「ダイニング空間の天井に取り付ける照明は、コードがついたペンダント型1個」そんなお家はありませんか?
実は我が家がそうでした。
というのも、我が家はリビングとダイニングに間仕切りが無い2.2×5mほどのリビングダイニングなのですが、埋め込みローゼットがリビングエリアとダイニングエリアの天井に1個ずつ付いてるタイプの部屋。
その天井を見た時「リビングにはシーリング照明、ダイニングにはペンダントライトだな」と深く考えずに器具を買って取り付けていたのです。
でも、
- リビングとダイニングの照明の位置が離れている
- ダイニングの照明をつけてる時はほとんどリビング側の照明を消している
などの理由から、ダイニング側の照明がどうも暗く感じてしまう。
更には、ダイニングテーブルの幅を1500mmから2200mmにチェンジしたことによりテーブルの端まで明かりが届かない。
という訳で、ダイニング側の照明器具を増設することにしました。
写真でもわかるように、このBefeore・Afterは、大掛かりな電気工事や天井クロスの張り替えなど、専門家の手を借りることなく、現在ある埋め込みローゼットの位置をそのままにして、5分ほどで器具を増やしたもの。
使った器具や取り付け方を解説していきますので「明るいダイニングにチェンジしたい!!」という方は是非参考にしてみて下さいね。
ダイニングの照明を明るい印象に増設BEFORE・AFTER実例-目次
1.ダイニングの照明をペンダント1灯から2灯に増やすのに必要なもの
1灯から2灯に増やすのに準備したものは、以下。
- ①コイズミ照明 KOIZUMI 取付簡易型スライドコンセント
- ②コイズミ照明 KOIZUMI スライドコンセント用引掛けシーリング BEE3002B
- ③ペンダントライト×必要数
どれも、通販で簡単に入手できます。
①幅1025mmと幅1525mmがあり、色はオフホワイトと黒の2色。
(我が家は天井の色に合せてオフホワイトにしました。天井面をすっきり見せるには、オフホワイトの方が良い気もしますが「器具に合わせた黒でも良かったかな」と後から後悔。)
②ペンダントライトを吊り下げるための金具。レールにはめ込んで使います。
③簡易型スライドコンセントは、サイズに関係なく、適合重量5kgまでなので、ガラスシェードのアンティークペンダント照明やステンドグラスのおしゃれな照明を選ぶ時は注意が必要です。
2.ペンダント照明の増やし方
1.器具を取り外し、埋め込みローゼットだけの状態にします。
2.取付簡易型スライドコンセントに付属している取付金具Aを取り付けます。(レールの方向に注意)
3.取付簡易型スライドコンセントに付属している取付金具Bを取り付け、本体を取り付けます。
4.スライドコンセント用引掛けシーリングをレールに埋め込み、ペンダントライトを取り付けて完成です。
ダイニングテーブルの上の光源が1個から2個になったことで明るくなったのはもちろんのこと、同じデザインの器具を2個並べることでオシャレ度もUPしました。
このアイデアを用いれば、レールの端の余ってる部分にスポットライトを取り付けて、間接的に壁を照らしてムーディーなダイニングを演出することも可能かも。
ただし、この場合、スイッチは一か所なので、明るさの調整(スポットライトのみ照らす、ペンダントライトを1灯だけ点ける)が出来ないのが難点かな?
3.参考にしたい!明るいダイニングの照明事例
最後に、ダイニングにペンダント照明を2灯以上取り付けたい場合に参考になりそうな事例を紹介します。
(今回のBEFORE・AFTERも、こういったインテリア例を目にして「ペンダントライトが1個だけ吊るしてあるよりも、同じデザインのものが多灯吊るしてある方が断然おしゃれ!!」と触発されたことが理由の6割くらいを占めていたりします。)
8人掛けの長方形ダイニングテーブルの上にお花のようなデザインのホワイトのペンダントライトを3灯吊るした例。
1灯でもダイニングが華やかに演出できそうですが、3つ並べることでゴージャス感UP。
ちなみに、この器具はKNAPPAペンダントランプ by IKEAで1個2,999円。
重さは0.8kgなので、事例で紹介した取付簡易型スライドコンセントにも取り付け可能。
6人掛けのダイニングテーブルの上にベージュ×オレンジの筒のようなデザインのペンダントライトを3灯吊るした例。
ファブリック製のダイニングチェアとの相性抜群!!
梁が見えてるダイニングなので、暖かなダイニングを演出したい時に器具のデザインや色を参考に。
3対3の6人掛けダイニングテーブルの上に、お皿を逆さまにしたようなデザインのシルバーのペンダントライトを2灯吊るした例。
こういうデザインの器具、最近インテリアショップでよく見かけます。
ちなみにこの器具は、CUSTOMIZABLE OLDAGE INDOOR LED BARN PENDANT LIGHT by cocoweb。
海外のものなので、日本からは入手不可能ですが、デザインの参考に。
3対3、1対1の8人掛けダイニングテーブルの上にシルバーの細い筒のようなデザインのペンダントライトを4灯×2吊るした例。
テーブルの中央に行くほど、低くなるアレンジが素敵♪
電源位置が2か所必要な事例ですが、ペンダント照明を流れるような雰囲気に吊るすアイデアは3灯以上のペンダントライトで参考にできそうな予感です。
2対2、1対1の6人掛けダイニングテーブルの上に黒のシェードのペンダントライトを5灯吊るした例。
この器具は、Tom Dixon(トムディクソン)のデザインで日本でも入手可能。
横に広がったもの、縦長など様々なデザインがあるので自由に組み合わせてアレンジするのも面白そうですが、1灯67,000円ほどするので、手を出すには覚悟が必要かも。
3対3、1対1の8人掛けダイニングテーブルの上を避けるようにして、両サイドにスポットライトを取り付けた例。
「テーブルの上は暗くないの?」と心配になってしまいますが、こんな取り付け方もあるんですね…。
ダイニング用というより、壁面の絵画用照明と思った方が良いかも。
リビングからダイニングに向かって一直線にスポット照明を取り付けた例。
おぉー!こんな取り付け方初めて見ました!!
既に照明位置が決まってるお家ではリフォームをしない限り無理なデザインですが、お家を新築するなら、こんな演出の仕方も良いな~。
ベンチ+チェア×2の4人掛けダイニングテーブルの上に、黒のレールを取り付け、黒×シルバーのスポットライトを4灯取り付けた例。
ダイニングテーブルの長さ方向ではなく、短手方向にレールを向けて、壁面のアートにも照明を当てるアイデアが素敵!!
天井をスッキリと見せたい時は、ペンダントライトよりスポットライトの方が良いかも。
2対2、1対1の6人掛けダイニングテーブルの上にレール+シルバーのスポットライト3灯を取り付けた例。
この器具も素敵♪
1個前の事例のシンプルデザイン版ですが、ダイニングテーブル&チェアとテイストを揃えてあるので統一感抜群です!!
5人掛けダイニングテーブルの上にホワイトのレール+ホダイトのスポットライト2灯を取り付けた例。
器具もレールもホワイトなので、器具を目立たないようにチョイスしてあるのかな?
「器具でおしゃれさを演出したい時はペンダントライト」「明るさの調整や壁面を照らしたい時、天井をすっきり見せたい時はスポットライト」という具合に、器具の選定時は「何に重きを置くか」を考えてから購入したいものですね。