当サイトで人気の記事「センス抜群!! インテリアTOP10【2015年暫定版】色を制する者がインテリアを制す」。

この中で10パターンの2色のカラーコーディネート事例を紹介していますが、ページのスペースの関係上、各色の事例は4つ程度。

中には、4つとも寝室のコーディネート例が載っていたりするので、これをリビングに使うとどんな感じになるんだろう…」と、脳内変換が上手くできないという方も多いのでは?

そこで、この10種類の組み合わせをもっと細かく、部屋ごとに紹介していこうと思います。

第1回目は、黒×黄色のインテリア。
黒×黄色は、警告色などと言われていて、道路標識、テープ(海外の事件現場によく張られてるKEEP OUTって書いたやつ)、踏切など注意を促す場所に使われている組み合わせですが、インテリアの中に取り入れると、重みのある黒に軽やかな黄色が映えたスタイリッシュな印象の部屋を演出することができます。

例のごとく、使われている場所や配分も(目分量ですが)書いていきますので、洗練されたインテリア作りの参考にしてみて下さいね。

1.黄色×黒 in ダイニングインテリア

ダイニング空間は他の部屋に比べて家具の点数が少ない部屋です。
その為、黄色や黒を使う場所と言えば、ダイニングテーブルとダイニングチェアが真っ先に思い浮かぶのですが、壁やカーテンなどの比較的広い面積やランプシェード(照明器具)やアートに使うことも可能です。

黒の脚+黒×白の幾何学模様の天板のダイニングテーブルに黒のチェア×4、黄色のチェア×4を交互にレイアウトした例。

はっきりとした色同士の組み合わせなのに、ナチュラルっぽい感じがするのは、鳥かごのようなデザインのペンダント照明の影響かな?
「ダイニングチェアは、全部同じデザインなのが当たり前。」と思ってる方、色ごとにデザインを変えたコーディネートの方がおしゃれな気がしませんか?

ダークブラウンの床色のダイニングにホワイトの長方形のダイニングテーブルをレイアウトし、同じデザインのチェアを黒6脚、黄色2脚でコーディネートし、天井からインダストリアルデザインの黄色のペンダント照明を吊り下げた例。

レトロっぽいインテリアが和みを演出!!
黄色のペンダント照明は、オーダー品。
黒と黄色の木製チェアは、Comback(コムバック) by Kartellで、日本でも入手可能です。

ダイニング空間にあるチェストの上に、さりげなく黄色のカップが②セット置いてあるのもポイントです。

黒の円形ダイニングテーブルの周りに黄色の木製チェアを4脚レイアウトしたコンパクトなダイニングの例。

カフェテラスに置いてあるようなデザインのチェアが可愛い♪
薄い茶色の床色の部屋に黄色の家具を置くのは合わない気がしていたのですが、この事例を見る限り違和感はありませんね。

続いては、黄色のカーテンを使ったダイニング空間の事例を2つ紹介します。

黒の楕円形のダイニングテーブルに黒のチェア×6脚、白のチェア×2脚をレイアウトし、腰窓に黄色の長いカーテンをコーディネートした例。

どんな家でも、サッシの色って全部屋同じだと思うのですが、この事例の場合は、黒のサッシを基準に家具、照明器具、カーテンレールを統一してあります。
腰窓なのに、掃き出し窓と同じような長さのカーテンを敢えて掛ける手法は、「窓が大きい。」「天井が高い。」と錯覚させるので、狭い部屋の参考に。

ダークブラウンの床色のダイニングに黒のダイニングテーブルをレイアウトし、黄色のチェア&ペンダント照明、カーテンをコーディネートした例。

椅子とカーテンを黄色にすることはできても、ペンダント照明にこのデザインを使う発想はなかなかできません!!
これまで、紹介してきたダイニング空間は、黄色をアクセント的に使った事例ばかりでしたが、これは黄色の配分が多めなので温かみがありますね。

続いては、黒のダイニングテーブルセットをレイアウトし、壁に黄色のアートを飾ったダイニングの例を4つ。

ダークブラウンの床色のダイニングにホワイトの重宝系ダイニングテーブルをレイアウトし、黒のレザータイプのモダンなチェアを組み合わせ、壁に黒のフレームに入れた黄色のアートを6枚飾った例。

