「リビングの明かりがシーリング照明一灯だ。」って人はいませんか?
リビングは、くつろぐ、TVを見る、読書をする、ホームパーティーをするなど、昼夜を問わず多目的に使う場所ですよね。
それ故に、これらのシーンに応じて、明かりも様々に変えた方が断然おしゃれ。
でも、実際は、天井灯の位置が決まっていたり、一か所しかないことが多く、「どうやってリビング照明をレイアウトしたら良いんだろう?」と考えてしまう方も多いのでは?
そこで今回は、リビング照明特集。
特に、現在のリビング照明が、シンプルな蛍光灯一灯だという人の参考になるよう、様々なパターンを紹介していきます。
これらを参考に明かりを自在に操って、インテリアの達人になって下さいね。
リビング照明-選び方ひとつでこんなにお洒落に!厳選照明インテリア-目次
1.リビング照明の選び方の基本
1-1.光をコントロールして1日の明かりに変化をつける
昼と夜では、必要な明るさが違います。
活動的な日中に対して、夜は、くつろぎ感を演出するなど状況に合わせた明かりの調整が必要です。
これまで、一つの照明で過ごしてきたと言う人は、違うタイプの照明や明かりの高さを意識してみましょう。
照明器具で立体的に演出する方法
- 天井(シーリング)
- 目線(テーブルスタンド)
- 足元(フロアスタンド)
の3箇所にそれぞれの照明器具をプラスする。
この3種類の明かりを「天井+足元」「天井+目線」「目線+足元」と言った具合に使い分けることで、朝、日中、夜と時間帯や生活パターンに合わせた光のコントロールができます。
フロアスタンド×2台、オープン棚に丸い照明を1台置いたリビング。
フロアスタンドは光を当てる場所を変えることができるアーム式なので、床、壁、天井など様々な方向を光で演出することができるようになっています。
2.リビング照明-3つの演出例
2-1.スタンド照明をメイン照明にする
天井灯は小さめのもので明るさを抑え、スタンドを多様してメインの照明にする。
スタンドは、光の向きが変えられるもの、上向きの光を補うタイプ、ソファの背後に置いて照らすタイプなどを選べば、昼夜、用途に合わせて光の演出を楽しむことができます。
天井の照明はダウンライトのみ。
フロアスタンド×1台、テーブルスタンド×2台をレイアウトしたリビング。
一人掛けソファの間にあるテーブルスタンドは光の角度を変えることができるタイプになっています。
2-2.レール型の照明器具を使う
照明器具の種類や位置、向き、数を変えることができるレール型の照明器具を利用すれば、生活や用途に応じて、明かりに変化をつけることができます。
特に、照明の位置が1か所しかない場合は、様々な器具を多灯に使うと効果的で便利です。
ライティングレールにスポット照明を5灯取り付けて明かりの方向を演出できるようにしたリビング。
取り付け位置は一か所で、長いアームが3本。
その先に3つの照明器具がついた変わったデザインのシーリング照明。
これらのパターンをふまえ、実際のリビング照明を見て行きましょう。
2-3.シェードを布で留める
既存のシェードの代わりに布でランプを覆って留めつけると、全く違った印象に。
この場合、床置きのスポットライトを壁に向けて設置したり、背が高めのスタンドを併用すれば、部屋に必要な明かるさを補うことができる上に、組み合わせによってイメージの変化も楽しむことができます。
シーリングライトを大きな布で覆ったリビング。
これなら、今ある器具を買い替える必要もなく、簡単にイメージチェンジができますね。
シーリングを布で多い、フロアスタンドにアルコランプを置いたリビング。
モダンな部屋に幻想的な印象を与えていますね。
3.同じリビングでも照明ひとつでこんなに変わる!!具体的なリビング照明実例
3-1.デザイン性の高いシーリングライトを付ける
デザイン性の高いシーリング照明をリビングに取り付けると、部屋に陰影ができてイメージを大幅に変えることができます。
クリスタルを散りばめたようなゴージャスなペンダント照明。
ソファの横にあるキャンドルが幻想的なリビングを演出するのに一役買っています。
シーリング照明:Maskros by IKEA
IKEAの照明でも紹介した綿毛のようなデザインのシーリング照明。
天井に映し出される影がとっても素敵♪
シーリング照明:FILLSTA by IKEA
これもIKEA製品。
何と5000円以内で買えるのです!
