寝室をインテリアにこだわって“かっこいい雰囲気”にしたいと思っている方はいらっしゃいませんか?
寝室は、その大半を目を閉じて過ごす場所なので「お金を掛けてインテリアをいじくり倒す必要は無い」と考えがちですが、単に眠るだけの部屋でも、お気に入りの見た目にすることで、生活がちょっぴり豊かに。
かっこいい寝室を演出する色・材料など、3つのテーマに絞って、コーディネートを紹介しますので、参考にしてみて下さいね。
かっこいい寝室を作る3つのポイント&インテリア例-目次
1.かっこいい色をコーディネートをしよう
ラグ(床)・壁(壁紙クロスやカーテン)・天井に黒っぽい色を使うだけで、寝室は一気にかっこいい印象に。
黒っぽい色と聞いて、真っ黒を連想される方も多いかもしれませんが、黒以外にも、ダークグレー・ダークブラウン・ダークブルーがおすすめです。
1-1.黒系
壁と家具を真っ黒にして、黒地に抽象的な花柄をプリントした壁紙クロスを天井と壁に張った例。
黒と黒っぽい花柄のバランスが素敵!
かっこいいだけでなく、重厚感も感じる寝室インテリアです。
黒の壁の寝室に、黒のパイプベッドを置いた例。
シンプルだけど、めちゃくちゃかっこいい!
ベッドカバー類には、白やベージュをチョイスして明るさや開放的な雰囲気をプラス。
ベッドの頭側の壁を真っ黒にして、茶色の木製ベッドを置き、ダークグレーのカーテンをコーディネートした例。
黒い壁面に垂れる間接照明が素敵!!
真っ白な天井の中央にも、真っ黒なシーリングファンが取り付けてあり、良いアクセントになっています。
1-2.グレー系
壁面をダークグレー、クローゼット扉とチェストを黒でコーディネートした例。
ベッド周りは、ホワイト×グレー×黒のモノトーンカラー。
枕元に並べてある正装した犬と猫の3つのクッションが可愛いです。
このシリーズは、イギリスのPETS ROCKのもので、日本でも入手可能です。
壁面をダークグレー、クローゼット扉とナイトテーブルをホワイトでコーディネートした例。
1個前と同じ壁の色ですが、ホワイトとの組み合わせなのでエレガントな印象もプラス。
窓に黒のカーテンを掛け、ナイトテーブルと窓の間に座面がホワイトの黒の木製チェアを置いて、ワンランク上のインテリアが演出してあるところもポイントです。
ベッドの頭側の壁に、板を横張にしてグレー色をペイントした例。
バスルームのシャワーみたいに、高さや角度を自由に調整できる照明器具が素敵!!
この照明器具は、LAMPE GRAS No.201で日本でも入手可能です。
グレイッシュなグリーン(ブルー?)の壁に、黒×グレーのカバーをコーディネートした例。
ちょっぴり色が混じるだけで、こんなに素敵になるなんて…。
グリーンやブルーは、寝室向きの色と言われているので、この事例のようなグレイッシュなグリーンやブルーをチョイスするのも一つの方法です。
ホワイトのフローリングの寝室の壁をグレイッシュなブルーにして、カーテンと枕カバーをダークレッドにした例。
かっこいい&高級感たっぷりのハイセンスコーディネート。
冷たそうな壁に囲まれた空間に、暖色(ダークレッド)をプラスして、寒暖のバランスを取った素敵なインテリア例です。
1-3.茶系
ダークブラウンのカーテンとダークブラウンの木製ベッドをコーディネートした例。
フローリングもダークブラウンなので、落ち着きを感じます。
壁面とラグを同じグレー色にして、上品さもプラスしたシンプルでかっこいい寝室例です。
ダークブラウンのフローリングの寝室の壁に、フローリングと同じ色の板を縦張りにした例。
掛け布団カバーには、ネイビーをチョイス。
木のぬくもりを感じますが、暗めの茶色なので、かっこいい雰囲気の方が勝ってる感じかな?
1-4.ブルー系
ベッドの頭側の壁をグレイッシュなダークブルーにした例。
暗いグレーではなく、暗い灰みがかった青というところにおしゃれさを感じます!
