インテリアには、普段よく目にするファッションと違って、意標をつく色の組み合わせ方があり、それを紹介しているのが「センス抜群!! インテリアTOP10【2015年暫定版】色を制する者がインテリアを制す」です。

上に挙げたトピックでは、ページの関係上、1つの色の組み合わせにつき5～6例ずつしか掲載できていないので「もっと見たい!!」という方の為に10位から順に約30例ずつ紹介し続けているのですが、今回は、期間を少し開けて第3位の“茶色×ブルー”を紹介。

茶色のボトムにブルーのシャツ。
ブルーのカットソーにブルーのスカート。

洋服でこの組み合わせ方をする方は少ないと思いますが、インテリアだと“あらっ、素敵♪”と思わず心が躍ってしまいます。

特に、茶色は一般的に床やドアなどの内装や家具に使われている色。

今現在、内装が茶系、木目の家具が室内にあるという方は、ブルーをプラスするだけで“おっ!!”と目を引くおしゃれなインテリアを演出できるので、速攻ブルーを取り入れてみましょう!!

1.木目が引き立つ!茶色×ブルーのキッチンコーディネート例

近年、お手入れが簡単そうな鏡面フラットの色付きのキッチンが台頭してきていますが、味わいや温もりを感じる木目調のキッチンも根強い人気です。

日本のキッチンメーカー、クリナップやパナソニックのホームページに掲載されているキッチンのプラン例を見ても、この2つのどちらかが使われているのですが、木目のキッチンって、どうしても木製家具という印象が濃く、生活感の無さを演出するのには向いていないと思っていませんか?

そんな生活感が出てしまいそうな木目のキッチンをググーンとスタイリッシュに見せてくれるのが、ブルーをプラスするという手法です。

茶色の木目キッチン×ブルータイル

木目が綺麗なミディアムブラウンの框扉のL型キッチンにブルーのモザイクタイルを組み合わせた例。

茶色とダーク系ブルーの組み合わせが綺麗♪
このキッチン、吊戸棚が無い部分の壁は全部タイルかと思いきや、タイルとペントの塗り分けがしてあり、ペイントの部分に使ってあるのは、Moody Blue by Sherwin-williams Paint。
この色と茶色が合うなんて、事例を見ないと気づかないかも…。

明るい茶色の木目のフラット扉キッチンにブルーのタイルを組み合わせた例。

この組み合わせも素敵!!
オレンジ色に近い茶色と暗めのブルーが合うなんて…。
ブルーを使うともっとカジュアルな雰囲気のキッチンになってしまうのかと思ってましたが、高級感もある!
こういう組み合わせ方が出来るのなら、積極的に木目のキッチンを選んでも良さそうな気がします。

茶色の木目キッチン×ブルーの壁

I型キッチン+木製のアイランド(ダイニング)カウンターのあるキッチンスペースの壁をブルーにした例。

ヴィンテージ&アンティークにモダンな雰囲気をプラスしたコーディネートが素敵♪
キッチン空間を最近DIY界で流行のホワイトのモールティングで装飾した事例です。

茶色の木目キッチン×ブルーのペンダント照明

ダークブラウンの木目の対面Ⅱ型キッチンのアイランドの上に縦長のブルーのペンダント照明を3灯、コーディネートした例。

ガラス瓶を逆さにしたようなデザインの真っ青な照明器具が素敵♪
このペンダント照明は、ICICLE by LBL Lighting。
「日本でも手に入るかな?」と思って探してみましたが、今のところ取り扱ってるショップは無い様子です。

明るい茶色の木目のL型+アイランドキッチンのアイランドの上部にブルーのペンダント照明を4灯、吊り下げた例。

花瓶みたいな丸いフォルムの照明器具がとってもキュート♪
明るい茶色に明るい青の組み合わせも違和感ゼロ!!

