どんな部屋でも
- 1.床
- 2.壁
- 3.天井
- 4.ドアなどの建具
- 5.巾木やカウンターなどの造作部材
- 6.家具
で構成されていて、このうち、1、4、5.は色が決まっていて、そのほとんどは木の色をしています。
そして、その木の色は分類すると下記の5つ。
- ①ダークブラウン:黒っぽい茶色、または黒
- ②ミディアムブラウン:①と③の中間くらいの茶色
- ③ライトブラウン:黄色っぽい茶色
- ④ナチュラルブラウン(ホワイト含む):白っぽい茶色
- ⑤グレー:灰色
こだわりのあるインテリアを作りたい時
- 暗い茶色で構成された部屋ならモダン
- 明るい茶色で構成された部屋なら北欧
といった具合に、床やドア、巾木などの色に影響を受けて、インテリアテイストを決めがちです。
その為「インテリアが白っぽいので憧れのインダストリアルは実現不可能…」と諦めてしまいがちですが、元々の部屋の木がどんな色であっても、好みのインテリアは作れます。
モダン・北欧・インダストリアルの3つのインテリアテイストと5つのインテリアの色の組み合わせを紹介しますので参考にしてみて下さいね。
インテリアの色とテイストの組み合わせ事例-目次
1.ダークブラウンのインテリア
1-1.モダンテイスト
黒っぽい床に、黒のファブリックソファと黒レザーのラウンジチェアをコーディネートしたリビング例。
TVボードは、鏡面のダークブラウンで重厚感溢れるデザイン。
全体的に暗めでコーディネートし事例です。
黒っぽい茶色のフローリングのリビングダイニングを黒の家具でまとめたコーディネート。
鏡面ブラック、黒レザー、ガラスなど光沢のある素材を組み合わせたインテリアが、生活感を感じさせない空間を演出しています。
1-2.北欧テイスト
黒っぽいフローリングに、明るい茶色のレザーソファとダークブラウンの家具を組み合わせたリビング例。
円形テーブルや曲線の背もたれのチェアなど、丸みを帯びたデザインの木製家具を組み合わせることで温もりのある空間を演出。
黒っぽいフローリングに、明るいグレーのファブリックソファや白っぽい茶色の家具をコーディネートしたリビング例。
白っぽい色を多用することで、床面が暗いことを忘れるくらいの開放感を演出。
1-3.インダストリアルテイスト
ダークブラウンのフローリングに、真っ黒な家具とソファを組み合わせ、壁をコンクリート調にした例。
壁面は「真っ白ならモダン、グレイッシュなコンクリートならインダストリアル」といったところでしょうか。
黒っぽい床に、ヴィンテージデザインの茶色のレザーソファを組み合わせ、インダストリアルデザインのリビングテーブルを組み合わせた例。
壁面が本物の凸凹したブロックですが、ダークブラウン、ダークグレー、ブラック、コンクリート調の壁紙でも合いそう。
黒っぽい床に、黒のソファとヴィンテージデザインのリビングテーブルをコーディネートした例。
排水パイプが剥き出しになったデザインが、いかにもインダストリアル!
レンガ調の壁は、インダストリアルテイストには欠かせないアイテムです。
「壁が真っ白だ」という場合は、朽ち果てたレンガ調の壁紙クロスを活用すると、それっぽいインテリアになります。
2.ミディアムブラウンのインテリア
2-1.モダンテイスト
ミディアムブラウンのフローリング&建具のリビングに、黒のファブリックソファと黒レザーのチェア、ミディアムブラウンのテーブルをコーディネートした例。
ラグ無しで床面をたっぷりと見せた広々としたリビング例です。
ミディアムブラウンのフローリングにダークグレーのファブリックソファと焦げ茶のリビングテーブルを組み合わせた例。
シンプルな組み合わせが、生活感少なめのリビングを演出。
TVボードはホワイトの壁に馴染む、グレーです。
2-2.北欧テイスト
ミディアムブラウンのフローリングに、アイボリー・ベージュ系のファブリックのソファとラグを組み合わせた例。
ホッコリと温もりを感じるコーディネート。
リビングテーブルとソファの脚はこげ茶、ひじ掛け付きのチェアと木馬はナチュラルブラウン色です。
ミディアムブラウンのフローリングに、茶色のレザーソファとグレーのラグをコーディネートした例。
カーテンとオットマンを同じ色(暗めのグレー)にしたまとまりのあるリビング。
「冷たい」「スッキリ」「暖かい」のバランスの取り方が、参考になる事例です。
2-3.インダストリアルテイスト
暗さの違う茶色を組み合わせたフローリングに、グレーのファブリックソファ、黒レザーのチェア、茶色の家具をコーディネートした例。
周囲の壁は、赤系のレンガ。
茶色とグレーの組み合わせ方が、おしゃれなリビングです。