生活感の少ないインテリアやモダンインテリアが好きな人は、この事例に惹かれるかも!
艶感のある黒のペンダント照明が、空間全体を洗練された雰囲気に押し上げているので、こういう事例を見るたびに「照明器具の選定もおろそかにしてはいけないな…。」と実感します。

質感のある木製のテーブルに黒のレザーチェアを組み合わせ、黒の丸いペンダント照明を2灯、天井から吊り下げたダイニングの壁に銀杏のアートを飾った例。

「なるほど!!自然界の黄色をインテリアに使うという方法があったか…。」と思わず唸ってしまった事例です。
しかも、このアート、遠近法を使った描き方なので、部屋に奥行きを持たせる効果もあるんですよ。

黒の変形テーブルにベージュのファブリック製のチェアを7脚レイアウトし、壁にあるチェストの上に黄色の長細いアートを飾った例。

変な形のテーブルはオーダー品で、ほんわりとした黒のペンダント照明は、Non Rondam(ノンランダム) by Moooiです。
モノトーンでコーディネートしてあるダイニング空間なら、このアートの使い方、すぐにまねできそうですね。

木目の美しい長方形ダイニングテーブルにグレーのダイニングチェア4脚、黒のレザーチェア2脚をレイアウトし、壁に黒×黄色のモダンなアートを飾った例。

「木目と黄色ってとっても合う!」とこの事例を見て実感。
ちなみに、このアミアミのチェアは、Risom Side Chair by Knollで日本でも入手可能です。

最後は、壁紙を黄色にしたリビングダイニングの例。

キッチン、ダイニング、リビングに間仕切りがない縦長リビングのリビング空間のアクセントクロスを黄色にして、黒地にホワイトのアルファベット文字のアートを飾った例。

1個前のアートの事例は、白の壁に黄色のアートでしたが、こちらは黄色に黒のパターン。
黄色の壁に黒のアートは温かみのある空間を演出したい時、白の壁に黄色のアートはスタイリッシュな空間を演出したい時、という具合に、求めるインテリアの印象で使い分けると良さそう。

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2.黄色×黒 in リビングインテリア

リビングは、カーテン、ラグ、ソファ、クッションなど、インテリアアイテムが多い空間です。
その為、どこに黄色と黒を使い、どの程度の配分にするかで、印象は随分と変わってきます。

コーディネートに自信がない方は、クッションに黄色を使うのが一番失敗が少ないですが、多数あるインテリアアイテムを黄色×黒でセンスよくまとめた上級者が作る空間は、まるでインテリア雑誌の1ページのような、おしゃれな印象です。

リビング事例は、比較的簡単な初心者向け→上級者向けの順で紹介していきましょう。

グレーのソファに単色の色と黄色のクッションを2個ずつ、交互にレイアウトした例。

クッションだけなら1:1ですが、ラグとテーブルランプのシェードが黒なので1:3。
事例の黄色は白が多めなので落ち着いた雰囲気ですが、ヴィヴィッドな黄色のクッションにすれば、もう少しスタイリッシュな印象になるかな?

黒のレザー製のデイベッドと黄色のひじ掛けチェアを対面式にレイアウトした例。

ダークグレーの壁にホワイトのモールディングと壁面家具を組み合わせたエレガントな部屋!!
ソファを使わずに3種類のチェアをレイアウトしてあるので、毎日気分を変えて座る場所を変更できる♪

ここからは、黒×黄色にパターン柄をプラスした、ちょっぴり上級編。

グレーの2Pソファに黄色の一人掛けチェアをレイアウトし、ホワイト×黒のパターン柄のラグを敷いたリビングの例。

オレンジ色もプラスした3色コーディネートですが、オレンジ色を無視しても素敵なインテリアになりそう!!
ちなみにこのラグは、LAPPLJUNG RUTA by IKEAです。
黄色のチェアの横に籠を置いて、チェアと同じ色の本をさりげなく置くアイデアも参考に。

グレーの2Pソファと1Pソファ×2を対面式にレイアウトし、黒のパターン柄のクッション、黒のパターン柄のラグ、黒×黄色のパターン柄のクッション、黄色の単色クッションをコーディネートした例。