1個前&この事例、どちらもペンダント照明とキッチン前の壁の色を同じブルーにしてあるがポイントです。

茶色の木目キッチン×ブルーのビルトイン機器&冷蔵庫

ダークブラウンの木目のコの字キッチンにレトロブルーのビルトインオーブンレンジ、食洗器、冷蔵庫をコーディネートした例。

このブルーの機器と冷蔵庫は、アメリカのBig chillのもの。

冷蔵庫は日本でも入手可能なので、気になる方は、上の製品名を手掛かりに探してみて下さいね。

タイルや壁など、住まいの構造壁に手を加えるのは難しい…という方は、キッチン用のタオルにブルーを使ったり、ブルーの食器だけを業と見せる方法もありですよ。

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2.清潔感溢れる!茶色×ブルーのダイニングコーディネート例

ブルーは、清潔感を演出する色。
茶色の木製ダイニングテーブルセットを置いたダイニング空間は、楽しい食事を演出するのに向いていますが、その分“食べる”という日常行為を簡単に連想できてしまう場合も…。
特に、ダイニングの周りに壁がなく、他の部屋から丸見えという場合は、ブルーを上手く活用することで、ダイニング空間の生活感を消すことができます。

ダークブラウンの木製ダイニングテーブルに座面がダークブルーのチェアをコーディネートした例。

10人掛けのとっても大きなダイニングテーブルなので親近感が沸きにくいかもしれませんが、椅子の色に注目!
このチェアは、既製品のチェアを購入して、座面だけを張り替えた半カスタムなんですって!!
オーダーなら好きな色が選べますね。

ダークブラウンの円形ダイニングテーブルにブルーグレーのファブリックチェアをコーディネートした例。

この事例のような生地を被せたようなデザインのダイニングチェアって、もっと明るい水色系のカジュアルなものは見たことがありましたが、小さな子供がいる若い夫婦向きかと思って今まで関心がなかったんですね。
でも、同じブルー系でも暗めの色にすると、こんなに落ち着いた雰囲気になると知って、「ブルー系のダイニングチェアもありだな…。」と思い始めています。

ミディアムブラウンの円形ダイニングテーブルにライトブラウンのチェアを組み合わせた2人掛けのダイニング空間の壁にブルーのアートを飾った例。

おぉ～!!真っ白な壁に青が少しプラスされただけで、こんなにもスタイリッシュな雰囲気になるなんて…。
事例は明るめのブルーですが、ネイビーやブルーグレーでも合いそうですね。

ナチュラルブラウンの木製ダイニングテーブルにホワイトのイームズチェアを組み合わせ、壁をネイビー、水色、青緑、エメラルドグリーンに塗った例。

壁のペイントが素敵過ぎる!!
壁に色をつける方法として、真っ先に“壁紙を張る”を思い浮かべますが、ペイントの方が色の組み合わせやデザインが自由にできますね。
この素敵なダイニングテーブルは、 Dakota table by Crate and Barrel(海外サイト/日本発送可能)です。

ヴィンテージな木製ドア&木の梁があるダイニングの壁をティファニーブルーでペイントした例。

ダイニングテーブル&チェアは茶色ではありませんが、木の色とティファニーブルーの組み合わせ方が素敵だったので掲載。
茶色と水色も合いますね♪

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3.広々とした雰囲気を演出!茶色×ブルーのリビングコーディネート例

ブルーは、後ろに下がって見える後退色です。
インテリアの中に青を使うと、開放感を演出してくれるので「リビングが窮屈そうに見える。」という方は、積極的に取り入れてみましょう。

茶色のコーナーソファに光沢のあるネイビー、ブルーグレー、ブルーグレー×ホワイトのパターン柄の3種類のクッションをコーディネートした例。

縦長LDKの長い壁がレンガになった雰囲気を損なわないカラーコーディネートが素敵!!
レンガのある部屋って、暗いイメージになりがち。
観葉植物(緑)やオレンジ色と組み合わせて、明るく演出するパターンは知ってましたが、これはその逆を行く冷静パターン(?)。
こんな組み合わせ方もあるんですね…。

茶色のレザーソファを置いたリビングの壁の一部を鮮やかなブルーにした例。

寒色の面積が広いので、「冬は寒く感じてしまうかな?」と一瞬思いましたが、ラグや一人掛けチェアにほんのり色がついているので大丈夫そう。
この2つをホワイトにしてしまうと、寒い季節に凍えてしまうかもしれません。

ヴィンテージ感のある茶色のレザーソファにブルーのクッションを組み合わせ、背面の壁にブルーの浮輪を3つ飾った例。

夏を連想させるカラー使いが素敵!!

