生活には欠かせない食事。
この食事を取る空間=ダイニングに
- 清潔感
- 明るさ
- 楽しさ
- 生活感の無さ
など、あなたはどんなイメージを期待しますか?
明るさや楽しさ、家族団らんなど笑顔が浮かぶ食事シーンを求めるなら木製ダイニングテーブル。
清潔感や生活感の無さを求めるならガラス製ダイニングテーブル。
など、ダイニングのインテリアは、選ぶダイニングテーブル&チェアの素材やデザインによって大きく変わります。
が、「初めてダイニングインテリアを考える」という場合は、何をどう選んだら良いか悩んでしまうという方も多いのでは?
そこで、ダイニングテーブルの素材の種類、それらのメリット・デメリットと共にダイニングチェアの色にも注目したインテリア例を紹介します。
あなたの理想のダイニング作りの参考にしてみて下さいね。
ダイニングテーブルの素材比較とインテリア例-目次
1.ダイニングテーブルの材質の種類
ダイニングテーブルの材質の種類は、大きく分けて“木”と“ガラス”の2種類です。
1-1.ガラス製ダイニングテーブル
透明ガラス
透明ガラス+スチール脚の正方形ダイニングテーブルに透明なプラスチックチェアをコーディネートした例。
テーブルは、Portica Tables by Room & Board、チェアは、Tobiasチェア by IKEA。
軽くて清潔!!と言った感じのダイニングコーディネート例です。
透明ガラス+クロムメッキ脚のダイニングテーブルにグレーのファブリック製チェアをコーディネートした例。
テーブルは清潔感たっぷり♪ですが、椅子が布製なので温かみがあります。
エレガントさも感じる素敵な組み合わせ方です。
フロストガラス
乳白色のガラステーブルにイエローのファブリックチェアをコーディネートした例。
1個前の事例で紹介した透明ガラスのテーブルとは違いチェアや床が透けて見えないので、広々とした印象は少し薄れるかな?
乳白色のガラステーブルにホワイトのレザー製チェアをコーディネートした例。
白×白の清潔感溢れる組み合わせ。
食事に使う食器や料理の彩りにもこだわってるという方は、このカラーコーディネートのダイニングだと色が映えてオシャレに見えそうですね。
黒ガラス
黒ガラステーブルに黒×ウッドの格好良いチェアを組み合わせたインテリア例。
木のぬくもりと格好良さの両方を兼ね備えた素敵なダイニング!!
「ガラス=透明かミスト調」と思っていた方も、この事例を見て選択肢が広がるのでは?
ちなみにテーブル&チェアはイタリアの輸入家具です。
ウッドフレーム+ガラス天板
ガラス天板のダイニングテーブルは、シンプルな印象のスチール脚やクローム脚と組み合わせたものだけではありません。
木と組み合わせた事例を2つ見てみましょう。
1枚板っぽい木の上に透明ガラスを乗せたダイニングテーブルにホワイトのチェアをコーディネートした例。
「ガラスon木のテーブルを置く」という発想は、事例を見ないとなかなか出来ない!!
「ガラスか木、どちらの素材も捨てがたい」という方は参考にすると良いかもしれません。
木のフレームに透明ガラスをはめ込んだダイニングテーブルにホワイトレザーのチェアをコーディネートした例。
リビングテーブルでこう言ったデザインは見かけたような気がしますが、ダイニングテーブルにもあるとは思わなかった…。
テーブルは、Parsons Cocktail by Kravet。
日本からは購入不可ですが、デザインの参考に。
1-2.木製ダイニングテーブル
木で作られたダイニングテーブルは、見た目は木でも「本物の木か偽物の木か」によって値段や質感が変わってきます。
一般的に価格が安いもの→高いものの順に材質を見ていきましょう。
プリント化粧合板
プリント化粧合板は、木目をプリントした薄い板を貼ったもの。
木目はプリントなのでバラツキがなく、芯材と表面材が異なるので、テーブル自体の重さも比較的軽いものが多いのが特徴。
他の木の素材を使ったダイニングテーブルよえいも価格が安いことが多い為、「気を遣わずに手軽に使える」「すぐに買い替えれる」というメリットもあります。
(【MODERNO】モデルノがこのタイプです。)
突板
突板は、テーブルの表面材に本物の木をスライスしたものを張り付けたもの。
(ILALI-イラーリがこのタイプ)
木目の味わい深さを強調した温もりのあるダイニングを演出できるばかりでなく、本物志向の洗練された高級感のあるダイニングを演出したい場合にも向いています。
無垢材
無垢材は、天然の木をカットして丸ごとテーブルにしたもの。
無垢材のダイニングテーブルと聞いて、一枚板のダイニングテーブルを思い浮かべる方も多いかもしれませんが
