おしゃれなインテリアを作るポイントは、“色・デザイン・素材を揃える”です。
インテリアコーディネートでは、このポイントを基本に、家具のデザインや色を決めていく訳ですが、意外と見落としがちなのが照明器具。
その理由は「引っ越してすぐに必要となるものが照明器具」という場合が多いからなんですよね。
照明器具がついていない部屋に引っ越す場合、真っ暗な部屋で作業することを想定して「どんなのでも良いからとにかく明かりを…」と、引っ越し前のお部屋にあった適当な器具をそのまま持ち込み、引っ越した後も数年そのまま、なんてことも。
実は、これ私の話です。
引っ越し準備中は、家具選びや色決めに必死になり過ぎて、疲れ果ててしまい、もう器具はこのままで良いか…、となってしまうのも原因の一つだったり…。
1年ほど前、やっと「“色・デザイン・素材を揃える”を照明器具で実現してみるとどうだろう?」と思い立って、3つの部屋のしょぼい照明を多灯ペンダントにチェンジしてみました。
やり方 雰囲気抜群!シーリングライトをペンダントライト2灯に交換実例
やり方 たった5分!!ダイニングの照明を明るい印象&おしゃれに増設例
全部、ペンダントライトを1灯ではなく、何個か吊り下げるパターン(多灯ペンダント)です。
今では、「照明器具は多灯ペンダントが当たり前」というくらいペンダント照明にハマっています。
多灯ペンダントは、何と言っても、同じ器具を2個並べるだけで、おしゃれ空間が演出できてしまうのが良いところ。
多灯ペンダントのメリット&デメリットとともに、ダイニング、リビング、寝室に2灯以上のペンダントライトを使った実例を紹介していきますので、ぜひ参考にしてみて下さいね。
多灯ペンダントのメリット&デメリットとインテリア実例-目次
1.多灯ペンダントのメリットとデメリット
1-1.メリット
- 同じデザインの器具が2個以上あるだけでオシャレに見える
- 美しい見た目のシンメトリーデザインができる
- ダクトレールと併用すれば器具の取り付け位置を微妙に動かすことができるので、欲しい位置に明かりを持ってくることができる
- 長細いテーブルの上など、端から端まで明かりが届く
- 光源の高さを調整できる
1-2.デメリット
- 器具にコストがかかる
- 器具の上に埃がたまる
- 電球が切れた際のコストがかかる
- 天井高が低い場所では器具が頭に当たってしまう
- ペンダント照明の吊り下げ位置によっては、視界を遮ってしまう
2.多灯ペンダントのインテリア例
2-1.ダイニング
4人掛け長方形ダイニングテーブルの真上に、裸電球のペンダントライトを2灯、高さ違いで吊り下げた例。
手前にある収納家具の上にも、ダイニングテーブルの上と同じデザインのペンダントライトを一灯。
「この器具はどうやって取り付けてあるの?」と見てみると、天井付近に部屋の周囲を囲むようにレールが取り付けてあり、器具のコードを巻き付けてある!!
器具の電源はレールと同じ高さの壁面にあるので「長いコードの器具をチョイスして、明かりが欲しい位置に吊り下げる」といった感じになっています。
コンパクトな4人掛けの木製ダイニングテーブルセットの上に、ガラス製の球体のペンダントライトを高さ違いで3灯吊り下げた例。
何、この器具。美し過ぎるっ!!
「テーブルの大きさに対して器具が大きすぎるのでは?」と感じてしまう大きめの器具ですが、ガラス製なので圧迫感を感じません。
ホワイトの長方形ダイニングテーブルの真上に、赤いコード+黒のシェードのペンダントライトを3灯、等間隔に吊り下げた例。
「一列に器具が並んでいる」というだけなのに、とってもオシャレに見える!!
器具自体はコンパクトで、床から2mくらいの位置にシェードが来るように吊り下げてあるので、3個あっても鬱陶しく感じないですね。
ホワイトの4人掛け長方形ダイニングテーブルの真上に、デザイン違いのペンダントライトを2種類、高さを変えて吊り下げた例。
クリアなシェードという共通点はありますが、1個は鈴カステラ、もう1個はお椀みたいなデザイン。
「ペンダントライト2灯の場合は、同じ器具を2個つけるもの」と思ってましたが、この事例のようなコーディネートの仕方もありですね。
4人掛けの木製長方形ダイニングテーブルの真上に、ゴールドシェードのペンダントライトを2灯吊り下げた例。
器具同士の距離は20cmほどかしら?
