限られた部屋数の家の中で、寝室に書斎を作りたいという場合、
メリットは、
- 寝ると仕事または勉強するという2つの違う生活習慣を1つの部屋で賄える
- 仕事後部屋を移動することなく寝床に入れる
などあります。
しかしながら、寝室の一角に書斎を作れるかどうかは、部屋そのものの広さだけでなく、ベッドの大きさやレイアウトの仕方で違ってきます。
4畳半、6畳、8畳、それぞれの寝室に
- シングルベッド
- セミダブルベッド
- ダブルベッド
- クイーンサイズベッド
- キングサイズベッド
を置き、残りのスペースに書斎をレイアウトした参考に記載しますので、参考にしてみて下さいね。
※このページで紹介しているデスクは、幅80cm 奥行き40cmの最低寸法で計算しています。
※チェアを含めたデスクの奥行きは、チェアを引く寸法を加えた115cmで計算しています。
寝室に書斎2つのレイアウト-目次
1.書斎(デスク)に必要な寸法の考え方
寝室に書斎を作る場合「デスクの奥行きは浅く、椅子を組み合わせるだけでOK。」そう思いがちですが、椅子に座ったり、椅子の後ろを人が通ることも想定しておく必要があります。
- チェアに腰かける場合、チェアの後ろはデスクの前から60cm。
- チェアに腰かけてる人の後ろを正面を向いて人が通る場合は通路スペースとして90cmプラス。
- チェアの立ち座りには75cm。
家具寸法以外に“人が動く寸法”も考慮しておきましょう。
2.ベッドと平行に書斎を作る
「ベッドと平行に書斎を作る」とは、ベッドの長手とデスクや本棚を平行に並べる方法です。
つまり、部屋の端からベッド+通路+デスク・本棚の形。
景色が見える窓に向かって書斎を作る下記のパターンや
壁面を使ってデスク+本棚の書斎を作ったり
収納の隣にある空きスペースを書斎にするパターンなどがあります。
また、ベッドと書斎を平行にレイアウトする場合、ベッドとデスクまでの距離が十分に取れる場合は、デスクをLに曲げて、L型の書斎にすることも可能です。
2-1.【4畳半】でベッドと書斎を平行に作った場合のベッド&デスク寸法例
4畳半の寝室は正方形なので、壁の長さはどの面も同じです。(一般的には270cm前後)
収納扉やドア開口を避けてデスク&本棚を組み合わせた書斎を作りましょう。
また、4畳半の寝室でベッドと書斎を平行に作る場合、ベッドサイズがダブル以上になると、残りスペースが約110cmほどとなり、椅子を充分に引くスペースを確保することができませんので注意しましょう。
参考シングルベッドサイズ(フレーム込):幅110cm 長さ220cm
参考セミダブルベッドサイズ(フレーム込):幅140cm 長さ220cm
参考ダブルベッドサイズ(フレーム込):幅160cm 長さ220cm
参考クイーンベッドサイズ(フレーム込):幅180cm 長さ220cm
参考キングベッドサイズ(フレーム込):幅200cm 長さ220cm
2-2.【6畳】でベッドと書斎を平行に作った場合のベッド&デスク寸法例
6畳の寝室は、270cm×360cmの長方形。(※一般的な大きさの場合)
短い方の壁に寄せてベッドを置き、反対側の壁面に書斎(デスクや本棚)を作ると、残りのスペースがたっぷり取れるのでクイーンやキングサイズのベッドも設置可能です。
参考シングルベッドサイズ(フレーム込):幅110cm 長さ220cm
通路スペースが空きすぎるという場合は、ベッドを中央に寄せることも可能。
参考セミダブルベッドサイズ(フレーム込):幅140cm 長さ220cm
参考ダブルベッドサイズ(フレーム込):幅160cm 長さ220cm
参考クイーンベッドサイズ(フレーム込):幅180cm 長さ220cm
参考キングベッドサイズ(フレーム込):幅200cm 長さ220cm