シーリング照明:by Interior Deluxe
ステンドグラスのようなカラフルなシェードのシーリング照明。
真っ白な部屋にアクセントになってて素敵です♪
デザイン性の高いシーリングライトに変える時の注意点
下のに届く光が弱いので、スタンドや手元や上向きの光を補って、明るさを確保しましょう。
3-2.デザイン性の高いシーリング照明にフロアスタンドやテーブルスタンドをプラスする
このパターンは夜に天井灯を使わずに、スタンドランプだけで雰囲気を楽しむことができます。
シーリング照明:Zaragoza 3 Light Pendant Red
真っ赤なシェードが印象的なペンダント照明に真っ黒なフロアスタンドをプラスした格好良いリビング。
ソファやリビングテーブルとのコーディネートの仕方が素敵ですね。
シーリング照明:Bling Chandelier by Robert Abbey
シャンデリア風のシーリング照明に真っ白なシェードの大きめのフロアスタンド+シルバーの小さめのフロアスタンド。
くつろぎ、読書、会話など、様々なシーンを光で演出できそうですね。
シーリング照明:Bling Chandelier, Polished Nickel by Robert Abbey
シャンデリア風のシーリング照明にシルバーのフロアスタンドをプラス。
透明感のある上品なリビング空間です。
シャンデリア:BABYLON by VOLTOLINA
フロアスタンド:BAROQUE FLOOR LAMP ART4905
何とゴージャスなリビング!!
クリスタルに紫のコンビがエレガント過ぎます!!
でも、コテコテではなくて程良い加減。
上品なインテリアを目指す方の参考になりそうです。
シーリング照明:Lyndon outdoor floor lamp by Interior Deluxe
テーブルスタンド:Taccia Table Lamp by Lightology
水銀灯みたいなデザインのシーリング照明にスポットライトのようなデザインのテーブルスタンドを組み合わせたリビング。
モノトーンのインテリアをますます素敵に演出してくれそうな照明ですね。
3-3.シンプルなシーリング照明とフロアスタンドを組み合わせる
続いて、何の変哲もない普通のシーリング照明に、違うタイプの照明をプラスして、おしゃれにリビングを演出した事例を4つ。
フロアスタンド:Arco Floor Lamp by Room & Board
リビングテーブルの中心に明かりが掛かるようにフロアスタンドをソファサイドに置いたリビング。
このグニーンと大きなフロアスタンドは一般的に「アルコランプ」と呼ばれているので、同じような雰囲気にしたい方は探してみると良いですよ。
フロアスタンド:Abra Floor Lamp by EQ3
茶色のソファの事例でも紹介したすっきりとした印象のリビング。
フロアスタンドってひっそりと目立たないように置きたくなりますが、海外のインテリアでは、このくらいの大きさのインパクトがあるものをレイアウトしてあることが多いですね。
映画撮影に使われるようなゴールドのフロアスタンドランプ。
これ、アンティークショップで見つけたんだそうですよ。
リビングのコーナーにアンティーク調のフロアスタンドを置いた例。
落ち着きのあるムーディーな雰囲気が素敵ですね♪
3-4.シンプルなシーリング照明にフロアスタンドとテーブルスタンドを組み合わせる
続いて、フロアスタンドに更にテーブルスタンドもプラスした事例を2つ。
それぞれの照明器具のデザインにも注目して見て行きましょう。
シルバーのアルコランプ+黄色&ホワイトのテーブルスタンド。
テーブルスタンドにアクセントカラーを使ったモダンな印象のリビングです。
アルコランプに合わせて、リビングテーブルも金属が使われているデザインをチョイス。
トータルコーディネートがおしゃれ♪
シルバーアルコランプ+アンティーク調のテーブルスタンド。
テーブルスタンドの光が電球色なので、程よい暖かみを感じるリビングになっています。
最近の住宅は、メイン照明にダウンライトで明かりを取るパターンも増えてきています。
そんなお家に別の照明器具をプラスしておしゃれにまとめたリビング事例を3つ。
3-5.ダウンライトにフロアスタンドを組み合わせる
メイン照明:ダウンライト
補助照明:フロアスタンド
フロアスタンドの照明が壁に影を作ってて素敵!!