柄を多く使った事例なので「難しそう。」と思うかもしれませんが、柄入りは黒メインなので、コーディネートに慣れた方なら挑戦できそうなレベルです。
ベースをモノトーンで作っておいて、黒の柄→黒×黄色の柄→黄色の単色でバランスを取りながらコーディネートしていくと上手くいきそうな予感。

続いても、黒だけパターン柄を使った事例。

ホワイトのレザー製コーナーソファに黒×ホワイトのパターン柄のラグ&クッション、カーキ色の単色クッション&ストールをコーディネートしたリビングの例。

この事例のパターン柄は、STOCKHOLMラグ by IKEA、STOCKHOLMクッション by IKEA。
同じメーカーの同一シリーズなので、何となく雰囲気が似ていますね。
パターン柄同士を組み合わせる時は、この事例のようにメーカーを揃えると失敗が少なそうです。

黒とグレーの2Pソファを対面式にレイアウトし、黒×黄色のフラワーパターンのクッションと同じ生地で作ったファブリックチェアを2セット、コの字型にレイアウトしたリビングの例。

パターン柄の選定に困るかもしれませんが、クッションとチェアの生地が同じなので、想像するよりも難しくないコーディネートです。
空間の中央に黒×ホワイトのカウハイドラグを敷いて、ワンランク上の大人っぽい空間を演出する手法にも注目です。

黒のアクセントクロスを張ったリビングに黄色のロータイプの横長の収納家具をコーディネートした例。

カラー使いだけなら初心者でも真似できそうなのですが、家具が高級なので、ちょっぴり上級者編に掲載。
黒の壁の前にある監督専用チェアのようなデザインの椅子は、Wassily Leather Chair by Room & Board、約10万円。
黄色の家具の前にあるラウンジチェアは、LC4 シェ－ズロング by Le Corbusier、約80万円。

続いては、黄色の配分が多いリビング事例を紹介します。

ホワイトの2Pソファに黄色の単色クッションと黄色×ホワイトのパターン柄のクッションをコーディネートし、黒×ホワイトのストライプのラグ、黄色のTVボードを組み合わせたリビングの例。

最初から「部屋全体をこの色使いにする。」と決めていないと、この色の家具は買えません!!
床色が明るめのリビングは、黄色の配分が多いカラーコーディネートの方が広さを演出できそうな気がします。

黒のレザー製のコーナーソファに黄色のクッションをコーディネートし、黄色のラグを組み合わせたリビングの例。

一般的に床色が濃い部屋は、暗く閉鎖的な印象になりがちなのですが、明るさを感じる黄色を合わせることで、黄色のカラー効果が5倍くらいアップして見えます。
床色が黒っぽいからこそできるカラー使いですね。

黄色のアート、黄色のインテリア小物、黄色の一人掛けチェアをコーディネートしたリビングの例。

黒は、パターン柄のクッションでプラスしてあるだけなので、黒×黄色の部屋というよりも、黄色の部屋という印象です。

右側の壁面収納のオープン部を使ったディスプレイの仕方が素敵過ぎます!!
20か所以上ある棚板の全てを黄色と白と黒のアイテムでバランスよく飾った例ですが、1か所だけに注目して、真似するのもありかも。

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3.黄色×黒 in 寝室インテリア

寝室に置くインテリアアイテムと言えば、ナイトテーブル、テーブルランプ、ベッド、(スペースに余裕がある場合は)ソファやチェアがありますが、黒×黄色を使うのに最も簡単な場所はベッドリネンです。

しかも、ベッドリネンは安価なので、カラーチェンジが気軽にできるというメリットも。
寝室の事例は、インテリアをさわるのに安価→高価の順に紹介していきましょう。

単色黒の枕の前に黄色のパターン柄の枕をコーディネートし、ベッドスローを黒と黄色の2色、組み合わせた例。

掛け布団カバーやBOXシーツはシンプルなベージュ色なので、このコーディネートならだれでもできそう!
ベッドの両サイドにナイトテーブルを置いて、黒のシェードのテーブルランプをシンメトリーにレイアウトすれば、いつものインテリアが一気におしゃれになりそうな予感です。

黒の木製ベッドにグレー×黄色のパターン柄の掛け布団カバーと同じ柄の枕カバーをコーディネートした例。

家具は全て黒。
インテリア小物は、グレーと黄色で統一したカラー使いが上品なインテリアです。
ベッドリネンって、部屋の雰囲気を考えずに好みの柄や色の物を揃えがちですが、他のインテリアアイテムとトータルで組み合わせると、こんなに素敵な雰囲気になるんですね。

黄色に白のリーフ柄の掛け布団カバーに黄色の枕カバー、黒に白のリーフ柄の枕カバー、黒のベッドスローをコーディネートした例。

ベッドの背面の壁が黒の寝室ですが、白の壁でも違和感なく似合いそう!