部屋自体は無機質で、冷たい雰囲気ですが、明るい茶色の木を使ったデスクやチェストを置いて、温もりがプラスしてあります。
ネイビーの壁に木製ベッドと木製ナイトテーブルをコーディネートした例。
高級そうなナイトテーブルやベッドの雰囲気と壁の色がピッタリマッチ。
真っ黒な壁に、このデザインの家具を合わせるよりも、暗い青の壁にこのデザインの家具を合わせた方がオシャレ度が増して見える気がします。
2.かっこいい素材を取り入れてみよう
寝室を構成するインテリア素材と聞くと「ベッドやナイトテーブルなどの木」「カーテンや布団カバーなどの布(ファブリック)」を真っ先に思い浮かべる方が多いと思いますが、スチール(金属)やレザー、レンガを取り入れると、寝室の格好良さがUP。
また、同じ木でも、綺麗な木(木目)ではなく、使い込んだ感のある木や古いバラバラの木を使うことで、ヴィンテージ感が増し、かっこいい雰囲気を演出できます。
2-1.ヴィンテージウッド
ベッドと壁の間に、古い板を横張にした幅3m高さ2mほどの壁を立てかけた例。
ヴィンテージウッドを使った壁をプラスするだけで、こんなにかっこいい雰囲気になるなんて…。
壁一面をヴィンテージな板目にしてある寝室事例は、たまに見かけますが、梁があったり、壁の上部が三角形だと貼るのが大変!
この事例のようなベッドサイズに合わせた壁なら、元々の壁の形に関係ないので、簡単に真似できそうです。
ベッドの頭方向の壁一面に、ヴィンテージウッドを横張にした例①。
残りの3面の壁と天井は、何の変哲も無いホワイト無地。
板貼りの壁には、壁と同じようなヴィンテージテイストの木製ウォールシェルフを1段取り付け、本や写真をディスプレイ。
事例は本物の木を使ったものですが、横張の板目の壁紙クロスを活用すれば、似たようなインテリアが作れそう。
ベッドの頭側の壁に、ヴィンテージウッドを横張にした例②。
1個前の事例と比較すると、板の高さが低く、濃淡の違いもあまり無いので“のべ~”っとした印象。
好みにもよると思いますが、1個前の板目の方が格好良く感じます。
2-2.レンガ
ホワイトのレンガ壁の前に、ミディアムブラウンの木製ベッドをコーディネートした例。
元々、茶系のレンガなのかな?
ホワイトのペイントが所々薄く、地図のようなシルエットが残ってる。
ホワイトを基調とした、かっこいい寝室を作りたい時に参考にすると良さそうな事例です。
ホワイトのレンガ壁の前に、ホワイトのファブリックベッドをコーディネートした例。
これもホワイトを基調とした寝室ですが、ベッドがロータイプなので、広々とした印象。
レンガ壁以外の壁は、横張板にホワイトのペイントがしてあり、ナイトテーブルやチェストは、ヴィンテージ感のある木を使ったデザインです。
茶系のレンガ壁の前に、黒のパイプベッドをコーディネートした例。
照明器具はインダストリアルデザイン。
この事例も、ナイトテーブルやワードローブは、ヴィンテージ感の木を使った木製です。
赤茶系のレンガ壁の前に、薄いグレーのファブリックベッドをコーディネートした例。
レンガ色と薄いグレーが、こんなに相性が良いなんて…。
レンガ調の壁紙クロスを使うと似たようなインテリアが作れそう。
グレイッシュな茶色&赤系のレンガ壁の前に、黒の木製ベッドを置き、ドアや間仕切り扉の格子も黒にした例。
レンガ×ダークカラーのかっこいいコーディネート。
1個前の事例もおしゃれでしたが、こちらの方が“かっこよさ”が出てる気がします。
2-3.スチール
寝室と他の部屋との間仕切り壁を軽量鉄骨下地で作り、骨組みを半分見せたままにした例。
「まだ工事の途中かしら?」と思ってしまうような、中途半端な壁。
一般的に、壁は軽量鉄骨下地の上に石膏ボードを取り付けて仕上げをするのですが、寝室側は軽量鉄骨下地に半透明の塩ビ波板が張ってあるだけです。
1個前の事例のベッド側の写真。
壁は、ブロックに配線剥き出し状態。
寒々しい雰囲気ですが、とっても個性的です。
壁と床の仕上げに錆びた鉄板を活用し、キャスターのついたインダストリアルデザインのベッドをコーディネートした例。
秘密基地のような、男性の隠れ家のような…。
壁と床に使ってある素材は、縞鋼板です。
寝室のクローゼット扉をスチール製のスライド扉にした例。
シルバーの扉が擦れて傷だらけ…。
室内の扉と言えば、木製が当たり前だと思っていましたが、こんなインテリアの作り方もあるんですね。
2-4.レザー
ベッドのヘッドボードの後ろの壁に、ダークブルーのレザー製パッドを取り付けた例。
高級ホテルみたいな、かっこいい空間。
壁にわざわざレザーを使ったパッドを取り付ける発想は、なかなか出来ませんね。(というより、どこで買えるの?)
