6月に入り、どんよりした梅雨雲が多くみられる季節になってきましたが、あと1か月もすれば日差しがきつく感じる真夏がやってきますね。

気温が高いこの季節に引っ越しや模様替えをすると、ブルーや水色を使った寒色系の雑貨や軽く感じる白っぽいファブリックに惹かれ、インテリアをホワイト系でまとめてしまいがちです。

白は、色の中で一番重さを感じない色なので、部屋を広く見せたり開放感を出したりするのに最適な色ですが、気温が下がる秋冬には寒く感じてしまうことも。

この季節に快適さを感じつつ、秋冬にも心地よいホワイトインテリアには、どんなものがあるのでしょうか?

今回は、ホワイトだけを使った部屋や部屋の8割以上をホワイトにして、暖色・寒色・中性色をプラスした素敵なインテリアの数々を紹介して行きましょう。

1.開放感抜群!ホワイトインテリア in リビング

ガラステーブルにホワイトのレザーソファをコーディネートしたソファダイニングの例。

日本でソファダイニングと言えば、木製テーブルにカジュアルなソファを組み合わせたものが多く見受けられますが、こんなにモダンな雰囲気にもできるとは…。
床がホワイトの部屋なので、ガラステーブルを組み合わせることで、広々とした開放感のある雰囲気をそのまま維持。
壁に施された目元のドアップのデコレーションが何とも印象的です。

ホワイトのコーナーソファとホワイトの鏡面テーブルをコーディネートしたリビングの例。

ホワイトにステンレス素材とライトグレーを組み合わせて、スタイリッシュな印象を演出する手法は、モダンインテリア好きさんにはたまらないかも。
どちらかと言えば、夏向きインテリアですが、秋冬にクッションカバーを毛糸やファーなどの素材を変えるか、赤やオレンジに変えるかすると寒さを軽減できそうですね。

ホワイトのカバーをかけた一人掛けソファを4セット、対面式にレイアウトしたリビングの例。

三角屋根の開放的な空間をそのまま生かした一体感のあるインテリアの作り方が素敵!!
ソファの間にリビングテーブルを置かないと、こんなに広々とした印象になるんですね。

グレー系のフローリングのリビングにホワイトのソファ&リビングテーブル&プフをコーディネートした例。

ホワイトインテリアというよりもモノトーンインテリアに近いかな?
ベースは、北欧なのでグレーや黒をプラスして静寂を演出。

この事例のようなホワイトが多めのモノトーンインテリアにも興味があるという方は「モノトーンインテリアで注意したい3つのポイント＆リビング実例54選」も参考にしてみて下さいね。

+暖色

ホワイトの対面キッチンを背にホワイトに近いベージュのコーナーソファをレイアウトし、赤×オレンジのクッション&オレンジの移動式テーブルをコーディネートした例。

「暖色をプラスすると暑苦くなる。」という印象を持っていましたが、このくらいの配分なら夏にも合いそう!
床色が白に近い部屋の参考になりそうな事例です。

ホワイトのソファにオレンジ×ライトグレーのクッションをコーディネートした例。

グレーとオレンジがこんなに合うなんて新発見!
何となく秋を連想させる色使いですが、夏でも暑苦しさを感じにくい配色です。

フンワリとしたレースカーテンやホワイトファブリック製ソファなど、ナチュラルテイストでコーディネートしたリビングに赤のライン入りのクッションとリビングテーブルをコーディネートした例。

この赤のラインが入った生地、可愛すぎるっ!!
ナチュラルにヴィンテージ感をプラスするというセンスの良さに脱帽です。

ホワイトのソファをL字にレイアウトし、アクセントカラーに赤をウラスしたリビングの例。

このインテリア、モダン好きさんの心をつかみそう!
クッションだけでなく、木のオブジェ(?)や柱も赤にしてあるのがポイントです。

+暖色

ホワイトのレースカーテン&ホワイトのソファ&ホワイトのプフを置いたリビングにホワイト×ブルーのストライプラグとホワイト×ネイビーのパターン柄のクッションをコーディネートした例。

夏っぽくて癒しも感じる素敵なリビング!!
クッションカバーとラグの色を赤orオレンジにチェンジするだけで秋冬に似合うインテリアにしてあるのがポイントです。

白に近いライトグレーのソファとホワイトの壁面収納家具をレイアウトしたリビングに、水色のクッションをコーディネートした例。

ホワイトに薄い青をプラスすると清潔感たっぷりな上に開放的!!
このインテリアも季節に応じて簡単に色が変えられるクッションだけに寒色が使ってありますね。

ホワイトの2Pソファを対面式にレイアウトし、濃淡ブルーのクッションとネイビーのラインが入ったラグをコーディネートしたリビングの例。

これまで紹介した2つの事例とは異なり、こちらは明度が違うブルーの単色カラーでインテリアにニュアンスをつけた例。
この事例のようにクッションカバーを上手く組み合わせられるセンスが欲しいです…。