「枕は一人1個ではない。」
海外のハイセンスな寝室の事例は、複数の枕を活用してあるのが定番なので、こういった細かいところも見習いたいですね。

掛け布団を黄色にして、ベッドサイドに黒のコンソールテーブルを置き、黒のランプシェードのテーブルランプをコーディネートした寝室の例。

黄色の使い方が上手すぎる!!
事例の床色はホワイトですが、床色がナチュラルブラウンの寝室にも似合いそうな予感です。
ふんわりとした羊みたいな(?)チェアが、心地よい眠りに誘ってくれそうですね。

黒のレザー製のベッドの足元に黄色の一人掛けソファを2脚、ハの字にレイアウトした寝室の例。

ソファの色に合わせて、黒のナイトテーブルの上に黄色の薔薇を飾るコーディネートは、女性らしさも演出!
我が家はベッドしか置けないような狭い寝室ですが、「狭いからと言って手を抜いてはダメだな～。」と刺激を受けました。

壁の一面を黒にして、ベッドとデスクを横並びにレイアウトし、ヘッドボードとテーブルランプを黄色にした寝室の例。

この部屋は子供部屋ではなく、大人の寝室兼仕事部屋です。
日本では、ヘッドボードでインテリアを楽しむという習慣がないですが、海外では、ベッド周りをワンランクアップさせる手法として、ヘッドボードを手作りする人も。

寝室の中央にダブルベッドを置き、ベッドリネンをホワイト×黒のパターン柄でコーディネートし、ナイトテーブルとベッドの足元に置く家具を黄色のキューブ型にした例。

これは、おしゃれ過ぎる!!
複雑なデザインの家具ではないので、似たような家具を見つけるのは簡単そう!!
ベッドの足元にある家具のオープン部に黒のクッションを1個ずつ入れ、上に黒の本を並べるインテリアの作り方は、リビングでも真似できそうですね。

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3.黄色×黒 in 仕事部屋・作業場インテリア

最後は、仕事部屋や作業場に黄色と黒を使ったインテリアを紹介。
仕事専用の部屋を持ってなくても、パソコンデスク周りのインテリア作りの参考に。

リビングの凹んだ壁を活用してデスクスペースを設け、壁を黄色にし、チェアの下にホワイト×黒のストライプのラグをコーディネートした例。

パソコン作業をする目の前の壁が黄色いと楽しい気分になりそう♪
黄色の壁に取り付けてあるホワイトの箱は、hyde white 30″ wall mounted cabinet by CB2(英語サイト/日本購入可)です。

ホワイトのテーブルを壁付けにしてパソコンデスクを作り、壁に黄色、ホワイト、黒のオープンボックスを取り付け、足元に黄色のキャスター付きの収納をレイアウトした例。

デスク用の照明器具を黄色にすることで、立った時、座った時、しゃがんだ時の3箇所に同じ色がくるように工夫したカラーコーディネートがセンス抜群!!
見てたら「簡単に真似できそう!」と思えるのですが、何もないところに一からコーディネートしていくのは、やはりセンスがないと無理ですね。

広い窓に向かって、黄色のデスクとウォールシェルフを3本取り付け、キャスター付きの椅子を黒にした2人用の仕事部屋の例。

直線だけのシンプルなデスクですが、色使いが素敵なので、見てるコチラがワクワクしてきます!
こういう場所で一日中パソコン入力すると苦痛が半減するような気がするのは私だけ?

窓に向かって木製デスクをレイアウトし、黒のチェア、黒のローマンシェード、黄色のチェストをコーディネートした仕事部屋の例。

カラフルなキャビネットって、目に入るだけで、なぜかテンションが上がる!!
この黄色の収納は、スイスの家具メーカー、USMのサイドボードで、日本でも購入可能です。

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[参照元：Houzz Inc]

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