薄いブラウンのアクセントクロスを背に、黒のレザーベッドをコーディネートした例。
重厚感たっぷりのベッドがかっこよ過ぎ!!
ベッド自体が革製というだけで、部屋全体がこんなにもおしゃれに見えるんですね。
壁面に凸凹した高級感のあるタイルを張った寝室に、茶色のレザー製ベッドをコーディネートした例。
上から見るとコの字になった、ヘッドボードがかっこいい!!
黒っぽい茶色と赤っぽい茶色を織り交ぜたカラーコーディネートも参考になります。
ヴィンテージ風味の板をシェブロン柄に壁に張った寝室に、茶色のレザー製ベッドをコーディネートした例。
1個前の事例と同じ茶色レザーですが、こちらはデザインがシンプル。
バッファロースカルを壁面に施した、ワイルドっぽさも感じるインテリア例です。
2-5.コンクリート
寝室と廊下の間の壁面のみをコンクリート打ちっぱなしにした例。
他の3面の壁と天井はホワイトの壁紙クロス仕様。
モダンでかっこいい寝室インテリア例です。
ベッドの頭側の壁をコンクリート打ちっぱなしにした寝室例。
天井はホワイトの壁紙クロス×木目。
床には、ダークブラウンのカーペットを敷き詰めて、1個前の事例より重厚感UP。
ベッドをコンクリートに囲まれたニッチ壁にinした例。
腰の高さまで木の板を貼ってヘッドボード風に見せるインテリアの作り方がかっこいい!!
凹んだ壁にベッドがズボっと埋まってる部屋ですが、コンクリート調の壁紙クロスと板を活用すれば、似たようなインテリアが作れそう。
3.チョークボードペイントを活用しよう
カフェッっぽいインテリアの代表格である「黒の壁にホワイトのチョークで文字を書いた壁」は寝室に取り入れることもできます。
「チョークで文字が書ける黒の壁紙クロス」や「チョークで文字が書ける黒のペイント塗料」を使って、寝室の壁を落書きしてみましょう。
ベッドの頭側の壁を真っ黒にして、様々な数式を手描きした例。
何だか賢そうな寝室。
チョークで落書きする文字は、アルファベットと思ってましたが、数式でも全然あり!!
意味のわからなさが、逆に格好良さを生んでいるような気がします。
ベッドの頭側の壁を真っ黒にして、様々な英文を手描きした例。
学校の英語の時間を思い出す…。
文字を消した後が白っぽく残ってますが、これも味の一つかな?
ベッドの頭側の壁を真っ黒にして、英文の詩を書いた例。
教科書のようなカクカクした文字を使って規則正しくペイント。
1個前の事例の落書きっぽい文字を描いた壁よりも、こちらの方がキチンとした印象です。
ベッドの頭側の壁を真っ黒にして、エレガントなフォントでアルファベットを描いた例。
ただ文字を描くのではなく、見た目も考慮。
大きな文字を書く場合は、おしゃれに見えるフォントや格好良く見えるフォントを使った方が良さそう。