+中性色

チェア&デスク&ラグをホワイトにして、ホワイト地にグリーンのパターン柄の巨大なクッションをレイアウトし、天井の照明器具に大きな葉っぱを取り付けた例。

このインテリア衝撃的!!
観葉植物って床に置くのが当たり前だと思ってましたが、こんな方法があったなんて…。
この事例は、大きめの葉っぱが使ってありますが、垂れ下がるフェイクグリーンを活用しても似たようなインテリアが作れそうな気がします。。

ホワイトの3Pソファと一人掛けチェア(バルセロナチェア)×2を対面式にレイアウトし、サイドにライムイエローのスツールをコーディネートした例。

このスツールは、セラミック製で主にガーデニングに使われるアイテムです。
“セラミックガーデンスツール”で探すと似たような製品がたくさん出てくるので、気になる方は検索してみて下さいね。

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2.まるでフワフワッの綿みたい♪ホワイトインテリア in 寝室

ベッド&ベッドリネン&カーテンをホワイトでコーディネートした真っ白な寝室の例。

凸凹した素材のベッドカバーや質感のあるベッドが組み合わせあるので、ツルンとした素材でまとめた部屋よりも緊張感が少ない!!
カーテンレールにさり気なくゴールドが使ってあるのもポイントかな?

ベッド&ベッドリネン&カーテン&チェスト&ナイトテーブルをホワイトでコーディネートした真っ白な寝室の例。

壁は白ではなく、ライトグレーかな?
黒のカーテンポールにカーテンを吊るすアイデアや観葉植物を飾るインテリアの作り方は、ホワイトを多用したナチュラルインテリアを作りたい方の参考になりそう。

ダークブラウンのフローリングの寝室に、ホワイトのベッド&ベッドリネン&カーテン&チェスト&ラグをコーディネートした例。

暗い床色の部屋でも白を感じるインテリアを作れるなんて驚き!!
ちなみに、この事例の床色よりも明るい「ミディアムブラウンだとどうなるの?」は、下記の事例を参考に。

ホワイトだけのインテリアって、フローリングの色を気にしなくても作れるんですね。

+暖色

ベッドンリネン&チェストをホワイトでコーディネートした寝室に白地に赤のパターン柄のカーテンとクッション3個を組み合わせた例。

カーテンとクッションカバーの柄が同じなので、まとまってるっ!!
意外と見落としがちですが、インテリアを素敵に見せるポイントに“揃える”があったのを思い出させてくれる事例です。

ベッドカバー&ラグをホワイトにした寝室に赤のストールと赤の一人掛けチェアをコーディネートした例。

窓枠が黒のモダンな作りの部屋をホワイトでまとめると、こんなにすっきりとした印象になるんですね。
モノトーンインテリアのアクセントカラーに赤を使った事例と取ることもできます。

ベッド&一人掛けソファ&チェストをホワイトで揃えた寝室に赤のベンチ&スツール&クッションをコーディネートし、枕カバーにライトグレー地にオレンジのパターン柄を組み合わせた例。

赤の使い方がセンス抜群!!
一人掛けソファの横に狭いスペースでも置ける赤のスツールを置いて、コーヒーカップが置けるように工夫してあるのがポイントかな?

+寒色

ホワイトのベッドの横にホワイトのチェストを置き、ブルーグレーの枕とストールをコーディネートした寝室の例。

チェストのデザインが格好良すぎるっ!
トランクっぽい外見の家具って、1個あるだけで部屋を高級感溢れる印象にしてくれますね。

カーテンや壁紙と言った簡単に色が変えられない箇所に寒色を使った事例ですが、水色の使い方が絶妙!!
ベッドの両脇にあるシルバー色のナイトテーブルの上にも水色の脚のテーブルランプが組み合わせてあるのもポイントです。

ホワイトのベッドリネンに水色の枕カバー、白地に水色のパターン柄のカーテンと壁紙をコーディネートした寝室の例。

カーテンや壁紙と言った簡単に色が変えられない箇所に寒色を使った事例ですが、水色の使い方が絶妙!!
ベッドの両脇にあるシルバー色のナイトテーブルの上にも水色の脚のテーブルランプが組み合わせてあるのもポイントです。

+暖色&寒色ミックス

ホワイトのベッドリネンに水色とオレンジのパターン柄の枕をコーディネートした寝室の例。

この枕の生地、可愛い♪
上の項目で紹介した暖色だけ、寒色だけのコーディネートと比較すると、どの季節にも違和感なく馴染みそうな配色です。

ホワイト&ベージュ系のベッドリネンをコーディネートした寝室の壁に、赤、水色黄色グリーンの抽象的なアートを4枚飾った例。

壁の絵にだけ有彩色が取り入れてあるので、とってもスタイリッシュな印象。
インテリアコーディネートを考える時、アートまで含めたカラー配分を最初から考えるのは難しいですが、ベースをホワイトにしておけば、どんなものでも馴染みそうです。

+中性色

ホワイトにグリーンの縁取りのベッドリネンとボタニカル柄のカーテンをコーディネートした寝室の例。

天気の良い日に森林にいるかのような心地よいインテリアが素敵!!
緑は和みの色ですが、ホワイトと組み合わせると清潔感も出るのでおすすめです。

ホワイトの木製ベッドにホワイトのベッドリネンをコーディネートし、ダークグリーンのボタニカル柄の枕カバーをコーディネートした寝室の例。

1個前と同じく、白と植物モチーフを組み合わせた例ですが、緑が暗いので落ち着いて見えます。
落ち着きのある寝室って、暗めの色を使いがちですが、白が多くても作れるんですね。

