rug-curtain

失敗しない初心者向けラグ&カーテンコーディネート6パターン

Tweet about this on TwitterShare on Facebook0Pin on Pinterest0Share on Google+0Share on Tumblr0Print this page

フローリングのお家が増えている昨今、フローリングの上には何も敷かず、そのままにしておく方が空間を広々と見せることができるのですが、汚れや傷の観点から「ラグが欠かせない」と思ってる方も多いでしょう。

そして、もう一点。
お部屋に欠かせないアイテムと言えば、カーテンです。

特に掃き出し窓のあるリビングなどでは、天井から床まで長く伸びるカーテンに床部分を埋め尽くすラグの組み合わせによって、お部屋の印象がガラリと変わります。

「無難な色にして落ち着きのある雰囲気にしたい!!」
「どちらもカラフルにして海外っぽくセンスのある部屋にしたい!!」

など、様々な願望があると思いますが、やみくもに好きな色を組み合わせていたのでは「思ったのと違う」となる可能性大!!

そこで、カラーコーディネートの基本ルールに従った、初心者向けのラグ&カーテンを組み合わせる手法を6つ紹介していきます。

「もっとカラフルに!!」
「もっと冒険したい!!」

という方は、後日紹介する独断と偏見による有彩色同士の組み合わせ例を参考にしてみて下さいね。

Sponsored Link

1.類似色を組み合わせたラグ&カーテンのコーディネート例

類似色のカラーチョイス

同じトーンの中から1色をチョイスし、その両隣にある範囲の色を組み合わせたのがこのパターン。
窓前に3人掛けソファを置いたリビングのカーテン&ラグをこの組み合わせでコーディネートしたのが下の4つの例です。
類似色を組み合わせたラグ&カーテンのコーディネート1

黄色と黄緑。
類似色を組み合わせたラグ&カーテンのコーディネート2

黄色とオレンジ。
類似色を組み合わせたラグ&カーテンのコーディネート3

青と青緑。

類似色を組み合わせたラグ&カーテンのコーディネート4

青と青紫。

いかがですか?
どの組み合わせも、色同士が上手く馴染んでいるのがわかりますね。

この組み合わせは、鮮やかさ(彩度)と明度(明るさ暗さ)が同じなので色が違ってもまとまりよく見えるのが特徴です。

類似色を組み合わせたラグ&カーテン実例

オレンジのカーテンと赤のミニラグをコーディネートした寝室例。

暖色は膨張色なので、暖色色同士を組み合わせた場合、狭く感じる傾向があるのですが、家具類を無機質なグレーにすることで緩和。
ラグの面積も極力小さくして、床面をたっぷり見せてあるのがポイントです。

暗めの黄色のカーテンとオレンジのラグをコーディネートしたリビング例。

どちらもホワイトが混じったパターン柄にして、窮屈な印象を回避。
暖色同士の組み合わせは、日当たりの悪い部屋におすすめです。

黄色のカーテンと黄緑色のラグをコーディネートした寝室例。

明るく元気が出そうな組み合わせなので活力が貰えそう!!
この組み合わせは、太陽や新芽など自然を連想させる色同士なので、木質フローリングのお部屋との相性抜群です。

青紫のカーテンと青のラグをコーディネートした子供部屋の例。

壁が黒いお部屋なのでピンと来ないかもですが、ブルー系同士の組み合わせは落ち着きのあるスッキリとした部屋を演出。
カーテンにストライプ柄を取り入れることで、窓を高く見せる工夫がしてあるのもポイントです。

ターコイズブルーのカーテン(ローマンシェード)にグリーンのラグをコーディネートした寝室の例。

壁もターコイズブルーでペイントしてあるので親近感が沸きにくいですが、この組み合わせは壁が真っ白な部屋でも問題なしです。

緑×ホワイトのパターン柄のカーテンと濃淡ブルーのストライプ柄のラグをコーディネートした子供部屋の例。

1個前の事例のカーテンとラグの色の組み合わせを反対にしたパターン。
壁の一部が青にしてありますが、壁は白にして、この色をクッションで取り入れるのもアリ!!

