TVボードにチェスト、キャビネットなど、部屋に置く家具には様々な材質のものや色合いのものがありますが、床・ドアなどの内装材は木が使ってあることがほとんど。
それ故、「部屋に置く家具は温かみを感じる木目が良い!」と思う方も多いのではないでしょうか?
木目の家具と言えば、茶色、こげ茶、白木など様々なカラーバリエーションがありますが、正に“木”を感じる家具をリビングに置く場合、どんな色のソファやラグ、カーテンとカラーコーディネートすれば良いのか?
一番失敗が無いのは、木の茶色の仲間のベージュやクリームを使ったカラーコーディネートをする方法で、この組み合わせは、くつろぎを演出できますが、おしゃれ感から言えば60点くらい。(個人的な感想です)
茶色の家具を使って、更にワンランク上のインテリアを演出するには、どんな色を組み合わせたら良いのか?
本日のトピックは、茶色の家具+αで魅せるおしゃれなインテリアコーディネート例をリビングを中心に紹介していきたいと思います。
茶色の家具のインテリアコーディネート例-目次
1.ミディアムブラウン系の家具のカラーコーディネート例
ミディアムブラウンの木目のTVボードと同じ面材の収納家具のあるリビングにクリーム色のラグとグレーのソファをコーディネートした例。
木目とグレーが、こんなに相性が良いなんで新発見!!
温かみは薄れてしまいますが、暑い夏でも過ごしやすそうなカラーコーディネートです。
ミディアムブラウンのTVボードとホワイトに近いライトグレーのラグ、ライトグレーのソファをコーディネートしたリビングダイニングの例。
ミントブルーのストールは、ただ放置してあるだけかな?
このストールをヒントにクッションカバーもこの色にしても良さそう♪
ダイニング側はベース色をホワイトにして、窓がズラリと並ぶ開放的な縦長リビングをスッキリとした印象にしてあります。
ミディアムブラウンの木目の収納家具とリビングテーブルにピンクベージュのソファとグレーのラグをコーディネートしたリビングの例。
温かみを感じるピンクベージュに、色温度を感じないグレーをプラスするアイデアは、なかなか出来ない!!
オレンジ色のクッションでアクセントカラーを追加する手法は、インテリアカラーコーディネートの基本中の基本です。
壁の色がグレーですが、ホワイトの壁でも似合う配色です。
ミディアムブラウンのTVボードと茶色のレザーソファを対面式にレイアウトしたリビングの例。
ソファの上に反対色を意識して、オレンジと水色のクッションで挿し色をプラスするアイデアが素敵!!
トランクを積み重ねてリビングテーブルにするコーディネートも、ワンランク上のインテリア作りのヒントになりそうです。
ミディアムブラウンのTVボード、グレーのソファをレイアウトしたリビングに、黄色のラグと黄色のアートをコーディネートした例。
茶色は、赤と青と黄色を混ぜると作れる色ですが、どの色が多いかで、赤よりの茶色、青寄りの茶色、黄色寄りの茶色といった具合に変わってきます。
事例の場合は、黄色っぽい茶色の家具なので、それに合わせてファブリック類を黄色に。
色に統一感があるので、まとまって見えますね。
ミディアムブラウンのTVボードにライトグレーのメインソファ、ベージュの一人掛けソファとラグをコーディネートし、アクセントにダークレッドのクッションを組み合わせた例。
温かみのある色と冷たさを感じる色の配分が絶妙!!
メインソファの色が一人掛けソファと同じだったら、もうちょっと“モサッ”とした雰囲気になってしまいそうですが、敢えてライトグレーにすることで、生活感が少なめのリビングが演出してあります。
ミディアムブラウンのTVボードと、ライトブラウンのソファを対面にレイアウトし、ベージュのラグをコーディネートした例。
壁面(壁&カーテン)は、オールグレーにしてありますが“暖かい”雰囲気ですね。
もう少しスッキリとした印象にしたい場合は、壁をホワイト、ラグをライトグレーにすると良さそう。
ミディアムブラウンのTVボードとベージュのソファを対面式にレイアウトし、茶色のラグをコーディネートした温もりを感じるリビングの例。
眺めてるだけで、心臓の辺りがほこほこしてくるインテリアです。
クッションやディスプレイ(ウォールシェルフ)に、ヴィヴィッドな色を使うことで、インテリアにメリハリを演出。
このコーディネートの仕方は、インテリアに慣れていない人でも簡単に真似できるので、ぜひ挑戦してみて下さいね。
ミディアムブラウンのリビング収納家具とホワイトのソファを対面式、黄色の一人掛けソファをコの字にレイアウトし、ダイニングチェアをネイビーにしたリビングダイニングの例。
濃いめの茶色と青を組み合わせると、こんなにオシャレに見えるんですね!!