TVを挟んだ2つの収納にも小さなランプが左右対称に置いてあって、これは、間接照明の役割も。
このようなレイアウトのお部屋に暮らしてる方は、収納の中に照明を置いてみては?
3-6.ダウンライトにテーブルスタンドとフロアスタンドを組み合わせる
照明が光っていないので、わかりにくいかもしれませんが、向かって左側のコーナーにフロアスタンド、右側のソファの横にテーブルスタンドが置いてあります。
このパターンは、一番最初に紹介した、明かりの高さを意識したレイアウト。
天井、目線、足元の3つで様々な光を演出できるようになっています。
黒いアームのアンティーク調のフロアフタンドとテーブルスタンド。
照明器具のデザインを揃えることで、インテリアにまとまりを持たせた事例です。
手前のフロアスタンドは明かりの角度を変えられるので、ソファの後ろにあるアートを照らすことも可能です。
3-7.レール型の器具にスポットライトorペンダント照明を複数提げる
シェードにピンクや紫を使ったチューリップ型のペンダント照明を5灯、天井から吊り下げたリビング。
こんな照明の使い方初めて見たかも(笑)
めちゃくちゃ個性的ですが、家具類とのデザインがマッチしていますね。
ペンダント照明:Pipe Light by Tom Dixon
真っ黒な筒みたいな照明器具を高さを変えて下げたリビング。
何てお洒落なんでしょう!!
でも、TVを見るには邪魔かな(笑)
ペンダント照明:バブルランプ by ジョージネルソン
この器具は、ダイニング照明の事例でも何度か登場しています。
海外インテリアでは、本当によく使われているペンダント照明で、ミッドセンチュリーの代表的な照明器具です。
ペンダント照明:バブルランプ by ジョージネルソン
またもや、バブルランプ!
さっきの事例と同じデザインの照明器具を使ってますが、それぞれの高さが微妙に違います。
この器具って、モダンでもエレガントでも合うので、海外インテリアで人気なのがわかる気がします。
ペンダント照明:Glo Ball Pendant Lamp by FLOS
球体のランプを天井から4つ、高さを変えて吊り下げたパターン。
凄くモダンなリビング!!
でも、このパターンが似合うのは、天井が高いリビングだけのような気がします…。
ライティングレールにスポット照明を5つ取り付けたパターン。
明かりの向きや角度を自由に変えることができるので、部屋の隅を照らして、間接照明的に使うことも可能です。
レール型照明を使わずに、天井から色んな方向に明かりを飛ばすのには、次のような方法も。
最初の方でも紹介した、取り付け位置は一か所で、長いアームが6本ついた蜘蛛の巣のようなデザインのシーリングライト。
2個ほど向きを変えて、壁や天井を照らすと素敵になりそうですね。
リビング照明にも、様々な演出方法があって、少しの工夫でシーンに合った明かりを作れることがわかりましたよね。
映画が好きの我が家のリビングは、「勉強」「くつろぎ」「シアター」など、場面に応じて明かりの色や光る方向を変えられるパナソニックのLED照明に変えたばかりですが、TVボードの両サイドのフロアにデッドスペースがあるので、そこにフロアスタンドを置いて、もっとムーディーにしてみようかな?