2.反対色相(補色)を組み合わせたラグ&カーテンのコーディネート例

反対色のカラーチョイス
反対色は、同じトーンの中で180度の反対の位置にある色同士のことです。

全く違う色であっても、赤と青緑、オレンジと青、紫と黄緑など、その2色が反対色相(補色)関係にあれば上手く馴染みます。

反対色相(補色)を組み合わせたラグ&カーテンのコーディネート1

黄色と青紫。

反対色相(補色)を組み合わせたラグ&カーテンのコーディネート2
青とオレンジ。(明度:高)

反対色相(補色)を組み合わせたラグ&カーテンのコーディネート3

青とオレンジ。(明度:低)

反対色相(補色)を組み合わせたラグ&カーテンのコーディネート4

緑と紫。

上の4つの例を見て、「名称と実際の色が違うと感じる」と感じる方も多いかもしれませんが、これはわかりやすく書いたもので、明度や彩度の高低によって赤やピンクに見える場合もあるかも。

反対色相(補色)を組み合わせたラグ&カーテン実例

カーテンを青(水色)、ラグをオレンジ×ホワイトにした反対色コーディネートの仕事部屋例。

「オレンジと水色がこんなに合うなんて知らなかった…」という方もいらっしゃるのでは?
収納家具も水色にペイントしてあり、海とサンゴを連想させる夏っぽいコーディネートです。

緑のカーテンと赤紫のラグをコーディネートした寝室の例。

どちらも明度が高いので文字だけ見ると「?」となってしまいますが、この組み合わせはリビングにも似合いそう!!
緑も赤紫も、暑さ・寒さを感じない色なので、年中快適に過ごせる組み合わせです。

青緑のカーテンと赤の小さな円形ラグをコーディネートした子供部屋の例。

「赤の反対色は青」と思ってる方も多いかもしれませんが、正しくは青緑です。
10色の色相環

小さめのラグなら赤でも暑苦しさや窮屈な印象も少なく、ソファ用クッションにも取り入れることでまとまりのあるインテリアが作れますよ。

青緑のカーテンとピンクのラグをコーディネートした子供部屋の例。

この組み合わせは、上の10色の色相環に白をたくさん足していった(明度を高くした)もの。
春先の草花のような優しい色使いが印象的です。

3.同じ色相で異なるトーンを組み合わせたラグ&カーテンのコーディネート例

同じ色相のカラーチョイス

同じ色相で異なるトーンの組み合わせは、簡単に言えば、好きな色1色を決めて、明度や彩度が異なる組み合わせを作ることです。

同じ色相で異なるトーンを組み合わせたラグ&カーテン1
黄色の異なるトーン。

s同じ色相で異なるトーンを組み合わせたラグ&カーテン2
紫の異なるトーン。

同じ色相で異なるトーンを組み合わせたラグ&カーテン3
緑の異なるトーン。

同じ色相で異なるトーンを組み合わせたラグ&カーテン4
青の異なるトーン。

同じ色調同士の組み合わせなので違和感がなく、好きな色やラッキーカラーを取り入れるのにおすすめのコーディネートです。

同じ色相で異なるトーンを組み合わせたラグ&カーテン実例

暗めの赤のカーテンと白が多く混じった赤のラグをコーディネートしたリビングの例。

「赤のラグ」と聞くと真っ赤なラグを思い浮かべる方も多いかもしれませんが、白が多めだとさほど暑苦しくもない!?
赤を使ったコーディネートをする時は、燃えるような赤ではなく、ダークレッドや真紅を活用すると重厚感のあるおしゃれなインテリアを演出できそうですね。

オレンジ

ダークなオレンジのカーテン(ローマンシェード)にビビッドなオレンジのラグをコーディネートしたリビングの例。

真っ白な壁に囲まれた部屋にオレンジのパリっとした色が映えてる!
夏、暑く感じてエアコンをガンガンにしそうな気がしなくもないですが、ベージュのソファとの相性も抜群です。

