インテリアコーディネートを考える時、「洗練されたハイセンスな部屋にしたいな~。」と考えたことはありませんか?
インテリアテイストには、クラシック、モダン、トラディショナル、カントリー、和風など教本に載っているようなメジャーなコーディネートがありますが、前述の“洗練”や“ハイセンス”に相当するのはモダンです。
モダンインテリアは、いわゆるモダン家具(参照:モダン家具ブランド)をレイアウトしたすっきりと生活感がないコーディネートですが、更にカラーコーディネートをモノトーンにしたり、家具の点数を減らすなどすれば、スタイリッシュな印象の濃いインテリアに。
今回は、モダンの中でも、よりハイセンスな印象のスタイリッシュインテリアのコーディネート例を3つのポイントと共に紹介していきましょう。
スタイリッシュインテリア-3つのポイントと厳選31実例-目次
1.簡単!!3ポイントで作るスタイリッシュインテリア
1-1.カラーコーディネートはモノトーンを意識する
スタイリッシュインテリアのカラーコーディネートの基本は、黒・グレー・白を使ったモノトーン。
これらの色でまとめた部屋は、冷たい印象が残ります。
ただし、部屋の広さや間取りに応じて黒の面積の割合を考慮する必要があります。
1-2.ストライプや幾何学模様を活用する
ボーダーやストライプ、幾何学模様は、壁やラグなどの大面積に使うとハイセンスな印象に。
壁紙を張り替えることが可能な方は、モノトーン系の大きめのパターン柄を選ぶとインテリア全体が洗練された印象になります。
ネイビー×オレンジ×グレーのストライプ柄でコーディネートしたダイニングの例。
モノトーン系のコーディネートではありませんが、色ごとにラインの幅が違うので、とってもスタイリッシュ!!
狭い部屋の場合は、この事例のように一面の壁だけを利用して、アクセントクロスを張るのもひとつの方法です。

Vintage Interiors
ホワイトの壁にグレーの三角の模様をコーディネートした子供部屋の例。
この部屋も、壁の一面だけを活用した事例です。
1-3.壁にアートを飾る
アートを使って、スタイリッシュな印象の部屋を作る場合、大きな額を飾るか同じサイズのものを数点横並びに飾ると効果的。
ソファの背面に1×1.5mの大きなアートを飾った例。
グレーのキャンバスに小さな車がポツンと描かれたシンプルなデザインのアートなので、一瞬、窓があるのかと勘違いするくらい。
スタイリッシュインテリアには、非日常な風景を感じさせるものがおすすめです。
アンディーウォーホルのデザイン違いのスケートボードを7個キッチン横の壁にレイアウトした例。
ファッションやアートで有名な人のアイテムを飾るのも一つの方法です。
2.生活感の無さが快適♪スタイリッシュリビングのインテリア実例
黒のソファとグレーのラグのシンプルなリビングのコーディネート例。
黒・グレー・茶色(家具の色)の3色でまとめた飾り気のないインテリアからスタイリッシュさが伝わってきます。
ソファの前にリビングテーブルを置かずに、円形をサイドテーブルを置くことで、開放感を演出する家具のレイアウトの仕方も参考にしたいポイントです。
ダークグレー&黒でまとめたモノトーンのリビングコーディネート例。
ちょっぴりエレガントさも加わった事例かな?
部屋のコーナーの天井から同じデザインのペンダント照明を3灯吊り下げるアイデアがお洒落♪
少し凝ったデザインの照明器具をコーディネートするのも、インテリアをスタイリッシュに見せるポイントです。

Contemporary Living Room
ホワイト&ライトグレーでまとめたリビングのコーディネート例。
ラグのデザインが、とっても素敵♪
温度の低さを感じる薄いブルーをプラスするのもありですね。
ライトグレー&グレーでコーディネートしたリビングの例。
インテリアをスタイリッシュに見せるのに活用すると良いのが、この事例のTVボードのようなフロート家具。
壁面の補強やフロートに対応した家具を選ぶ必要がありますが、床に直置きする家具と比べると、見た目のお洒落さは、数倍UP!!
グレーにオレンジ×ホワイト×黒のラインの入ったラグにホワイトのソファをコーディネートしたリビングの例。
このラグ、素敵過ぎます!!
リビングテーブルにイサム・ノグチが使われてますが、1番最初に紹介した事例のように、リビングテーブル無のレイアウトにすると、もっとスタイリッシュに見えそうな予感。
このラグは既製品ではなく、オーダー品だそうです。
ホワイト&黒のレザーソファに黒のラグをコーディネートしたシンプルなリビングの例。
このラグが単色の黒だと、スタイリッシュな印象が薄くなってしまう気がしませんか?
ラインが入ったラグって、選ぶ時には抵抗があるかもしれませんが、実際に敷いた事例を見ると、インテリアをグンと洗練された雰囲気に格上げしてくれるのが、わかりますね。
ホワイトのレザーソファにホワイトのリビングテーブルをコーディネートした例。
カーテン、ソファ、テーブル、照明器具は全部、白をチョイスして、リビングの真ん中にダークブラウンのカウハイドラグをアクセント的に置いたインテリアは、一人暮らしの狭い部屋でも簡単に真似できそう!!
色を少なくすればするほど、スタイリッシュな印象になるのがわかる事例です。

Contemporary Living Room
ホワイト、グレー、黒でまとめたリビングの例。
1個前の事例と同じく、ホワイト系のソファ+リビングテーブルにカウハイドラグをコーディネートしたシンプルなインテリア。
カウハイドラグって、ファッション的な要素が濃いので、床に置くだけで、スタイリッシュな印象を演出してくれそう!!