上のテーブルのように無垢材を組み合わせたデザインのテーブルもあります。
天然の木をそのまま使ってあるので「重厚感が半端ない。」「使い込む歴史を味わえる。」などがありますが、他の2つの素材を使ったテーブルと比べると重いのが特徴です。
2.ガラスor木製ダイニングテーブル比較と参考にしたいインテリア例
2-1.ガラスor木製ダイニングテーブルのメリットとデメリット
下の2つの写真は、同じような対面式キッチンの前のダイニング空間にガラス製ダイニングテーブルと木製ダイニングテーブルをコーディネートしたもの。
ガラス製テーブルを置いたダイニングの方が清潔感や開放感があり、木製テーブルの方が温もりを感じます。
また、ダイニング側から見える木目柄のキッチン扉とのコーディネートを比較すると、ガラス製テーブルを置いた方は「キッチンとダイニングが別の空間」、木製ダイニングテーブルを置いた方は「キッチン空間とダイニング空間に一体感が生まれている」ように感じます。
ガラス製or木製、どちらのダイニングテーブルを置くかは、好みや目指すインテリアにより変わってきますが、1代目ガラステーブル、2代目無垢材テーブルを使用している(ダイニングテーブルセットからダイニングソファにした時の実例:参照)私が感じたメリット&デメリットは
ガラス製テーブルのメリット
- 清潔感がある
- 開放感がある
- 気兼ねなく水拭きできる
- カラフルな食器がマッチする
ガラス製テーブルのデメリット
- テーブルの角が危険(直角に近いデザインだった為)
- 冬寒々しい
- 食器を置く音が気になる
- 重い
木製テーブルのメリット
- 温もりがある
- 楽しい食卓を演出できる
- 色に飽きてもカラーチェンジができる(1時間で簡単に塗り替え!ダイニングテーブルbyヴィンテージ風DIY:参照)
木製テーブルのデメリット
- レンチン食器の跡が残る
- 水拭きに抵抗がある
- 傷が残る
と、どちらの素材も一長一短。
「食器を置く音が気になる」や「レンチン食器の跡が残る」は、ランチョンマットやコースターを使うことで回避できるので「ダイニングテーブルに向いているのは○○だ。」と断言するのは難しい…。
ちなみに、次に紹介するダイニングチェアの色と組み合わせ方によってもダイニングの印象が随分と変わるので、「気に入ったインテリアをまずは真似てみる」に尽きるのではないかと思います。
2-2.ガラスor木製ダイニングテーブルのインテリアコーディネート比較
「ダイニングテーブルやダイニングチェアは、予め用意されているセット品で購入する」という方が多いと思いますが、チェアとテーブルをバラバラに購入するのもアリ!!
セット品を選ばない方が、組み合わせ方のバリエーションが増え、個性の光るダイニング空間を演出できる上に、ラッキーカラーや好きな色など使いたいカラーをダイニングに取り入れることも可能になります。
代表的な色のチェアをガラス製、木製(ナチュラル・ミディアム・ダークの3種類の茶色、黒、白)の6種類のダイニングテーブルと組み合わせたコーディネート例を見ていきましょう。
赤のチェア
ガラス製ダイニングテーブル
ナチュラルブラウンの木製ダイニングテーブル
ミディアムブラウンの木製ダイニングテーブル
ダークブラウンの木製ダイニングテーブル
黒の木製ダイニングテーブル
ホワイトの木製ダイニングテーブル
「赤のチェアをダイニングにコーディネートするには白のテーブルが一番似合う?」と思いきや、暗い色や木そのままの色のダイニングテーブルでも問題無し。
明るく軽やかな印象にしたい時は白に近い木製ダイニングテーブル、重厚感や高級感を演出したい時は、暗めの色のテーブルとコーディネートすると良いです。
オレンジのチェア
ガラス製ダイニングテーブル
ナチュラルブラウンの木製ダイニングテーブル
ミディアムブラウンの木製ダイニングテーブル
ダークブラウンの木製ダイニングテーブル
黒の木製ダイニングテーブル
ホワイトの木製ダイニングテーブル
食欲をそそるオレンジ色のダイニングチェアは、どの素材&色のダイニングテーブルとも相性抜群!!
想像上は「似た色同士なので違和感があるのでは?」と感じてしまうミディアムブラウン系のダイニングテーブルとの組み合わせが一番素敵に見える気も…。
黄色のチェア
ガラス製ダイニングテーブル
ナチュラルブラウンの木製ダイニングテーブル
ミディアムブラウンの木製ダイニングテーブル
ダークブラウンの木製ダイニングテーブル
黒の木製ダイニングテーブル
ホワイトの木製ダイニングテーブル
ダイニング空間に“パッ”と花を咲かせたような印象の黄色のチェアは、黄色と同じ茶系のテーブルとの相性抜群!!