ミディアムブラウンのフローリングに、アイボリーの木製ひじ掛け付きのソファをコーディネートし、壁面を全周ダークグレーにした例。
落ち着きと格好良さを感じる素敵なインテリア。
「リビングテーブルをソファから数cm離して」ではなく、思いっきり壁面に寄せて、中央を広く空けた開放感のある家具レイアウトも参考になります。
節が目立つミディアムブラウンのフローリングに、明るいグレーのファブリックソファ、茶色のレザー製一人掛けソファを組み合わせ、真っ黒なリビングテーブルを置いた例。
2面の壁面は、ホワイトレンガとフローリングと同じ板張り。
観葉植物をブリキっぽい容器に入れて飾るアイデアが、インダストリアル感をUPしています。
3.ライトブラウンのインテリア
3-1.モダンテイスト
ライトブラウンのフローリングのリビングダイニングに、明るいグレーのソファとラグ、明るい茶色のリビングテーブルをコーディネートした例。
リビング側はグレー、ダイニング側はミディアムブラウン+ホワイトといった具合に、エリア別にカラーコーディネートを違ったものに。
余計なものを排除したシンプルなインテリア例です。
ライトブラウンのフローリングのリビングに、黒のファブリックソファとダークブラウンのリビングテーブルを組み合わせた例。
ソファ背面の壁は、ソファと同じ黒。
壁とソファを黒にすることで「壁面が後退しているように錯覚し、部屋が広く見える」という視覚効果も狙ったインテリアになっています。
3-2.北欧テイスト
ライトブラウンのフローリングのリビングに、木製ひじ掛け付きの黒のソファ、オレンジ、ブルーの天板の木製テーブルを組み合わせた例。
カラフルな色がリビングに活気を演出。
明るい床色とも合ってますね。
ライトブラウンのフローリングのリビングに、明るいグレーのソファとラグをコーディネートし、リビングテーブルとウォールシェルフをホワイトで揃えた例。
薄いグレーとホワイトは、北欧テイストの典型的な色使い。
寂しく感じてしまう時は、観葉植物をプラスすると温かみがUPします。
3-3.インダストリアルテイスト
ツルンとした光沢のあるライトブラウンのフローリングのリビングにダークブラウンのレザーソファと重厚感のある茶色の木製家具をコーディネートした例。
黄色っぽい床でもインダストリアルが実現可能だなんて…。
壁面はホワイトのレンガ調、天井はホワイトのダクトレールを使った照明器具が組み合わせてあります。
ライトブラウンのフローリングのリビングに、茶色×ホワイトのカウハイドラグ、レトロイエローの一人掛けソファをコーディネートした例。
隣にあるダイニングスペースには、ホワイトの楕円形テーブルと木製ひじ掛け付きの黒レザーのチェアをコーディネート。
床色に合わせたレトロソファの組み合わせ方が、とても参考になります。
4.ナチュラルブラウン(ホワイト)のインテリア
4-1.モダンテイスト
ナチュラルブラウンのフローリングのLDKに、ベージュのラグ、グレーのソファ、ナチュラルブラウンのテーブルをコーディネートした例。
シンプルで開放感たっぷり。
ソファやリビングテーブルの背を低めにして、ベランダまで視線が抜けるようにした家具のデザインやレイアウトの仕方も参考に。
ナチュラルブラウンのフローリングのリビングに、アイボリーのラグとシンプルデザインのグレーのソファをコーディネートした例。
リビングテーブルは、ガラス+シルバーフレーム。
飾り気ゼロの生活感少なめのコーディネート例です。
ナチュラルブラウンのフローリングのリビングに、グレーのラグとソファをコーディネートした例。
リビングテーブル、TVボード、カウンタースツール、照明器具にダークブラウンや黒を使い、アクセントをプラス。
黒の面積が少なめなので、開放感たっぷりです。
ナチュラルブラウンのフローリングのリビングに、木製ひじ掛け付きの黒レザーのソファ、アイボリーのラグ、ミディアムブラウンのTVボードをコーディネートした例。
床よりも濃いめの茶色の木を取り入れた暖かさを感じるリビング。
まるで、おしゃれな家具の展示スペースのような雰囲気です。
4-2.北欧テイスト
ナチュラルブラウンのフローリングのリビングに、黒のレザーソファ、ベージュのラグ、オレンジの一人掛けチェアをコーディネートした例。
リビングテーブルは、ソファと同じ黒。
北欧インテリアと言えば、黒・グレー・ホワイトの無彩色を中心としたカラーコーディネートが主流ですが、この事例のようなカラフルで温かみを感じる配色もありですね。
ナチュラルブラウンのフローリングのリビングに、ライトグレーのラグ、ホワイトのファブリックソファ、ホワイトのTVボードをコーディネートした例。