ホワイトのベッドリネンをコーディネートした寝室の壁にグリーンのアートを飾りダークブラウンのベンチにグリーンのクッションを置いた例。

この部屋を見た時は「こんな簡単な方法でセンス良く見せることができるなんて…」と衝撃でした。
アートとクッションだけで、こんなに洗練された雰囲気にできるなんて目から鱗です。

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3.清潔感たっぷり♪ホワイトインテリア in ダイニング

ステンレス脚のガラステーブルにホワイトのチェアを組み合わせたモダンなダイニングの例。

透け感の違う2つの生地を組み合わせたボーダーに見えるホワイトのカーテンが涼し気♪
非の打ちどころがないくらい、清潔感タップリです。

ガラステーブルにホワイトのダイニングチェアを組み合わせた例。

ブルーっぽいテーブルなので、これも涼し気♪
ホワイトでまとめたダイニング空間は、広々&清潔感を演出できる上に、テーブルランナーで季節感を出すことができるので、季節ごとにインテリアを触るのが好きという方におすすめです。

ホワイトの木製の円形テーブル+木製のチェアを組み合わせ、上からホワイトのペンダント照明を吊るしたダイニング空間の例。

同じ白でも素材やデザインでこんなにキュートな雰囲気になるなんて…。
白を使ってダイニング空間を可愛い雰囲気にしたい方の参考に。

ホワイトの木製長方形テーブルにデザイナーズ家具っぽいデザインの木製チェアを組み合わせたダイニングの例。

こういうデザインの椅子はよく見かけるので簡単に真似できそう!
ちょっぴり北欧テイストを感じる無機質な印象のダイニングインテリア例です。

+暖色

ホワイトの木製長方形テーブルにホワイトの木製チェアを4脚レイアウトし、短手に赤の木製チェアをコーディネートした例。

「ダイニングチェアって座る人数分同じデザインにしなくちゃ。」と思っていたので、椅子で赤を加えるなんて考えたこともなかった。
ちなみにこの赤の椅子は、Tolix®のAチェアです。

ちなみにこのダイニングを別の角度から見ると下のような感じ。

壁にキャス・キッドソンの花柄の壁紙が張ってあり、とってもキュート♪

ホワイトの円形テーブルにホワイトのプラスチックチェアを組み合わせ、上部に赤のフロアランプをコーディネートしたダイニングの例。

天井からペンダント照明を下げずに床からテーブルの上を照らすこんな方法があったなんて…。
この赤の照明器具はTwiggy Floor Lamp by Foscariniで、日本でも入手可能です。

ちなみにテーブルは、エーロ・サーリネンのチューリップテーブル、チェアはイームズです。

+寒色

ガラス製のダイニングテーブルにホワイトの木製チェアを組み合わせ、テーブルセッティングをブルー系にしたダイニングの例。

ダイニングの場合は、真っ白コーディネートでもテーブルクロスや食器で色を足すことができるので、リビングや寝室に比べると季節ごとの演出をするのは比較的簡単かも。
ちなみに、ダイニングの奥に見える水色のチェアはアイランド用のカウンターチェアです。
天井に取り付けてある変わったデザインの照明器具は、Confetti Glass Pendant。

ホワイトの木製の円形テーブルに水色の木製チェアを組み合わせたダイニングの例。

椅子の色が寒色なので、ホワイトインテリアというよりもシャビーシックテイストに近いかな?
白の椅子を置くのと比較すると、緊張感が薄れているような気がするのは、素材に温もりを感じる木が使ってあるせいかな?

ホワイトの円形テーブルに、座面クッションがブルーのホワイトチェアを組み合わせ、壁に幾何学模様のブルーの壁紙を張った例。

壁紙はVivienne Westwood(ヴィヴィアン・ウエストウッド)、テーブルとチェアははエーロ・サーリネンのチューリップシリーズです。
こんな奇抜な配色のダイニング空間にするのは勇気が要りそうですが、世界的に有名なものを使ったインテリアはおしゃれ度アップ。

+中性色

ナチュラルブラウンの長方形テーブルにホワイトの木製チェアを組み合わせ、天井から大きなホワイトのペンダント照明を吊るし、テーブルの瓶に入れた植物を飾った例。

インテリアに中性色(緑)をプラスする最も簡単な方法は植物を使うこと。
たった4本の葉っぱがついた枝が簡素な瓶に入れてあるだけですが、これがあるだけでホワイト独特の冷たい印象が緩和されているので、植物の力って凄いと思いませんか?

ホワイトの円形テーブルに座面クッションがグリーンのホワイトチェアを組み合わせたダイニングの例。

寒色の一番最後で紹介した事例の緑バージョン。
寒色をプラスしたパターンは涼しい雰囲気だったので、冬向きではありませんでしたが、この事例のグリーンなら冬でも夏でも使えますね。

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[参照元：Houzz Inc]

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