壁と天井が真っ白で床がフローリング色(茶色)。

そんなお部屋をカラーコーディネートしたい時、

• 多めにして重厚感。
• 少なめにしてポイントに。

など配分の割合は違っても、あまり深く考えなくてもおしゃれに演出できるのが黒です。

また、黒は、収納やテーブル、ソファなどの家具、カーテンやラグなどのファブリックなどインテリアに関する基本的なアイテムには必ずと言って良いほど、カラーバリエーションがあり、そのあとに買い足す、液晶TVやスピーカー、音響、ケーブル、リモコンにも使われている色。

こう考えると、部屋の色は黒を中心にカラーコーディネートを考えた方が、ごちゃついた印象は軽減できるのではないかと思っている今日この頃。

白黒をバランス良く素敵にコーディネートしたインテリア例を部屋ごとに紹介しますので参考にしてみて下さいね。

1.白黒 in キッチン

独立キッチン

白×黒のチェック柄のタイルを貼ったキッチンスペースに、キャビネット扉=ホワイト、カウンター=黒のシステムキッチンを組み合わせた例。

ちょっぴりレトロな雰囲気が可愛い。
キッチン扉の取っ手やキッチンパネルなど、細かい部分にも黒が使ってあるところに、こだわりを感じます。

ホワイト×黒のパターン柄のタイルを貼ったキッチンスペースに、ホワイト扉の壁付けL型キッチンをレイアウトし、取っ手、オープン棚、レンジフードを黒にした例。

カフェみたいなキッチン。
中身が見えない扉がついたウォールキャビネットではなく、天井から吊ってあるようにも見える華奢なオープン棚を組み合わせてあるのがポイントです。

ダイニングキッチン

ヴィンテージ感のあるフローリングのダイニングキッチンに、壁付け+対面式のⅡ型キッチンをレイアウトし、ダイニング側から見える扉(面材)は全て黒、見えないキャビネット扉はホワイトでコーディネートした例。

少量の黒が空間全体を引き締めてる!!
「黒の部分が全てホワイトだったら?」と想像すると、ここまでのメリハリは出ませんよね。

「システムキッチンの扉は全部同じ色」と思いがちですが、上下で色を変えるのもアリですよ。

LDK

細長いLDKの床に、白に所々黒が混じった格好良いタイルを張り、キッチン扉=ホワイト、ダイニングチェア=黒、ソファ=ダークグレーでコーディネートした例。

腰より上はALLホワイトで、ポイント的に黒。
白の割合が多いので開放感があり、黒の格好良さが際立つコーディネートになっています。

壁に沿って、鏡面ホワイト扉+黒カウンターのシステムキッチンをレイアウトし、キッチンスペースの中央にホワイトの楕円形テーブル+黒のチェアをコーディネートしてダイニングスペースを作った例。

清潔感と開放感が半端ない!!
隣にあるリビングスペースのテーブルも黒ですが、ソファはリラックス感をプラスする茶系がチョイスしてあります。

ホワイトのⅡ型キッチンの隣にあるリビングスペースに、ホワイトのソファ+リビングテーブルをコーディネートした例。

家具類は全てホワイト、インテリア小物(ペンダント照明・カウンタースツール・フロアランプ・クッション)で黒をプラス。
白い壁紙を貼ることが多い日本で、キッチンが丸見えの間取りの場合「キッチンの扉も白にしてしまうと明るすぎて落ち着かないのでは?」と思ってしまいますが、この事例のように黒をポイント的に使うとおしゃれ感が一気にUPする気がします。

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2.白黒 in ダイニング

ダイニングテーブルとダイニングチェアを黒で統一し、白×黒の細いストライプ柄のラグとホワイトのムートンをコーディネートした例。

黒が多めの色使いなので、めちゃくちゃ格好良い!!
10人掛けの大きなダイニングテーブルセットが置ける広いダイニング例ですが、狭いダイニングでも、この組み合わせは真似てOK。

白×黒のカジュアルなストライプ柄のラグを敷いたダイニングに、木製テーブルと黒のダイニングチェアをコーディネートした例。

1個前の事例と、ラグやダイニングチェアの色は同じですが、テーブルが木の色な分、こちらの方が温かみがUP。
鳥かごのような形をした黒のペンダント照明の使い方が、とてもおしゃれです。

重厚感のある黒の木製ダイニングテーブルに、ホワイトの木製チェアをコーディネートした例。

黒のテーブルにデザイン性が高い白のチェアをわざと組み合わせるセンスが素敵。
壁面のモノトーン系グラフィックの2枚のアートの飾り方も、とても参考になります。

ホワイトの窓、ホワイトの壁&天井、ホワイトの収納家具を置いたダイニングに、黒のダイニングテーブル&黒のダイニングチェアを置き、直径60cm以上ありそうな大きな白のペンダント照明を吊り下げた例。

フローリングを含め腰から下は黒、腰より上はホワイトという棲み分けが参考になるコーディネート例。
壁面に飾ってあるアルファベットの黒看板(?)が格好良い!