茶色の家具を使う時って、家具の色と喧嘩しないように薄めの色をチョイスしがちですが、目立つ色を適度に入れると、非日常的な印象もプラスできる気が…。
2.ダークブラウン系の家具のカラーコーディネート例
ダークブラウンのTVボードをコーナーにレイアウトし、ライトグレーのコーナーソファとグレーのラグをコーディネートし、ブルーのクッションを組み合わせたリビングダイニングの例。
狭いリビングダイニングを広く見せるカラーコーディネートが素敵!!
TVボードの色に合わせて、ダークブラウンの木製チェアをリビングテーブル周りに置くアイデアは、リビングに人がたくさん集まる機会が多い家庭で真似したい!
ダークブラウンのレザーチェアとライトグレーのソファをコーディネートしたリビングの例。
茶色の木製家具の事例ではありませんが、茶色とグレーの配色が素敵だったので掲載。
北欧を意識した無機質なインテリアは、リビングに程よい温かみと生活感の無さを演出したい方におすすめのコーディネートです。
ダークブラウンのTVボードと濃いグレーのソファを対面式にレイアウトし、ラグをベージュにしたリビングの例。
部屋全体が暖かくなり過ぎないように、寒色の青をクッションでプラス。
フローリングの色が黒っぽいリビングで、狭さを感じないインテリアを作りたい時に参考にすると良さそうな事例です。
ダークブラウンのTVボードにライトベージュのソファを対面式にレイアウトし、ベージュのラグを敷いて、ダークブルーのクッションをコーディネートした例。
1個前の事例と基本的な色使いは同じですが、こちらの方が薄い色の面積が広いので広々とした印象です。
こうやって事例を見比べると「ソファの色が空間の広さを左右するんだな。」と感じます。
フロートタイプのダークブラウンのTVボードの背面の壁を爽やかなブルーにした例。
“夏”って感じがしますが、リビングの壁をアクセントウォールにする時の参考に。
壁の色と同じクッションがソファの上に置いてあるのもポイントです。
リビングの壁をトーンが低めのイエローにして、ダークブラウンの壁面収納をレイアウトし、茶色のソファと茶色のスツール(リビングテーブル)をコーディネートした例。
アクセントカラーは、クッションのイエローグリーンとストールのターコイズブルー。
異国情緒溢れるカラーコーディネートですが、暖色の面積が多いので、狭苦しい雰囲気も。
ダークブラウンの壁面収納家具とダークブラウンのレザーソファを対面式にレイアウトし、薄いブラウンのラグを敷いて、グレーのレザーチェアをコーディネートした例。
レザー2種類(ソファ&チェア)を異なる色でコーディネートした珍しい配色。
リビングテーブルの上に、黄色の小物とオレンジ色の花を置くだけのシンプルなコーディネートで、インテリア全体を2倍おしゃれに見せる技に脱帽です。
ダークブラウンの壁面収納家具をレイアウトしたリビングに、濃淡の違うグレーのソファとラグをコーディネートした例。
1個前の事例のように、ヴィヴィッドな色の小物をプラスすると、もっとオシャレな印象になりそう!!
