グレーと黒でまとめたリビング空間

インテリアの色はどうやって決める?色配分とバランスの取り方

Tweet about this on TwitterShare on Facebook0Pin on Pinterest0Share on Google+0Share on Tumblr0Print this page

家具も家電もない真っ新な住居で1からインテリアカラーを決めて行く場合、好きな色やイメージはあっても、どの色をどの程度どこに使うかを決めるのは難しいもの。

この“どんな色を、どこに、どのくらいの分量で使うか”という色のバランスをプランすることをカラースキーム(色彩計画)と呼び、カラースキームには一定のルールがあります。

Sponsored Link

カラーコーディネートの基本「ベースカラー」「メインカラー」「アクセントカラー」とその配分を知っておこう

カラーコーディネートは一般的に「ベースカラー」「メインカラー」「アクセントカラー」の3つを組み立てて行います。

ベースカラー

インテリアのベースとなる、床や天井、壁の色を指します。全体に占めるバランスは70%程度と部屋の中で一番広い部分です。住居では、予め決まっていることが多く、取り換える際に最もお金がかかります。

ベースカラーの決め方のコツ

  1. 他の色との組み合わせが自在で飽きがこないのは白です。
  2. 壁や天井はアイボリーや明るいベージュ、床は同系色の茶色でまとめるのが無難なコーディネートです。
  3. ナチュラルカラーなど多くの人が心地よく感じる色、部屋が狭く見えない色を選び、好みの色はウインドウトリートメントやラグなどで楽しむようにしましょう。
  4. 落ち着いた雰囲気にしたい寝室などは、やや暗めの壁にしても良いです。
  5. 個性的なLDにしたいなら、好きな色相で薄めのソフトなトーンにすると素敵な空間ができます。
  6. 暖色系のソフトなトーンを使う場合は、廻縁や窓枠をクリーム系やアイボリーにすると洒落た雰囲気になります。
  7. 寒色系のソフトなトーンを使う場合は、廻縁や窓枠を薄いグレー系にすると洒落た雰囲気になります。
  8. 変化をつけたい場合はカーペット、ラグの色や素材で雰囲気を変えます。
  9. 床も含めて淡い色で統一すると明るく開放的な雰囲気になります。

本来の床は濃い目の茶色ですが薄いベージュのラグを敷くことで明るく開放的に見えるリビングの例。

メインカラー

カーテンなどのウインドウトリートメントやソファ、キャビネットなどの大きな家具の色がメインカラーです。面積は全体の20~30%程度のバランスでまとめます。

メインカラーの決め方のコツ

  1. 部屋の目的に合う色の中で一番好きな色を選びましょう。
  2. 家具が茶色でカーテンは緑など色数が増えやすいですが、色味のある色は3種類までに抑えるかトーンを統一しましょう。

アクセントカラー

クッションやランプシェード、絵画など、小物類の色を指します。分量は全体の5%と小さめですが、インテリアのポイントとなり、空間の引き締め役になる色です。

アクセントカラーの決め方のコツ

  1. ベースカラーやメインカラーに溶け込まないよう、メリハリがつくようにバランスを見て選びましょう。
  2. ビビッドな色、鮮やかな色を選ぶと空間を引き締めることができます。
  3. 一番費用がかからない箇所でもあるので、気分や季節に合わせていろいろな色に挑戦してみましょう。

カラー配分の例1
ホワイト、黒でまとめた重厚感のあるリビングのカラーバランス例。
無彩色の中にアクセントカラーとして有彩色を取り入れているところがポイントです。
カラー配分の例2
ナチュラル感のあるリビングの例。暖色である赤とオレンジ、中間色の緑を上手くアクセントにした暖かみのあるコーディネートです。

色を決める時に忘れてはいけない光の影響について知っておこう

カラースキームの際には、窓の大きさや照明の光源の色、各エレメントの色や質感も考慮することが大切です。

窓が大きい部屋は明るい為、少々暗めの色を選んでも良いですが、窓が小さくて部屋を明るく見せるには白っぽい色を選ぶ必要があります。しかし、同じ白っぽい色でも、スベスベした素材のような反射率の高い色を広い面積に使うと眩しく感じたり、目が疲れるので注意が必要です。

逆にザラザラした濃い色の場合は、光を吸収してより暗く感じます。

また、照明やランプの選び方として、暖色系には赤味がかった光色の白熱ランプ、寒色系には青味がかった光色の蛍光ランプを選ぶと色を綺麗に見せてくれる効果があります。

色が与える広さの感覚について知っておこう

面積の広いベースカラーやメインカラーにどんな色を使うかによって部屋が広く見えたり狭く見えたりします。

ベースカラーの場合、天井と壁は色の明度が高いほど天井は高く部屋も広く見えます。賃貸住宅の天井と壁が白いのは、この効果を狙っているからです。

暖色系と寒色系の効果

赤、オレンジ、黄色の暖色系の色相は「膨張色」「進出色」と呼ばれ、実際よりも大きく前にせり出して見えるのが特徴です。メインカラーに使うと暖かい雰囲気になりますが、部屋は実際より狭く感じられます

反対に、青緑、青、青紫の寒色系の色相は「収縮色」「後退色」と呼ばれ、実際の面積より小さく、引っ込んで見えます。この為、メインカラーに使うと暖色系より部屋を広く見せることができます。

ベースカラーとメインカラーを白にし、白の面積を多くして部屋が広く見えるようにしたコーディネート例。

ベースカラーとメインカラーを薄いベージュにして、更に床も淡い色を選び、白の面積を多くして部屋が広く見えるようにしたコーディネート例。

[参照元:Houzz Inc]

Remodeling and Home Design
Tweet about this on TwitterShare on Facebook0Pin on Pinterest0Share on Google+0Share on Tumblr0Print this page
Web Cams Sex
同じ部屋の他の記事も読んでみる
Sponsored Link
インテリアコーディネート術に戻る

PAGE TOP