インテリアに異国の雰囲気をちょっぴり足したい時に活用すると良いのがエスニック。
エスニックインテリアと聞くと、暖色系の織物を使ったアジアンっぽい印象をお持ちの方もいらっしゃるかもしれませんが、クッションやラグなどの小面積に取り入れるだけでも、ありきたりなインテリアがグンとセンスアップします。
また、エスニック調のカラフルな柄を取り入れると、インテリアに“パッ”と花が咲き、ストライプ柄を取り入れると、奥行感のあるスマートなお部屋を演出することも可能。
エスニック調のインテリアを作りたい時に、参考になる実例を難易度別に紹介していきます。
エスニックインテリア実例-目次
1.【難易度1】エスニック柄を活用したインテリア実例
1-1.エスニック柄のクッションを活用したインテリア実例
下部が収納になったデイベッドの上に、インド、ウズベキスタン、スザニ刺繍のクッションをコーディネートした例。
こういった柄のクッションカバーは、エスニックを扱うショップを探しても良いし、ネットだとEstyが良いかも。
Etsyのスザニ刺繍生地ページ
柄の違うエスニック調のクッションを10個ソファの上にコーディネートした例。
無難なホワイトやベージュのソファの上でも、同じようなコーディネートが出来そう♪
遠慮して、1個2個置くより、事例のようにたくさん並べた方が雰囲気が出ますね。
クッションカバー: by Kristin Nicholas Designs(英語サイト)
マスタード色のソファにエスニック調のクッションを10個並べた例。
1個前の事例と同じく、クッションの多数使い!!
ラグやスツールにもエスニック柄が使ってあるので、暖かい印象です。
1-2.エスニック柄のラグを活用したインテリア実例
ホワイトのソファにエメラルドグリーンのエスニック柄の生地を乗せ、エスニック柄のラグを敷いたリビングの例。
エスニック柄を狭い部屋に使うと、ごちゃっとした雰囲気になりそうですが、この事例のように白っぽい色や寒色を積極的に使うと、狭苦しさを余り感じないかも。
2種類のエスニック柄のラグを隣同士に並べた広いリビングのコーディネート例。
どちらもラインが入った柄なのですが、2つの方向を変えて、遊び心のあるインテリアに。
リビングダイニングがひとつながりになった、開放感のあるワンルームタイプのコーディネートの参考にすると良さそう。
ネイビーとベージュのエスニック柄のラグを敷いたリビングの例。
この色合い、とってもお洒落♪
茶系を使ったラグなら、家具との相性も良い上に、四季を通じて「暑さ」「寒さ」も感じにくいかも。
ダークブラウンの床の寝室にホワイト×暖色を使ったエスニック柄の長方形ラグを敷いた例。
ラグを斜めに敷くというアイデアがおしゃれ!!
入口の方に向かって真っすぐに敷いてあるよりも、部屋の横幅が広く見えるような気がします。
オレンジ×青の派手なエスニック柄のラグとベージュのソファをコーディネートしたリビングの例。
「これぞエスニック。」と感じるラグですね。
このラグは、オークションで手に入れたものだそう。
広いリビングなので、これくらいカラフルなラグでも大丈夫ですが、狭い部屋で似たようなコーディネートをする時は、色による圧迫感に配慮した方が良いです。
茶色×ベージュの落ち着いた雰囲気のエスニック柄のラグとライトグレーのソファをコーディネートしたリビングの例。
エスニックに合うオレンジの使い方が素敵!!
写真の右側に見えるのは、プフと呼ばれるソファです。
日本の通販でも手に入るので、気になる方は探してみては?
1-3.エスニック柄のファブリックを活用したインテリア実例
アクアブルーとオレンジのエスニック柄の生地を被せたオットマンをネイビーのソファの横にコーディネートしたリビングの例。
ソファがポツンとあるのと比べると、このオットマンがあるだけで、インテリア全体がセンスアップしているように見えませんか?
オットマンは、部屋にスペースの余裕がある場合は、写真のようにソファの横にサイドテーブル代わりに置いても良いし、狭い部屋なら、リビングテーブルの代わりにもなります。(下記トピック参照)
オレンジ系ストライプのエスニック調の生地を使ったクッションカバーとラグをコーディネートしたリビングの例。
これまで紹介したようなゴチャっとした柄ではなく、線だけなのですっきりとした印象です。
狭い部屋にエスニックを使う場合は、この事例のようなストライプを活用すると奥行のあるインテリアが作れますよ。
ウォールシェルフの下にエスニック調の生地を2種類ぶら下げた例。
ストール?カーテン??