モダンインテリアが好きな私は、こういうリビングに憧れてしまいます。
3.ナチュラルブラウン系の家具のカラーコーディネート例
ナチュラルブラウンのTVボードにライトベージュのソファを組み合わせ、ライトベージュにオレンジ色のラインの入ったラグとアイスブルーのリビングテーブルをコーディネートしたリビングの例。
この部屋、可愛い♪
ホワイトの面積が広いので、一番最初に目に入るのがTVボードですが、ほんのり色のついたテーブルや細いライン入りのラグでさり気なくアクセントがつけてあるのがポイントです。
ナチュラルブラウンのTVボードとターコイズブルーのソファ、ネイビーのラグをコーディネートしたリビングの例。
ある色を基本にして違う色を組み合わせるカラーコーディネート(この事例の場合は青)は、失敗が少ないので初心者におすすめ。
この事例のように、ソファやラグに有彩色を使ってみたい方は、好きな色を使いたい!!失敗しないトーン違いカラーコーディネート6選を参考にしてみて下さいね。
ナチュラルブラウンのTVボードとグレーのソファを対面式にレイアウトし、ベージュのラグを敷いたリビングの例。
ナチュラルな雰囲気が伝わってくる癒しを感じるコーディネートです。
部屋全体が白っぽいので、観葉植物の緑がアクセントになってますね。
ナチュラルブラウンのTVボードとグレーのソファを対面式にレイアウトし、白に近いベージュのラグをコーディネートしたリビングの例。
1個前の事例と同じくナチュラルな雰囲気!!
観葉植物を置くと、もっと素敵になりそうな予感です。
ナチュラルブラウンのTVボードとクリーム色のソファを対面式にレイアウトし、赤系のラグを敷いたリビングの例。
TVボード、リビングテーブル、リビングチェア、デスク、デスクチェアに使ってある木の色が全部同じなので、統一感抜群!!
壁の色がベージュ系ですが、もちろんホワイトの壁でも似合います。
一人暮らしの家具コーディネートの参考にすると良さそうな事例です。
ナチュラルブラウンのTVボードとアイスブルーのソファを対面式にレイアウトしたワンルームのインテリア例。
この部屋、可愛い♪
北欧インテリアを意識してるのかな?
カーテンだけが仲間外れのような気がするので、淡いイエローやグレーのカーテンにすると統一感が出そうです。
ナチュラルブラウンのTVボードに薄いブルーグレーのソファを対面式にレイアウトし、グレーのラグを敷いたリビングダイニングのインテリア例。
オレンジ色のクッションをアクセントにしたメリハリのあるインテリアの作り方がおしゃれ過ぎっ!!
このインテリアも北欧を意識したコーディネートになっています。
ナチュラルブラウンのTVボードと黒のレザーソファを対面式にレイアウトし、ベージュのラグを敷いたリビングの例。
暗い色のソファが置いてありますが、2面を窓に囲まれた場所なので圧迫感ゼロ!
この窓が壁だったら、かなり狭い印象になってしまうかも…。
ナチュラルブラウンのTVボードとホワイトのソファを対面式にレイアウトし、ライトグレーのラグを敷き、イエローグリーンのクッションをコーディネートしたリビングの例。
1個前の事例と同じような家具のレイアウトですが、こちらは薄い色をメインに組み合わせてあるので開放感たっぷり♪
窓から見える自然に合わせて、室内にもグリーン(イエローグリーン)を置くコーディネートの仕方は、敷地全体を意識した壮大なコーディネートの仕方です。
いかがでしたか?
ピックアップした事例を見てると、家具の色が濃い茶色の場合でも薄い茶色の場合でも、ソファやラグ、カーテンの色を薄めの色とコーディネートしてあるのがほとんど。
特にリビングに、暗めの木目の家具を置く場合、家具の色に合わせて周りのカラーも黒や濃い茶色にしてしまいがちですが、薄い色と組み合わせることで、意識して広々とした開放感を演出してありましたね。
さらに薄い色を使った場合に起こりがちな“ぼやけてしまう”印象は、ハッキリした色のクッションやアートを飾って引き締める!
正に、おしゃれなインテリア作りの基本を忠実に守った数々の事例は、素敵な部屋作りのヒントになったのではないでしょうか?
最後に「元々フローリングの色が濃い茶色の場合は?」と疑問が残ってしまいますが、これは「ダークブラウンの床に明るい家具vs濃い色の家具-白黒はっきりつけようぜ!!」を参考に。
また、時間のある方は、茶色にプラスすると良いお薦めの5色をピックアップした「必見!ブラウン+1色のセンスあるインテリアコーディネート32選」もご覧くださいね。