ホワイト×黒のパターン柄のラグを敷いたダイニングに、黒のダイニングテーブルとホワイトのイームズチェアをコーディネートした例。

「白と黒を使ったラグ」を敷こうかな?と考える時、私なら、ストライプかチェックしか思い浮かばないのですが、この事例のような柄のラグを敷くと一気に高級感がUPするんだ…。
ラグのデザインの相乗効果で、ダイニングテーブルやチェアも高そうに見えます。

シンプルな黒のテーブルに、黒の木製チェアを組み合わせ、ホワイトのラグを敷いたダイニング例。

どこにでもありそうなダイニングテーブルセットなのに、高級感たっぷりに見えるのは何故だろう…。
天井から吊り下げてある、黒の網を掛けたようなデザインのペンダント照明×2のせいかな?

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3.白黒 in リビング

ホワイトが多め

ホワイトレザーソファ、黒のラグ、ホワイト鏡面のTVボードをコーディネートしたリビング例。

飾り気がなく、スキッとした印象。
ソファサイドにテーブル代わりにもなる木製スツールを置いて、白黒の冷たさを緩和したインテリアの作り方が参考になります。

ソファ、ラグ、壁面アートを白で統一し、黒のリビングテーブルと黒のクッションをコーディネートした例。

白い空間の中に観葉植物を置いて癒しをプラスした素敵なインテリア。
白いソファに真っ黒なクッションではなく、掠れた黒のデザインのクッションを組み合わせてあるので、とってもおしゃれに見えます。

ホワイトのローソファに、黒地にホワイトのライン入りのラグをコーディネートした例。

ソファと観葉植物の組み合わせ方が1個前の事例と似てますが、こちらはラグが黒なので格好良さがUP。
脚の無いソファをチョイスし壁面を多く見せることで、広いリビングをより開放的に見せてあるので、ラグは黒でもOK。

狭いリビングで真似る時は、ラグは黒ではなく、薄いグレーかホワイト系の方が閉鎖的な印象を回避できます。

黒のパイピングのホワイトのソファ、ホワイト系ラグをコーディネートしたリビングの家具を全て黒で統一した例。

ソファやラグが明るい分、開放感がUP。
床が黒っぽいリビングなので、わざと明るいラグを敷いて、実際よりも広く見せる工夫がしてあります。

黒が多め

黒のレザーソファと黒のカーテン、黒に白のパターン柄のラグ、黒のリビングテーブルをコーディネートした例。

ギュっと凝縮した重厚感を感じる組み合わせ。
これまでの白のソファのリビングと比較すると、開放感が減少して見えますが「リビングに高級感が欲しい」という場合は、こちらの事例を参考にすると良いかも。

ホワイト+黒+ベージュ系

白と黒の直角三角形を組み合わせたデザインのラグを敷いたリビングに、黒のTVボード、黒のダイニングテーブル(窓際にある2人用)、白のカーテン、ベージュのソファをコーディネートした例。

三角の使い方を真似たい!!
ラグとソファ背面に飾ってあるアートは、どちらも三角形をモチーフにしたデザイン。

ラグとアートの色を揃えたパターンは何度か見たことがありましたが、デザインまで揃えると、こんなにも統一感があるインテリアになるんですね。

ホワイト地に黒のライン入りのラグ、黒フレームのガラステーブル、黒の木製サイドテーブル、モノクロアート、黒のオープン棚をコーディネートした例。

錆びれた雰囲気がたまらない!!
ソファは、白ではなく生成りですが、ナチュラル&北欧チックなインテリアの作り方が、とても参考になります。

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4.白黒 in 寝室

ベッドの頭方向の壁に黒×ダークグレーのパターン柄の壁紙クロスを張り、黒のパイプベッドを置き、ホワイトのベッドカバーをコーディネートした例。

シンプル&格好良い!!
ベッドカバーが味気ない分、壁紙に一工夫。
壁紙クロスはよく見るとチューリップの蕾のシルエットになっています。

壁&天井&ドアがホワイトの寝室に、黒のベッド、黒のレザーチェア、黒のナイトテーブルを組み合わせ、ベッドカバーをホワイトでまとめた例。

「このベッド宙に浮いてる?」と思ったら、頭方向から30cm、足元から30cmくらいの位置にベッドの幅分の金属製のフレームが入ってる珍しいデザイン。
ベッドの頭方向の壁面にも、葉っぱのような黒の横長アートが飾ってあり、とってもおしゃれです。