Specialists Landmark Group
グレーのラグ、ソファ、リビングテーブルとホワイトの収納家具をコーディネートしたリビングの例。
濃淡グレーを上手に活用した素敵なインテリア事例です。
英字プリントのクッションや英字の本もインテリアをスタイリッシュに見せるのに活躍しそうですね。
幾何学模様のラグを活用したリビングのコーディネート例。
1のポイントで紹介したモノトーンではなく、茶系でまとめたスタイリッシュなインテリア例です。
木を多用したインテリアは、どうしても温もりが前面に出てきて、スタイリッシュとかけ離れたコーディネートになってしまいがちですが、大柄の幾何学のラグを活用することで、冷たい印象をプラス。
タイル床の事例ですが、ダークブラウンやグレー、ホワイトの木質床の部屋でも似合いそう。
ベージュのレザーソファに木の形をしたリビングテーブルをコーディネートした例。
これも茶系を使ったスタイリッシュな例ですが、コーディネートのポイントは、「床を多く見せること」と「白の面積を多くすること」かな?
TVを壁付けにすることで、収納家具が全くない部屋を実現したレイアウトの仕方は、狭いリビングをスタイリッシュに見せたい時に使えそうです。
続いても茶系スタイリッシュのリビングコーディネート例。
これまで紹介してきたモノトーン系コーディネートに比べると、温もり感のあるインテリアですが、ホワイトの腰壁を張るなどして、スマートな印象を演出。
茶系のソファやテーブルを使ってスタイリッシュなインテリアを作りたい時は、この事例のように部屋の周囲(壁、カーテン)をライトグレー系にすると良さそうですね。
ダークグレーのシャギーラグにホワイトのソファをコーディネートしたリビングの例。
ちょっぴりエレガントがプラスされてるかな?
狭い部屋でスタイリッシュなコーディネートをする時は、この事例のようにクリア素材を使った家具(リビングテーブル&サイドテーブル)をチョイスするのも一つの方法ですよ。
続いては、大型ソファを置かずにスタイリッシュにまとめたリビングコーディネートを2つ紹介。
ダークグリーンのラグにダークグリーンの一人用チェアをコーディネートし、ダークブラウンのリビングテーブルをレイアウトするという、これまで紹介してきたモノトーンインテリアとは違いますが、壁の絵の飾り方が参考になります。
ローボードを置かない場合は、この位置にウォールシェルフ(棚板)を取り付けて、事例と同じようにアートを飾る方法も。
3.「食べる」が想像できない!!スタイリッシュダイニングのインテリア実例
「食べる」場所をスタイリッシュに演出するには、冷たさを感じるデザインや素材を使うと効果的。
木製のダイニングテーブルにホワイトのレザー&ステンレスのダイニングチェアをコーディネートした例。
ダイニングテーブルって、ついついセット品で購入してしまいますが、テーブルとチェアは別々に選定すると、こんなにおしゃれな印象に。
円形のガラス製のダイニングテーブルにアクリル素材のダイニングチェアを組み合わせた例。
ホテルライクなインテリアが、とっても素敵♪
ダイニングチェアはIKEAのTobiasです。
ホワイトのダイニングテーブルに赤のダイニングチェアをコーディネートした例。
ダイニングに似つかわしくないカラーコーディネートなのでスタイリッシュに見えますね。
テーブルの上に置いた黒のインテリア雑貨の使い方も、とても参考になります。
木製のダイニングテーブル&ベンチをコーディネートした例。
木を使ったコーディネートなのにおしゃれに見えるのは、直線的な家具(テーブル&ベンチ)だから。
木製家具を使いたい場合は、シルエットに注意してデザインを選ぶようにすると、この事例のような温もりを感じさせないダイニングインテリアが作れそうです。
グレーの天板のダイニングテーブルにイームズチェアをコーディネートした例。
ダイニングテーブルにグレーを使うという発想は、初めてかも!!
1個前の事例とは逆で、デザインに温もりがある場合は、冷たい色を使ったものにするとスタイリッシュなダイニングに。
4.どう見ても仕事が出来る人!!スタイリッシュホームオフィスのインテリア実例
最後は、スタイリッシュなホームオフィスの事例を5つ紹介。
1つの部屋を丸ごと仕事部屋にした例も含まれていますが、部屋の一角にデスクスペースを作る時の参考にも。

Contemporary Home Office
ダークブラウンの木製デスクにダークレッドのレザーチェアを組み合わせた、大人っぽいホームオフィスの例。
デスクチェアと言えば、黒の社長用みたいなデザインを組み合わせがちですが、革(しかも赤系)を使うと、一味違った雰囲気になりますね。
ホワイトの鏡面デスクに黒のレザーチェアを組み合わせた例。
デスク周りのコーディネートも格好良いのですが、私が大注目したのは、黒の鏡面テーブルと白い瓶の組み合わせ方やオープン棚のディスプレイがハイセンス過ぎること!
スタイリッシュな収納をしたい場合に真似してみると良さそうですね。
ホワイトの鏡面デスクにピンクとグリーンのクリア素材のチェアを組み合わせた例。
ダイニングの事例でも紹介したようにクリア素材の家具は、日常的なイメージから遠いので、置いてあるだけでスマートな印象になります。
…という訳で、クリア素材のデスク&チェアのコーディネートを更に2つ紹介。
どちらの事例もホワイトの家具に透明なデスクとチェアを組み合わせた例ですが、“家具を置いてます”という雰囲気ではないので、ファッショナブルです。
[参照元:Houzz Inc]
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