特に黒っぽい木製ダイニングテーブルとの組み合わせが、程よい高級感も演出できるのでおすすめです。
グリーンのチェア
ガラス製ダイニングテーブル
ナチュラルブラウンの木製ダイニングテーブル
ミディアムブラウンの木製ダイニングテーブル
ダークブラウンの木製ダイニングテーブル
黒の木製ダイニングテーブル
ホワイトの木製ダイニングテーブル
木製ダイニングテーブルと緑のチェアの組み合わせは、木と植物を連想させ、ナチュラルな印象のダイニングに。
白のテーブルと組み合わせた事例は、テーブルトップがガラス製ですが、冷たい雰囲気のグリーンと組み合わせ方には「どちらかと言えば、生活臭のする緑でも、色味まで意識すれば、緑を使いつつ生活感のない雰囲気にもできるんだ…」と、とても参考になります。
紫のチェア
ガラス製ダイニングテーブル
ナチュラルブラウンの木製ダイニングテーブル
ミディアムブラウンの木製ダイニングテーブル
ダークブラウンの木製ダイニングテーブル
黒の木製ダイニングテーブル
ホワイトの木製ダイニングテーブル
上品な印象のする紫のチェアは、ガラス製やホワイトのダイニングテーブルとだけ合うのかと思いきや、ナチュラルブラウンの木製ダイニングテーブルとも合うなんて…。
この事例を見るまで「この組み合わせがあり」だと気づいてた方は少ないのでは?
ブルーのチェア
ガラス製ダイニングテーブル
ナチュラルブラウンの木製ダイニングテーブル
ミディアムブラウンの木製ダイニングテーブル
ダークブラウンの木製ダイニングテーブル
黒の木製ダイニングテーブル
ホワイトの木製ダイニングテーブル
- 薄いブルー×ホワイトやガラスのダイニングテーブルの組み合わせは、清潔感や開放感。
- 濃いブルー×木の色のダイニングテーブルの組み合わせは、重厚感や高級感
など、ブルーのチェアとダイニングテーブルの組み合わせは、テーブルの色&チェアの明るさによって、様々な雰囲気を演出。
濃いブルーと暗い茶色のテーブルの組み合わせは、イタリア家具を彷彿させる洗練された印象をUPしてくれる気がします。
黒のチェア
ガラス製ダイニングテーブル
ナチュラルブラウンの木製ダイニングテーブル
ミディアムブラウンの木製ダイニングテーブル
ダークブラウンの木製ダイニングテーブル
黒の木製ダイニングテーブル
ホワイトの木製ダイニングテーブル
ダイニングチェアに黒を選ぶときは、テーブルの色を明るくして濃淡を楽しむか、テーブルの色を暗くして重厚感を演出するかの2択。
ただし、暗い色のテーブルと組み合わせた場合は、狭く重苦しい雰囲気になりがちなので、黄色をアクセントカラーに使って、軽くファッショナブルな印象のダイニングを演出すると良いです。
グレーのチェア
ガラス製ダイニングテーブル
ナチュラルブラウンの木製ダイニングテーブル
ミディアムブラウンの木製ダイニングテーブル
ダークブラウンの木製ダイニングテーブル
黒の木製ダイニングテーブル
ホワイトの木製ダイニングテーブル
- ガラスやホワイトのダイニングテーブルと組み合わせてモダン
- 木のダイニングテーブルと組み合わせて北欧
といったコーディネートが可能です。
木製ダイニングテーブルと組み合わせる場合は、部屋の隅やテーブルの上に観葉植物を置くとくつろげる食事空間に!!
ホワイトのチェア
ガラス製ダイニングテーブル
ナチュラルブラウンの木製ダイニングテーブル
ミディアムブラウンの木製ダイニングテーブル
ダークブラウンの木製ダイニングテーブル
黒の木製ダイニングテーブル
ホワイトの木製ダイニングテーブル
白のチェアは、ガラスやホワイトのテーブルと組み合わせて、清潔感溢れるダイニング空間を演出するのに最適ですが、どんな木の色とも合うので、味わいのある木目のダイニングテーブルと組み合わせるのもおすすめです。
いかがでしたか?
「ダイニングテーブルと椅子を組み合わせるだけ」という他の部屋に比べて比較的簡単そうなダイニングのコーディネートも、素材や色でガラリと雰囲気が変わることがわかりましたね。
ダイニングテーブルの選び方には、「これが正解」というのが無いというのが私の持論です。
こう書くと「ますます悩んでしまうじゃないか!!」とお叱りの言葉を頂戴しそうな気配もしますが、私のインテリア(特に家具)の考え方は“車を数年で乗り換えるように、インテリアも数年で替える”です。
車のような消耗品ではないので「そう簡単に買い替えられない!!」と思うかもしれませんが、暮らしていくうちに生活スタイルが変わったり、趣味嗜好が変わるのは誰にでもあること。
「その時良いな。」と思っていたものが、数年後には「何でこれを買ったの?」と不思議になることだってあり得るのです。
ダイニングテーブル&チェアは、数千円で買えるものではありませんが、使った日数×年月を考えると5年くらいのサイクルで買い替えるのもありかな?と思っています。