黒が多め

床・壁・天井がホワイトの寝室に、黒のレザーソファ、黒のファブリックベッド、黒のベンチ、黒のコンソールテーブルをコーディネートし、黒×ホワイトのラグを敷いた例。

高級家具ショップの展示品のようなセンスのある空間。
こんな寝室だったら、脱ぎっぱなしの洋服があちこちに散乱することも無いかも…。

ホワイト+黒+ベージュ系

壁&天井がホワイトの寝室の中央にベッドを置き、ホワイト&生成りのベッドカバーを掛け、枕を単色ブラックにした例。

くたびれ感と格好良さのバランスが絶妙!!
ベッドの両脇のテーブルランプ用のサイドテーブルも天板：黒、脚：ホワイトの白黒デザインです。

ベッドの頭方向の壁がホワイトレンガの寝室に、味のあるヴィンテージ風味のヘッドボード兼収納がついたベッドを置き、ベッドカバー類をホワイト地に黒の細いラインのチェック柄、枕カバーを黒でコーディネートした例。

白黒に、使い古した感のある木を混ぜた格好良い寝室例。
ヴィンテージやインダストリアルテイストが好きな方は、このインテリアに惹かれるかも。

ホワイトのベッドカバー+ホワイト×黒のパターン柄の枕3種類、モノクロアート、黒の木製チェアをコーディネートした寝室に、明るい茶色の収納家具とベージュのラグを組み合わせた例。

1個前の事例と色の使い方は似てますが、これらは綺麗めの北欧テイスト。
癒しと冷たさのバランスが絶妙です。

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5.白黒 in 仕事部屋

ホワイトの猫足テーブルに黒のイームズチェアを組み合わせ、テーブルの上に黒のテーブルランプとモノクロ写真をコーディネートしたデスクスペースの例。

半畳ほどのコンパクトな空間をおしゃれにアレンジ!
デスク&チェアの色の組み合わせ方だけでなく、デスク上のインテリアの作り方も参考になります。

ペンキが剥げかけた白の横長デスクに黒のパイプチェアを組み合わせた仕事スペースの例。

壁面には、ホワイトのウォールシェルフを3段取り付けて、黒の額縁に入れたモノクロ写真やアートをon。
ゴミ箱まで黒で統一した、インテリアへのこだわりを感じる事例です。

収納家具、ワークチェア、デスクを黒でまとめ、収納家具上部の壁面に、細い黒のフレームに入れた人物のモノクロ写真を6枚規則正しく飾った仕事部屋の例。

高級感たっぷりで格好良い!!
デスクを部屋の中央に向けてレイアウトし、対面側に一人掛けソファをハの字にレイアウトした社長室っぽいインテリアの作り方も参考になります。

コーナーから部屋の中央に向かってガラス製デスク&ホワイトレザーのチェアをレイアウトし、壁面を背にホワイトレザーソファ、ホワイトレザーチェアを置き、中央に黒×ホワイトのカウハイドラグをコーディネートした例。

チェア類を全て白で統一してある分、1個前の事例より広々見える!!
しかも“キーン”という音が聞こえてきそうなくらい冷たい雰囲気です。

壁の一面を黒にしてホワイトのデスク&ホワイトのワークチェアをコーディネートした仕事部屋の例。

仕事部屋の入口ドアもマットなブラック。
家の中にある仕事部屋というよりも、オフィスっぽい雰囲気がするインテリアです。

白と黒のタイルをチェス盤のように床に貼り、ホワイト扉のキャビネット+黒天板のデスクをレイアウトした例。

床のデザインがとってもキュート。
キッチンの項目でも紹介しましたが「仕事や作業をする部屋は、フローリングではなく、遊び心のあるデザインもありかな～」とこの事例を見てふと。

「床の貼り変えは出来ない!!」という場合は、この事例のようなラグやタイルカーペットを敷く方法があります。

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