ピンク

薄いピンクのカーテンと白に近いピンクのラグをコーディネートした子供部屋の例。

赤ちゃん用の部屋なので、リビングの参考にするには難しいかもしれませんが優しい色使い!!
黒の家具とコーディネートしてありますが、ダークブラウンや明るい茶色でも合いそうですね。

コーラルピンクのカーテンにベビーピンクのラグをコーディネートした子供部屋の例。

これも赤ちゃんのお部屋の例ですが、ホワイトの家具に似合ってる!!
可愛い雰囲気のリビングにしたい時に参考にすると良さそうな事例です。

赤紫

ダークな赤紫のカーテンに薄い赤紫のラグをコーディネートした寝室の例。

壁や家具の色がド・ピンクなので派手派手しい印象ですが、壁や家具がホワイトなら、エレガントな内装になりそう!
赤紫のカーテンって真っ先に選ぶ人は少ないと思いますが、こうやって事例を見ると思ってるほど奇抜ではないと思いませんか?

薄い紫のカーテンにラベンダー色のラグをコーディネートした寝室の例。

この組み合わせ、とってもエレガント!!
濃淡紫にライトグレーをプラスすると嫌味のない上品なコーディネートになります。

暗めの紫のカーテンに白っぽい紫のラグをコーディネートした子供部屋の例。

紫をインテリアに取り入れるのって勇気が要るかもしれませんが、実は、上品に見せたい時に積極的に使いたい色でもあるんです。
この事例のように白の家具と組み合わせると、フェミニンな印象にも。

暗めの黄色のカーテンに明るい黄色のラグをコーディネートした子供部屋の例。

黒のフローリングのダークなイメージをパッと明るくするラグの使い方にセンスあり!!
黒×黄色は相性の良い組み合わせなので「黒いフローリングの暗い印象が嫌だ。」という場合は参考にすると良さそう。

明るい黄色のカーテンに、白が混じった黄色のラグをコーディネートした子供部屋の例。

このカーテン素敵!!
輝くようなブライトトーンの黄色は、目に入るだけで気分が明るくなりますね。

ちょっぴり暗めの黄色のカーテンに薄い黄色のラグをコーディネートしたリビングの例。

「カーテンにはっきりした色を使うのってどうなのかしら?」と思ってましたが、この事例を見る限り薄い色よりもおしゃれに感じます。
1個前のブライトトーンの黄色に比べると、こちらの方が落ち着いた部屋に見えるかな?

暗めの黄緑のカーテンに、黄緑のシャギーラグをコーディネートしたダイニングの例。

まるで自然の中にいるみたい!!
コンクリート打ちっぱなしの壁のダイニングですが、白の壁のダイニングなら清潔感も出そうな予感。

真っ青なラグと水色のカーテンをコーディネートしたダイニングの例。

天井まで水色ですが、清潔感と広さを感じる素敵な組み合わせ。
カーテン&ラグの色を取り入れたストライプチェアをダイニングチェアとして活用してあるところにも注目です。

