家の中で一番滞在時間が短い場所と言えばトイレ。
その時間の短さが原因かは不明ですが、最初から「凝ったトイレ」「おしゃれなトイレ」というのは、一般家庭では少ない気がします。
新築でもリフォームでも、住まいでも店舗でも「機能的な便器に最低限の手洗いがついていればOK」ということが多いからかもしれませんね。
でも、手を加えるのが簡単で、様々なアレンジが可能なのがトイレではないでしょうか。
その理由は
- 面積が狭い為、タイル・板など、多少高い材料を使ってもコストがそんなにかからない。
- どの部屋とも繋がっていないのでトータルデザインを考える必要がない。つまり個性的なインテリアにしても違和感が出にくい。
から。
- 現在の床・壁をそのまま
- 壁などを触る(DIY)
のレベル別にトイレデザインを紹介していきますので参考にしてみて下さいね。
レベル別トイレデザイン考察-目次
1-1.現在の床・壁をそのままにトイレの雰囲気を変える方法
1-1.小物を足す
トイレは4方向を壁に囲まれた箱型なので、壁に物を飾りやすい場所。
アートフレーム、額縁だけ、時計、ミラーなどなど、壁に飾ることを前提に売ってあるインテリア雑貨をトイレの壁に飾ってみましょう。
時計を飾った例
壁掛け時計は簡単に足せるアイテムです。
真っ白な壁紙なら、カラフルな壁掛け時計をチョイスするのもあり。
アートを飾った例
アートを複数飾るとオシャレ度が数倍UP。
同じサイズで統一するとセンス良く見えます。
ミラーを飾った例
ミラーは閉鎖的で暗いイメージのトイレを、明るく開放的に演出する効果もあります。
1-2.照明器具を変える
暖房便座付きの便器なら壁面にコンセントがあるはず。
コンセントから電源が取れる吊り下げ式のランプを天井から吊るすのも一つの方法です。
1-3.ミニテーブルを置く
トイレ内の動線の邪魔にならない場所に、脚の長いテーブルを置き、本や雑貨を飾ってインテリアをセンスUP!
カラフルなテーブルを選ぶことで、味気ないトイレ空間が一気におしゃれな雰囲気になります。
1-4.ペーパーホルダーを変える
最初からついているプラスチック製のペーパーホルダーをそのまま使っているという方は、材質や色を変えることでトイレの雰囲気を変えることができます。
ステンレス製、真鍮製などおしゃれなデザインのペーパーホルダーも出回っているので、取り付け穴ピッチを確認して取り替えてみましょう。
配管パイプを使ったヴィンテージ感のあるペーパーホルダー。
太いロープを使ったペーパーホルダー。
配管パイプ+棚板のインダストリアルなペーパーホルダー。
1-5.トイレタンクの上にインテリア小物を置く
近頃のトイレは、節水効果の高いタンクレスタイプが主流になっていますが、溜めた水を上から落とすトイレタンクがついている(ただし手洗い無)という場合は、トイレタンクの上にパネルや板を飾ってアレンジしてみましょう。
この方法は、壁にビス穴を開けたくない場合にも有効です。
2.壁などを触ってトイレの雰囲気を変える方法(DIY向け)
2-1.壁紙を貼る
新築やリフォームで「壁紙を自分で選んだ」という場合を除いて、トイレの壁は無難なホワイト系の壁紙クロスが張られていることがほとんどです。
リビングやダイニングなどの広い部屋に使うには勇気が要りそうな、大胆な壁紙もトイレのような省スペースなら思い切って使えます。
ダーク系のレトロな花柄の壁紙クロスを貼った例。
壁の一部を暗くすることで便器や手洗いがホワイトが際立って清潔感がUPして見えます。
ピンク・黄色・水色など鮮やかな色を使った小鳥柄の壁紙を貼った例。
トイレに入った途端、元気が貰えそう。
水彩画のような柔らかなタッチの模様なので、さほど奇抜さは感じません。
真っ白な本棚をプリントした壁紙を貼った例。
壁全部が本棚のような雰囲気なので、奥行きが出て狭さを感じないかも。
2-2.腰壁+壁紙
DIYの腕前が、中級レベル以上の型は、トイレに腰壁を貼ってみましょう。
壁給排水のトイレがついてるお家は板をカットするのが難しいかもしれませんが、トイレ空間を高さ90cm程度の腰壁仕様にするだけで一気に海外っぽさが出ます。
ホワイトの腰壁と白地に鮮やかな鳥や蝶をプリントした壁紙を組み合わせた例。
ブルーの腰壁と熱帯雨林のようなグリーンの葉っぱをプリントした壁紙を組み合わせた例。
2-3.ペンキで腰壁風
「そもそも腰壁を貼る技術がない」という方は、床から高さ90cm程度をペイントする方法も。
真っ白なトイレ空間を床から高さ90cm程度まで、黒でペイントした例。
腰壁風のペイントに合わせて、トイレドアも塗ってあるのがポイントです。
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