2-3.【8畳】でベッドと書斎を平行に作った場合のベッド&デスク寸法例
8畳の寝室は、360cm×360cmの長方形。(※一般的な大きさの場合)
どちらの面にベッドを置いても問題が無く、残りのスペースがたっぷり取れるのでクイーンやキングサイズのベッドも設置可能です。
参考シングルベッドサイズ(フレーム込):幅110cm 長さ220cm
参考セミダブルベッドサイズ(フレーム込):幅140cm 長さ220cm
参考ダブルベッドサイズ(フレーム込):幅160cm 長さ220cm
参考クイーンベッドサイズ(フレーム込):幅180cm 長さ220cm
参考キングベッドサイズ(フレーム込):幅200cm 長さ220cm
3.ベッドの足元に書斎を作る
「ベッドの足元に書斎」を作るは、ベッドの長さ方向の足元に書斎が来るパターン。
つまり、ベッドと書斎は鉛直方向の関係になります。
3-1.【4畳半】でベッドの足元に書斎を作った場合のベッド&デスク寸法例
4畳の寝室は正方形なので、壁の長さはどの面も同じです。(一般的に270cm前後)
その為、シングル、セミダブル、ダブルサイズのベッドを置いた場合は、どの場合も残り寸法が約50cm程度となります。
「奥行40cmのデスクなら置けるのでは?」と思ってしまいますが、デスクに必要なのは、デスクの奥行き+座るスペースや椅子を後ろに引くスペースです。
最低でも115cmは必要なので、4畳半の寝室の足元にデスクを置くのは無理ということになります。
※幅が狭いシングルベッドやセミダブルの場合は、デスクとベッドの位置をずらすことで、足元に書斎を作ることが可能。
参考シングルベッドサイズ(フレーム込):幅110cm 長さ220cm
参考セミダブルベッドサイズ(フレーム込):幅140cm 長さ220cm
参考ダブルベッドサイズ(フレーム込):幅160cm 長さ220cm
参考クイーンベッド(フレーム込)サイズ:幅180cm 長さ220cm
参考キングベッド(フレーム込)サイズ:幅180cm 長さ220cm
3-2.【6畳】でベッドの足元に書斎を作った場合のベッド&デスク寸法例
6畳の寝室は、270cm×360cmの長方形。(※一般的な大きさの場合)
6畳の寝室の足元に書斎を作る場合は、360cmの方向に長手が来るようにベッドをレイアウトします。
ベッドのサイズが違っても、残りのスペースは約140cm。
椅子を引くスペースを含めた115cmが確保できます。
参考ベッドサイズ(フレーム込):シングル 幅110cm 長さ220cm/セミダブル 幅140cm 長さ220cm/ダブル 幅180cm 長さ220cm/クイーン 幅180cm 長さ220cm/キング 幅200cm 長さ220cm
3-3.【8畳】でベッドの足元に書斎を作った場合のベッド&デスク寸法例
8畳の寝室は、360cm×360cmの長方形。(※一般的な大きさの場合)
8畳の寝室の足元に書斎を作る場合は、どちらの壁にベッドをレイアウトしても残りのスペースは同じです。
ベッドのサイズが違っても、残りのスペースは約140cm。
椅子を引くスペースを含めた115cmが確保できます。
参考ベッドサイズ(フレーム込):シングル 幅110cm 長さ220cm/セミダブル 幅140cm 長さ220cm/ダブル 幅180cm 長さ220cm/クイーン 幅180cm 長さ220cm/キング 幅200cm 長さ220cm
8畳くらいの広い寝室になるとデスクをL型にレイアウトして、L型書斎も可能です。
デスクの背中側にベッドではなく、デスクをベッドの方に向けたレイアウトにすれば、開放感がUP!
ただし、この場合、壁面が無い為、大きな収納(本棚)は設置できません。