を履くのには適していない私は「このくらいの高さの腰かけが寝室にあったら、靴下を履くのにちょうど良いかも。」とふと。
階段下のオープンスペースに、水色・赤・紫のプフを無造作に置いた例。
「玄関ホールにオットマン付きのチェアが置いてあるの?」と一瞬不思議に思いましたが、手前がリビングスペースになっています。
リビングに人が増えて来たり、ソファに座ってる足が疲れて来たら、「階段下からプフを出す」という感じかな?
リビングの壁にコーナーソファ&オットマンを寄せて、残りのスペースにグレーのプフを3つ置いた例。
ソファ用オットマンは常にこの使い方なんだろうか…。
フロア面がこれだけ空いてると直で座るのもあり!!
畳生活に慣れてる方は、フローリングのリビングでもこのスタイルの方がくつろぎやすいかも。
トランクの上にTVを置き、TVの前に黄色と紫のプフを置いた例。
キッズコーナーかと思いましたが、リビングなんですって!
一日のうち数分しかTVを見ないという場合は、この事例のような簡単なレイアウトでも良いかもしれませんね。