この生地は、メキシコで入手したものだそう。
写真の右側にあるアイテムは、「メキシコ 織物」で探すと見つかりそうな予感です。
フットベンチの上に、エスニック調の生地を乗せ、ベッドカバーにピンクのエスニック調を使った寝室の例。
ベッドカバー、枕カバー、クッションの柄の組み合わせ方がおしゃれ♪
3種類の柄が全部違うのに、こんなにまとまりよく見せるのって、余程のセンスがないと無理な気が…。
ベッドカバー:by John Robshaw(英語サイト)
1-4.エスニック柄のタペストリーを活用したインテリア実例
オレンジ系の1.5×1.5mのエスニックのタペストリーをベッドの頭方向の壁にディスプレイした寝室の例。
優しい色合いのグリーン&オレンジの枕カバーとのコーディネートが素敵!!
タペストリー:by Wisteria
ダークイエローのソファの背面の壁に、茶×オレンジのエスニック柄のタペストリーを飾ったリビングの例。
クッションカバーにもエスニックデザインをチョイスして、リビング全体でトータルコーディネート。
「クッションだけでは物足りない。」と感じた時は、この事例のように2m角の大きなタペストリーを壁に飾ってみると良いかも。
サーモンピンクの壁にダークグリーンのエスニック柄のタペストリーを飾った子供部屋の例。
ダークブラウンの家具に水色のオープン棚を組みわせるなど、色彩がとっても豊か♪
海外のホテルの個室のような雰囲気も感じますね。
タペストリー:by Timothy Paul
ダークレッドの味わいのあるエスニック調タペストリーをベッドの頭部分の壁にコーディネートした例。
ベッドカバーやラグだけでなく、この寝室には布がいっぱい♪
寝室の例ですが、一人暮らしの部屋のくつろぎスペースのコーディネートの参考にもできそうな事例です。
黄色×オレンジ×紫のエスニック柄のタペストリーをベッドの頭部分の壁にコーディネートした例。
紫×黄色のベッドカバーコーディネートや、タペストリーの周りに木枠を作ってアートのように見せるインテリアの作り方がとっても素敵!!
リゾートホテルのような雰囲気も。
2.【難易度2】エスニック調の家具を活用したインテリア実例
難易度2は、エスニックなデザインの家具をコーディネートしたインテリア事例を2つ。
紹介するようなデザインを見つけるのは大変かもしれませんが、部屋に1個あるだけで、異国情緒あふれるインテリアを作れます。
丸を2つ前後に組み合わせた扉が美しいナチュラルブラウンのキャビネットを置いたリビングの例。
幾何学模様のようなデザインが素敵!!
フラット扉に見慣れているせいか、芸術的だと感じてしまいます。
黒の窓枠にグレーのエスニック柄のシェードをコーディネートしたリビングの例。
窓がこのデザインなのかと思ったら、窓は普通のガラスで、手前に窓にぴったり合うローマンシェードが取り付けてあります。
ステンドグラスのモノトーン版みたいな雰囲気ですね。
シェード:by Delia shades
3.【難易度3】エスニック調でトータルコーディネートしたインテリア実例
難易度3は、床、壁などにも手を加えた事例やエスニック柄を何個も組み合わせた事例を5つ紹介。
部屋全体をエスニックにするので、住まいの構造部分を触れる方やコーディネートに慣れた方でないと、難しいかもしれませんが、エスニックにこだわった部屋作りの参考に。
壁を黄色く塗り、繊細なデザインのシルバー&ガラスのコンソールテーブルをレイアウトしたリビングの例。
これまで紹介してきたようなエスニック柄を使わずに、エスニックを表現したインテリア例です。
テーブルの上にある鏡の周りにも、民族チックな動物を飾って雰囲気UP。
民族っぽいデザインのTVボードにプフを組み合わせ、一人掛けチェアにエスニック柄のクッションをコーディネートした例。
チラっと見えるラグも赤のエスニック柄です。
凝ったデザインの家具は、飽きてしまう可能性がありますが、“エスニックLOVE”なら、ここまでこだわってみるのも面白いかも。
床にグレーのエスニック柄のステンシルを張り、赤のエスニック柄のラグをコーディネートしたリビングの例。
ソファとソファ周りもエスニック柄でコーディネートした、この部屋のテーマは“マラケッシュ”だそう。
ステンシル:by Royal Design studios
壁をグリーン、床を赤にし、エスニックデザインの一人掛けソファとテーブルクロスをコーディネートしたリビングダイニングの例。
文字で説明するのは難しいですが、カラーコーディネートが素敵過ぎる!!
別荘なら、こんなデザインの部屋が1個くらいあっても良いかな?…って持ってませんが(笑)
エスニック柄のラグにモロカンスタイルの照明と家具をコーディネートしたリビングの例。
1個前の事例と同じく、素人が模様替えの感覚で作れるインテリアではありませんが、ここまで異国情緒あふれるインテリアの部屋だと、日常生活を忘れることができそうな気がしますね。
[参照元:Houzz Inc]