このリビング、後ろのスペースはダイニングになっていて、リビングダイニングの全体像はこんな感じ。

正面に見える巨大なプールは無視して(笑)、ブルーの使い方が絶妙過ぎると思いませんか?

ダークブラウンのレザー製の3Pソファに、ブルーグレーのラグ&クッション&アートをコーディネートしたリビングの例。

元々広いリビングですが、ブルーの開放感を感じやすい事例ではないかな?
この事例のブルーグレーの箇所をダークオレンジ色に変えた場合を想像してみて下さい。

同じ大きさの部屋でも、このコーディネートほどの開放感が感じられないと思いませんか?

明るい茶色のコーナーソファに水色×ホワイトの流れるような縞模様のクッションをコーディネートした例。

ファッション業界の人の部屋かな?
壁もアートも生地感のある素材で揃えた統一感のあるコーディネートがおしゃれ♪
アートは、アメリカの美術家メル・ボックナー(Mel Bochner)の作品です。

ダークブラウンの壁のリビングにホワイトのレザーソファ&ホワイトのシェルフをコーディネートし、アクアブルーのクッション、アート、ディスプレイを使ってアクセントを加えた例。

このカラー使い最高!!
茶色×ホワイト×アクアブルーの3色だけで、こんなにオシャレな部屋を演出できるなんて…。
木目の家具は使ってないですが、インテリアがあまりにも素敵だったので掲載。

茶色の2Pファブリックソファに薄いブルーのミニテーブルと水色×茶色×イエローの花柄パターンのラグをコーディネートした例。

こんなデザインのラグは初めて見たかも…。
インテリア界の茶色は「どんな色にも合う!」のですが、これほど目立つ柄なのに色使いに違和感を感じないなんて、茶色の威力を実感しました。

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4.沈静作用も!?茶色×ブルーの寝室コーディネート例

ブルーには、精神を落ち着かせる沈静作用があり、寝室や勉強部屋に使うと良いと言われています。

青い寝室と聞くと「そんな部屋で眠れるの?」と違和感を感じてしまう方もいらっしゃるかもしれませんが、茶色のベッドやカーテンに枕カバーなどでほんの少しブルーをプラスするだけで、落ち着きと広さを感じる素敵な空間を演出することが出来ます。

カーテンとベッドスローをダークブラウンにした寝室に水色のカウチソファをレイアウトした例。

ミラーと花瓶もソファと同じにした、まとまりのあるコーディネートの仕方が素敵過ぎる!!
寝室に青と聞いて、こんなコーディネートをすぐに連想できなかった方も、この事例を見れば簡単に真似できそうな気がしませんか?

ソファを置くスペースが無いという方は、ベッドスローを水色にする方法もありです。

ダークブラウンの木製ベッドに薄いグレーのベッドカバーをコーディネートし、ベッドスローと壁色をティファニーブルーにした例。

素敵な壁の色は、Tide Water (SW6477) by Sherwin Williams。
窓側の壁に書いてある英語はステンシルかな?

先日、我が家の仕事部屋の壁にステンシルで英語を書いてみたのですが、面白くってはまりそう♪
(この時の記事は、また後日に。)

木目のベッドに茶色の枕カバー&青碧の掛け布団カバーをコーディネートした例。

まるでホテルの一室みたい!!
ベッドの頭方向の壁の茶色を無視して、ベッド&カバー類の色の組み合わせだけ真似しても良し!!
この事例を見て「今すぐベッドカバーを買い替えなきゃ!!」と思ったのは私だけではないはず…。

ダークブラウンのベッドにホワイトのベッドカバーを組み合わせ、枕カバー&ベッドスローをブラウンにして、壁にブルーのアートを飾った例。

「茶系のベッドに絵で青をプラスする方法もあるのか…。」と、ベッドカバー買い替えから予定変更。
アートが1枚あるだけなのに、ただのホワイト×茶色のベッド周りよりも10倍くらいおしゃれに見えます!!