4.異なる色相で同じトーンを組み合わせたラグ&カーテンのコーディネート例

同じトーンのカラーチョイス

異なる色相で同じトーンの組み合わせは、“ペールカラー”“ビビッドカラー”など明度と彩度が同じ位置にある色同士の組み合わせです。

異なる色相で同じトーンを組み合わせたラグ&カーテン1

異なる色相で同じトーンを組み合わせたラグ&カーテン2

異なる色相で同じトーンを組み合わせたラグ&カーテン3

1項目目で紹介した類似色とは異なり、隣同士にない色の組み合わせでも、明度と彩度を同じにすることで統一感を出すことができます。

異なる色相で同じトーンを組み合わせたラグ&カーテン実例

ピンクのカーテンに水色のラグを組み合わせたリビングの例。

ファミリー住まいで、この組み合わせは派手かな?
若い世代なら活気のある部屋になりそう。

ピンク&水色に、アクセントカラーで明るいイエローをプラスするセンスの良さにも注目です。

暗めの赤紫のカーテンに黄土色のラグをコーディネートしたダイニングの例。

こんな色の組み合わせ方、考えたことも無かった!!
茶系(黄系?)と赤紫が、こんなに相性が良いなんて…。

インテリアカラーの部屋への影響について知りたい方は下記のトピックを参考に。

5.無彩色を組み合わせたラグ&カーテンのコーディネート例

無彩色のカラーチョイス

無彩色とは、黒・グレー・白のこと。
いわゆるモノトーンカラーと言われるものを組み合わせるのがこのパターン。

彩度が無いので組み合わせがしやすいですが、組み合わせ方によっては無機質で寂しい印象になってしまいがちです。

狭いお部屋では、ホワイトや明るめのグレーを使うようにすれば、圧迫感が少なめになります。

無彩色を組み合わせたラグ&カーテン実例

濃淡グレーのカーテン&ラグをコーディネートしたリビングの例。

フローリング以外は全部無彩色!!
ソファがグレー、家具が黒の完全モノトーンコーディネートなので、どこか寂しい印象も。

ダークグレーのカーテンにカーテンより明るめのグレーのラグをコーディネートしたリビングの例。

黒っぽく見える部分が多いので、どこか窮屈な印象も。
狭い部屋で真似すると居心地が悪く感じてしまうかも…。

暗めのグレーのカーテンに明るいグレーのラグをコーディネートしたリビングの例。

1個前の事例よりもグレーが明るいのでちょっぴり開放感がUP。
カーテンだけ眺めていると、黒っぽいグレーを選んでしまいがちになりますが、グレーの明るさは下の事例のように、カーテン>ラグにした方がくつろぎやすい気がします。

明るいグレーのカーテンに暗めのグレーのラグをコーディネートしたリビングの例。

いかがですか?
部屋の広さは別にして、1個前の事例より開放感があると思いませんか?

6.無彩色と有彩色を組み合わせたラグ&カーテンのコーディネート例

無彩色+有彩色のカラーチョイス

黒・グレー・ホワイトの無彩色と赤や黄色などの有彩色を組み合わせたのがこのパターン。
無彩色同士の組み合わせよりも華やかな印象を作りやすく、メリハリの効いたインテリアにするのにおすすめです。

無彩色と有彩色を組み合わせたラグ&カーテン実例

暗めのブルーのカーテンとグレーのラグをコーディネートした寝室の例。

ダブルベッドがドーンと部屋の中心にありますが、カーテン&ラグの組み合わせはリビングにも合いそう!!

黄色のカーテンとグレーのラグをコーディネートしたダイニングの例。

会話が弾みそうなインテリア!!
はっきり&暗めの黄色ですが、ペールイエローでも合いそうな予感です。

ピンクのカーテンとライトグレーのラグをコーディネートしたリビングの例。

「ピンクのカーテンの部屋は若者向き」と勝手に思ってましたが、これは大人っぽい!!
可愛い雰囲気になり過ぎないようにするためには、グレイッシュトーンを積極的に使うと良さそうですね。

ダークグレーのカーテンに、鮮やかな青のラグをコーディネートしたリビングの例。

「カーテンが暗すぎるかな?」とも思いますが、落ち着いて過ごすならこれくらい暗いのもあり!?
「大型TVで映画を見る機会が多い。」と言う方が参考にすると良さそうな事例です。

ライトグレーのカーテンに赤紫のラグをコーディネートした寝室の例。

この事例を見て「今すぐカーテンとラグを取り替えたい!!」と思った私。
ハイセンスなカーテン&ラグの組み合わせ方に、思わずため息です。

Tweet about this on TwitterShare on Facebook0Pin on Pinterest0Share on Google+0Share on Tumblr0Print this page
同じ部屋の他の記事も読んでみる
Sponsored Link
インテリアコーディネート術に戻る

PAGE TOP