「こんなに狭いテーブルなら1灯でもOKなのでは?」と思ってしまいますが、同じ物が2個並んでることでオシャレ度がUPして見えますね。
インダストリアルデザインのコンパクトな4人掛けダイニングの上に、パイプに裸電球を5個取り付けたようなデザインのペンダントライトを吊り下げた例。
この器具の場合は、電源が一か所で良いので、ダイニングの天井に引掛けシーリングが1か所しかなくても大丈夫。
このようなデザインの器具が見つからない場合は、下記のような吊り下げ方も。
天井から30cmほど下がった位置に黒のハイプを取り付けて、4個の黒のコード付き照明がついた器具を吊り下げ、パイプに巻き付けた例。
天井から30cmほど下がった位置に黒のハイプを取り付けて、7個の赤のコード付き照明がついた器具を吊り下げ、パイプに巻き付けた例。
天井から30cmほど下がった位置にシルバーのハイプを取り付けて、7個の赤のコード付き照明がついた器具を吊り下げ、パイプに巻き付けた例。
このような器具は、ソケットペンダント○灯(※○の部分に電球の数)で探すと、見つけることができる様子です。
ナチュラルな木製ダイニングテーブルの上に、美しいデザインのガラスシェードのペンダントライトを3灯、吊り下げた例。
上品な組み合わせのダイニングテーブル&チェアと器具の雰囲気が合ってる!!
すりガラス調の器具は、どこか懐かしい雰囲気も。
ホワイトの5人掛け楕円形テーブルの真上に、艶消しシルバーの提灯のようなデザインのペンダントライトを2灯、高さ違いで吊り下げた例。
“シャキ”っと音が聞こえてきそうな格好良いデザイン。
白い壁面に床まで垂れ下がるように吊り下げてある、ネオンのようなカラフルな照明も可愛いです。
2-2.リビング
まずは、多灯照明がついたシーリングタイプの器具のコーディネート例を2つ。
リビングテーブルの真上に、8個のガラスボールがついたゴールドのペンダントライトを吊り下げた例。
何て美しいデザイン!!
幅96cm、奥行き50cmくらいの器具なので、リビングテーブルとのバランスもぴったり!
器具は、Staggered Glass Chandelier – 8-Light by West Elm(海外サイト)です。
リビングとダイニングがひとつながりになったリビングダイニングの天井に、5個の球体がぶら下がったペンダントライトを吊り下げた例。
リビング側もダイニング側も同じ器具!!
しかも、エレガントでヨーロピアンな雰囲気!
器具は、RIO MULTI-ARM CHANDELIER by Jonathan Adler(海外サイト)です。
リビングテーブルの真上に、シルバーのプレートにガラスボールが6個付いたようなデザインのシーリングライトをつけた例。
天井に張り付いたようなデザインなので圧迫感ゼロ!
光源が下の方にくるペンダントライトよりも天井高が高く見える気がします。
続いて、電源位置が数か所あるリビングの天井から多灯ペンダントを吊り下げた事例を4つ。
黒い天井のリビングに、透け感のあるダークブラウンのシェードのペンダントライトを2灯吊り下げた例。
リビングの天井に傘のようなデザインの照明器具が取り付けてあるパターンは、あまり見たことが無いので違和感があるのかと思いましたが、それほどでも無い!?
「この器具が1個だけ取り付けてあったら…」と想像すると、ちょっぴり変な気もするので「同じものを2個使う」は、とっても重要なんだと実感します。
リビングの天井にホワイトの球体のペンダントライトを3灯、吊り下げた例。
ふわふわで繊細そうなデザイン!
器具は、ランダムライトL LED by Moooiで、日本でも購入可能。
リビングテーブルの上に、シルバーの円柱型のペンダントライトを3灯、一直線に吊り下げた例。
器具の位置が、とっても低い!!
「邪魔にならないのかしら?」と思いましたが、人が通る位置には下がってきていない(リビングテーブルの真上)ので大丈夫そう。
筒はクロム、水玉のように見える部分はスワロフスキーですって!!