ダークブラウンのナイトテーブルの上にブルーのテーブルランプを置き、後ろの壁に水色のミニアートを飾った例。

明度や彩度が違うブルーを組み合わせた素敵な寝室!!
同じ系統の色で違う色を何個も組み合わせるのは、インテリアコーディネートの中でも上級ランクになりますが、一度は挑戦してみたい!!

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5.作業がはかどる!茶色×ブルーのホームオフィスコーディネート例

寝室と同じくブルーの沈静効果を活用できるのが仕事部屋です。
また、青はすっきりとした印象ももたらしてくれるので、整理整頓されたデスク周りを演出するのにも向いています。

茶色の木製デスクを部屋の真ん中に向けてレイアウトし、背面の壁を薄いブルーにした例。

ダークブラウンの床色と飴色の高級感のあるデスクにブルーが合ってる♪
壁の色は、languid blue by Sherman williamsでペイントしたもの。

ホワイトの収納家具との相性も抜群ですね。

壁と天井をグレーに近い水色にした仕事部屋にナチュラルブラウンの木製デスクをパソコンデスクとしてレイアウトした例。

1個前と床色と収納家具の色は同じですが、壁の色はちょっぴり暗めです。
ナチュラル系の色の家具とブルーの組み合わせは、この事例が初めてですが、意外と合いますね。
壁と天井の色は、Santorini Blue by Benjamin Mooreでペイントしたものです。

明るいブルーの壁の仕事部屋に木目のデスクとチェストを2列型にレイアウトした例。

4畳半ほどの狭い部屋ですが、使い勝手が良さそうな家具のレイアウトの仕方が参考になります。

「デスクと収納家具はお揃いかな?」と思ったら、どちらもRoom & Boardで入手したものだそうですが、日本からの購入は不可。
壁のペイントは、Georgian Bay SW 6509 by Sherwin Williamsです。

アンティークな木製デスクを部屋の真ん中に向けてレイアウトし、対面側にブルーのハイバックチェアを2セットレイアウトした例。

お客様側(?)にボリュームのあるデザインの椅子を置いた変わったレイアウト。
2個前の事例でナチュラルブラウンのデスクとブルーのコーディネートを紹介しましたが、この部屋は床もナチュラルブラウン系。

ブルーって肌色っぽい木の色とでも合うんですね…。

飴色のアンティークなデスクを部屋のコーナーにレイアウトし、周りの壁をブルーグレーにした例。

この色の組み合わせ、素敵過ぎる!!
このペントはVermeer by Ralph Lauren HOME。
ラルフ・ローレンと言えば、日本ではファッションで有名ですが、実はペイントもあるんですよ。(ラルフローレンペイントについて)

2面の壁を質感と色が違うブルーの壁にして、部屋の中央に向けてヴィンテージ感のある茶色のデスクをレイアウトした仕事部屋の例。

この事例は、デニムインテリアでも紹介したのですが、とっても格好良いと思いません?

ちょっぴり部屋が暗い印象なのも、作業に集中できそうで良い感じです!!

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6.カラー使いの参考に!配分が絶妙な茶色×ブルーの子供部屋コーディネート例

最後は、茶色×ブルーの組み合わせ方が絶妙な子供部屋の事例を2つ。

ベージュ系、ブラウン系、ブルー系の6色で壁をボーダー柄にペイントし、茶色のソファ+ブルーのクッションをコーディネートした例。

子供部屋だけでなく、リビングでも似合いそう!!
ソファは、Petrie Sofa by Crate&Barrel(英語サイト/日本発送可能)。
ペイントは、Bahaman Sea Blue、Texas Leather、Coastal Fog、Bird’s Egg by Ben Mooreです
。

茶色×ブルーで円をデザインしたラグに同じようなデザインのアートを飾った子供部屋の例。

ホワイトのチェストとベッドにも一部にダークブラウンが使われていてカラーコーディネートに抜け目なし!!
このインテリアを見て「美味しそう」と思ってしまった私…。
その理由は、一番最後に書いてます(笑)

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[参照元：Houzz Inc]

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