ペンダントライトとアート用の額縁に黒を取り入れた、オシャレ度が高めのリビング例。
ホワイトが多めの配色なので、開放感抜群です。
ナチュラルブラウンのフローリングのリビングに、明るいグレーのラグとソファをコーディネートした例。
リビングテーブル、チェア、フロアランプの脚は、全て薄い茶色で統一。
木のぬくもりとグレーの冷たさのバランスが参考になるインテリア事例です。
4-3.インダストリアルテイスト
ナチュラルブラウンのフローリングのリビングに、アイボリーのシャギーラグを敷き、ダークブラウンのファブリックソファ、ナチュラルブラウンのリビングテーブル、黒のレザーソファをコーディネートした例。
茶色・黒・明るい茶色(クリーム色)のバランスが参考になる。
レンガが朽ち果てたような壁面は再現が難しそうですが、家具の配色は簡単に真似できそう。
白っぽいのフローリングのリビングに、茶色のレザーソファ、黒のリビングテーブル、グレーのラグをコーディネートした例。
壁面の一部は、コンクリート打ちっぱなし調。
天井にコーディネートしてある、配管を模したペンダント照明のアレンジの仕方が、とても参考になります。
ナチュラルブラウンのフローリングのLDKに、ダークグレーのキッチン、金属っぽい素材のダイニングテーブルセット、水色のソファをコーディネートした例。
レンガ壁と水色が、こんなに相性が良いなんて…。
思い切り寒色のソファは、冬のことを考えると積極的に選べないですが、壁面が温かみのある素材なら、さほど寒々しく感じなさそうですね。
5.グレーのインテリア
5-1.モダンテイスト
グレーのフローリングのリビングに、濃淡が異なるグレーのソファとチェアを組み合わせ、黒×ホワイトのリビングテーブルをコーディネートした例。
シンプル過ぎて殺風景になりそうなモノトーンカラーのコーディネートに、ホワイトのカウハイドラグをプラスすることで動きをプラス。
生活感少なめのモダンな印象はそのままに、曲線を上手く活用したセンスを感じるインテリア例です。
グレーのフローリングのリビングに、ライトグレーのラグ、テーブル、ソファをコーディネートした例。
ラグ、テーブル、ソファは、全部明るめのグレーで統一。
色は同じでも、ラグは凸凹、テーブルはマーブルといった具合に素材を変えることで、飽きの来ないインテリアを演出してあります。
グレーのフローリングのリビングに、ベージュ系のラグを敷き、グレーのソファとグレーのリビングテーブルをコーディネートした例。
ソファの両端にあるサイドテーブルもグレー。
「グレイッシュな床にはグレーの家具が違和感無く馴染むなぁ」と、この事例を見て実感。
5-2.北欧テイスト
グレーのフローリングのリビングに、ホワイトのソファと黒のリビングテーブルをコーディネートし、ホワイト×グレーのパターン柄のラグを敷いた例。
床面は冷たさを感じる色使いですが、茶色のバタフライチェアや観葉植物で温もりをプラス。
寒々しく感じない北欧インテリアを作りたい時に参考にすると良さそうな事例です。
グレーのフローリングのリビングに、グレーのソファ、茶色レザーのオットマンテーブルをコーディネートした例。
テーブルのデザイン&素材がおしゃれ過ぎる!
イエローやオレンジを使ったアートを壁面にプラスして、暖色をアクセントカラーに使ったカラーコーディネートも参考に。
グレーのコンクリート床のリビングダイニングに、グレーのフロアソファ、ナチュラルブラウンの木製リビングテーブル、ミディアムブラウンの木製収納家具をコーディネートした例。
冷たさと温もりのバランスが素敵!
部屋中の至るところに、観葉植物を置いて、癒しをプラスしたインテリアの作り方にも注目です。
薄いグレーのフローリングのリビングに、ライトグレーのソファ、ライトグレーのラグ、黒のリビングテーブル、茶色レザーのクッションスツールをコーディネートした例。
正方形のクッションスツールが、部屋全体に温もりと格好良さをプラス。
「茶色のアイテム1個で、こんなに暖かい雰囲気が出せるんだ」と勉強になる事例です。
5-3.インダストリアルテイスト
グレーのコンクリート床のリビングに、焦げ茶のレザーソファ、ヴィンテージ感のある木製テーブルをコーディネートした例。
天井が高く、倉庫を改築して作ったカフェのような雰囲気。
黒スチールを使ったシェルフが似合うインテリア例です。
コンクリート床のリビングに、焦げ茶のレザーソファ、グレーのラグ、グレーのリビングテーブルをコーディネートした例。
何十年もそこにあるようなヴィンテージ感溢れる、格好良いインテリア。
ダクトレールにスタジオ照明(スポットライト)を組み合わせるアイデアが、とても参考になります。