梁が丸見えのリビングの天井から、コード付き裸電球を10個吊り下げた例。
よく見ると器具のデザインが微妙に違う!!
まん丸、細い円柱、先端が丸い…、など様々なエジソンランプをチョイス。
「器具選びが楽しそうだな~。」と、この事例を見て、ふと。
最後は、電源位置が1か所で、多灯ペンダントを吊り下げた事例を2つ。
リビングの中央に、黒のコード付き裸電球を9灯吊り下げた例。
リビングの中央に、黒のコード付き裸電球を8灯吊り下げた例。
「リビングの照明器具は、天井にピタリと張り付いた円形のシーリングライトが当たり前。」と思っている方にとって、上記のインテリア例は、かなり衝撃的なのでは?
2-3.寝室
メイン照明
寝室の天井に、ゴールドの支柱が4方向に伸び、先端に5個の電球がついたペンダント照明を取り付けた例。
このデザイン、めちゃくちゃおしゃれ!!
ただ寝るだけの部屋でも、照明器具にこだわると部屋全体がおしゃれに見える素敵な事例です。
寝室の天井に、ベッドと同じ向きに、球体型のペンダント照明を2灯ずつ、吊り下げた例。
真ん中に、ボンとシーリング照明が付いてる寝室よりも数倍おしゃれに見える!!
電気をつけた状態でベッドに寝転んでも光が直接目に入らない位置なので、ベッドの上で過ごすことが多い場合は、この取り付け方を真似ると良いかも。
サブ照明(ベッド用間接照明)
ベッドの両サイドに、コンパクトな裸電球を吊り下げた例。
ブロックみたいな壁との相性抜群!!
器具は、壁から20cmほど離れたところにぶら下がってるので、ベッドの上で本を読むのにちょうど良い位置かも。
ベッドの両サイドに、黒のお椀型のペンダントライトを吊り下げた例。
こういったデザインの器具は、ダイニング専用だと思ってましたが、ベッドサイドにも合うなんて…。
電源位置は、天井にあるので、同じ取り付け方をするには電気工事が必要です。
ベッドの両サイドに、黒のコードの裸電球を吊り下げた例。
深緑の壁と温かみのあるオレンジの光が素敵過ぎる…。
この事例も1個前と同じく、天井に2か所、電源があるパターン。
「電気工事無しで似たような多灯ペンダントのある寝室を作ってみたい。」という方は、下記のような方法がありますよ。
ベッドの両サイドの壁から、裸電球を吊り下げた例。
壁面に取り付けてある物体は、器具とは別のアーム付きのブラケットかしら?
この取り付け方なら、コンセントに差し込めるソケットコード+裸電球を使えば真似できそう!
壁面のアームは、インテリア性のあるフックを活用すると良いかも。
2-4.仕事部屋
仕事部屋の天井にゴールドのアーム+5方向に伸びた裸電球9灯のペンダントライトを取り付けた例。
何、このゴージャス&素敵なデザイン!!
「天井を照らす電球に意味はあるの?」と思ってしまいますが、見た目が素敵なので問題なし!?
仕事部屋の作業台の上に、真っ黒なヴィンテージ風のペンダントライトを2灯吊り下げた例。
テーブルサイズに対して、器具が大き過ぎないかしら?
“インダストリアル ペンダントライト”で検索すると似たようなデザインの器具がたくさん見つかるので、気になる方は探してみて下さいね。
最後は、思わず「照明器具のショールームかしら?」と思ってしまう多灯ペンダント使いの仕事部屋例を2つ。
仕事部屋の天井に、壁に沿うように黒のペンダントライトを5灯吊り下げた例。
2面の壁を映した写真なので、もしかすると1面に4灯で合計16灯ぶら下がってるのかも…。
イエロー×黒の奇抜な壁が個性的ですが、こんな明かりプランもアリなんですね。
仕事部屋の天井に、同じデザインのペンダントライトを15個吊り下げた例。
横に3列、縦に5列、びっしり!!
壁面スイッチをonにすると、全部の器具が一斉に点くんだろうか…。
こんなに天井いっぱいに照明器具が取り付けてある部屋を見たことが無かったので、このインテリアの作り方は衝撃的です。
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